「悪戦苦闘」の意味と語源!使い方の例文、英語・類義語表現をご紹介

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先日、子猫を飼うことになりました。ここからが試練のときです。

可愛いのは当たり前ですが、可愛いだけでは済まなかったのがトイレの問題。

猫は、決められた場所で用を足す動物なので「最初が肝心!」と早速しつけを開始しましたが…。

相手もなかなかの頑固者で、いろいろ試したり挫折しそういなりつつも最後はトイレのしつけに成功しました。

この記事では、「悪戦苦闘」の意味や語源、英語や類義語表現や例文を用いた使い方をご紹介していきます。

 

 

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「悪戦苦闘」の意味と語源

 

「悪戦苦闘」の意味

 

それでは「悪戦苦闘」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「悪戦苦闘」は「あくせんくとう」と読みます。漢字の並び方を見ただけでも大変そうな物事を表現しているのがわかりますね。

「悪戦苦闘」とは、「困難なことを乗り越えようと必死に頑張ること」という意味です。

生きていると困難なことが多々あります。それは容易に解決できるものではないことも。

だからこそ「悪戦苦闘」という四字熟語を耳にすることがよくありますね。

 

「悪戦苦闘」の語源

 

続いて、「悪戦苦闘」の語源についてご紹介します。

・「悪戦」・・・「不利な戦い」という意味
・「苦闘」・・・「苦しみながら戦う」という意味

「悪」と言えば、「悪い」とも言います。

「悪い状況の戦い」が「悪戦」であり「苦闘」も「苦しい状況で闘う」という意味から強調して、強い相手との苦しい戦いを表した四字熟語になっています。

故事といったものではなく、熟語を重ね合わせてできた四字熟語です。

 

 

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「悪戦苦闘」の英語表現と類義語

 

「悪戦苦闘」の英語表現

 

では、「悪戦苦闘」の英語表現をご紹介します。

  • Hard fight(悪戦苦闘)
  • to be hard pressed(悪戦苦闘)
  • struggle(悪戦苦闘)

 

【例文】

  • He modified the car and of the struggle.(彼は悪戦苦闘の末、車を改造した。)

 

「struggle」とは、「もがく、あがく」という意味があります。

「悪戦苦闘」とは「苦労の末」という意味でもあるので、もがいたりあがいたりしている状況と同じ「struggle」は「悪戦苦闘」の英語訳と言えますね。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

「悪戦苦闘」の類義語

 

次に、「悪戦苦闘」の類義語をご紹介します。

  • 四苦八苦(しくはっく)
  • 苦心惨憺(くしんさんたん)

 

「四苦八苦」も「苦心惨憺」も、苦しみや辛さが幅広く続いているという意味で、「悪戦苦闘」の類義語となります。

苦しいことが続くのは嬉しいことではないですが、苦労しないと人間は成長しないのも理解できます。

「四苦八苦」「苦心惨憺」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「四苦八苦」の意味や仏教による由来!使い方の例文と類語の四字熟語3つをご紹介!

「苦心惨憺」とはどんな意味?英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介!

 

 

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「悪戦苦闘」の使い方

 

それでは、「悪戦苦闘」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「悪戦苦闘したが、ようやく完成した。」
  2. 「彼女は育児に悪戦苦闘しつつも、幸せな日々を送っています。」
  3. 「父は悪戦苦闘の末に、この作品を完成させた。」
  4. 「この問題に悪戦苦闘して、最後まで問題を解くことができなかった。」
  5. 「悪戦苦闘しながら、やっとここまでたどり着きました。」

 

苦労した時に使われる四字熟語ですが、その結果良くなっているケースが多いのでネガティブな言葉ではありませんね。

「悪戦苦闘の末」「悪戦苦闘しながら」と、進行形や過去形を使うことが例文を見てもわかります。

 

 

まとめ:「悪戦苦闘」は苦しみを乗り越えた時に大きくなれること

以上、「悪戦苦闘」について、ご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 あくせんくとう
意味 困難なことを乗り越えようと必死に頑張ること
語源 「悪戦」=「不利な戦い」
「苦闘」=「苦しみながら戦う」
英語表現 ・Hard fight(苦戦)
・to be hard pressed(強く押される)
・struggle(闘争)
類義語 ・四苦八苦(しくはっく)
・苦心惨憺(くしんさんたん)

 

ここまで、「悪戦苦闘」について見てきました。

「悪戦苦闘」することは誰も好んでしたいことではありませんね。しかし、生きていれば苦しいこと悲しいことはあります。

何もないのは逆につまらないのかもしれません。

「悪戦苦闘」したからこそ、楽しいことや嬉しいことも倍層するのでしょう。

猫のしつけでもそうでしたが、初めてしつけに成功した時の嬉しさは忘れることはできません。

「悪戦苦闘」しているなら、その先には何倍もの楽しみが待っていることを考えて乗り越えていきましょう。

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