「暴虎馮河」の意味や由来を解説。例文による使い方や英語・類語表現について

あなたは、テレビ番組などで火の中に飛び込んでいく人や針の筵(むしろ)のようなものを歩く人などを観たことがありませんか?
もちろんそれらにはトリックがあるのですが、実際に危険だとわかるようなことに飛び込んでいく人がいます。
人は考えて行動するものですが、血気盛んな人の中には後先を考えず行動して周囲を慌てさせます。
この記事では「暴虎馮河」の意味や語源、英語・類義語表現や例文を用いての使い方をご紹介していきます。

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「暴虎馮河」の意味は?語源は?

「暴虎馮河」のいう言葉をあまり見ることはないですね。
難しい文字が並ぶ四字熟語なので読み方も難しく感じますが、「暴虎馮河」は「ぼうこひょうが」と読みます。
四字熟語は故事が由来のものが多いので音読みで読むものが多いのも特徴です。

「暴虎馮河」の意味は?

「暴虎馮河」の意味は「虎を素手で打とうとしたり、黄河を歩いて渡ろうとするような行い」という意味です。
意味からもわかりますが、自分の力量や後先を考えず血気にまかせた命知らずな行動であることがわかります。

「暴虎馮河」の語源は?

  • 「暴虎」・・・「虎を素手でたたくこと」という意味
  • 「馮河」・・・「大河を歩いて渡る」という意味

「暴虎馮河」とは、中国・春秋時代の思想家・孔子の言行録である「論語」に記載されている記述の「暴虎馮河、死而無悔者、吾不与也。」が由来です。
日本語に訳すと「虎に素手で立ち向かったり、準備もせずに黄河を渡ろうとして、死んでも後悔しないような者とはわたしは行動を一緒にしない。」となります。
この意味からもわかるように、古代より命を粗末にする行動の浅はかなことが読まれているメッセージ性のある四字熟語ですね。

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「暴虎馮河」の英語と類義語の表現

「暴虎馮河」の英語、類義語にはどのようなものがあるのかみていきましょう。

「暴虎馮河」の英語表記

「暴虎馮河」の英語には下記のようなものがあります。

  • foolhardy courage

【例文】

  • He is famous for foolhardy courage personality.(彼は暴虎馮河な性格で有名です。)

古代中国の言葉ですので、直訳すると意味としては通じないとこともあります。
「foolhardy」は「向こうみずな、無謀な」という意味で「courage」は「度胸、勇敢」という意味です。二つの英語を合わせることで「暴虎馮河」の意味になりますね。

「暴虎馮河」の類義語

次に「暴虎馮河」の類義語にはどのようなものがるのかみていきましょう。

  • 無鉄砲(むてっぽう)
  • 直情径行(ちょくじょうけいこう)
  • 猪突猛進(ちょとつもうしん)

考えることなく行動してしまう意味での類義語には上記のようなものがあります。真っ直ぐに突き進むことが決して悪いことではないのですが、「無鉄砲」「暴虎馮河」は悪い意味で使われることが多い中で「猪突猛進」は良い意味でも使われるのが言葉の不思議ですね。

 

「暴虎馮河」の使い方

それでは「暴虎馮河」の使い方にはどのようなものがあるのか例文を見ていきます。

【例文】

  1. 「勉強もしないで株で儲けようとするのは暴虎馮河で、大損しますよ。」
  2. 「小さな子どもじゃないんだから暴虎馮河は慎みましょう。」
  3. 「犯人は逃げ場をなくして3階から飛びおりるという暴虎馮河な行動に出た。」
  4. 「こんな暴風雨の中で仕事をするのは暴虎馮河だ。」
  5. 「先生に直談判するなんで暴虎馮河だよ。」

「暴虎馮河」な言動は、周囲の人を戸惑わせることが多いことが例文からもわかります。
「思い立ったら即行動!」も結果として良くなることがありますが、ほとんどは考えなしで動ぐと後悔してしまうことがあります。
しかし危険な場面において、とっさにでた行動などに「暴虎馮河」と表現するのは違う感じがするのも言葉の意味の深さですね。

 

例えることで誰もが理解できる教え

ここまで「暴虎馮河」について解説してきました。
人にはそれぞれの考えがあります。同じ行動に対しても「無謀だ」と思う人と「それくらい大丈夫」と思う人がいます。
だからこそ、全ての人がわかりやすい例えとして「虎を素手でたたくようなもの」など孔子は、万人に理解できる表現で「暴虎馮河」をいう四字熟語を残してくれたのではないでしょうか。

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