「知行合一」の意味と由来をわかりやすく解説!使い方の例文も5つご紹介!

人間という生き物には、それぞれに個性があり、好みや嗜好もさまざまであることは当たり前のことですよね。
学問が好きな人もいれば、スポーツが好きな人もいます。
学問は頭だけを使い、スポーツは身体だけを使う、というイメージがありますが、よくよく考えると本当にそうだといえるでしょうか。
学問であれば、ある定義を真に理解するために実験や観察という行動をしますし、スポーツであれば、勝つために戦略を考えたり、身体のメカニズムや効率的な作戦などの知識を駆使しますよね。
いくら知識が豊富でも、それを実際に行動に移したり、実際に見たり聞いたり、自分で経験したりしないと真に理解したとは言えません。また反対に、いくら行動力があったとしてもよりその行動を有意義なものにするには知識だって必要ですよね。
このようなことをまさに表現したのが「知行合一」という四字熟語です。
この記事では「知行合一」の意味や語源、英語・類義語表現や例文による使い方をご紹介します。

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「知行合一」の意味や語源

まずは「知行合一」の基礎知識からしっかりと押さえていきましょう。
知れば知るほど理解が深まりますよ。

「知行合一」の意味

まずは読み方ですが、「知行合一」は「ちこうごういつ」と読みます。
ただし、時に「知行」を「ちぎょう」という場合もあります。どちらも正しい読み方なので2つ覚えておくと良いですね。
「知行合一」とは、「知識を備えていることと、実際にその事柄を行動したり実践したりすることの両方を成し遂げて初めて本当の知を手に入れたことになる」という意味です。
つまり「ただ知っているだけ」「ただやったことがあるだけ」では、真の「知識」とは言えず知識と行動はまさに一体であるということなのです。
ではこの意味は、一体どこから生まれたものなのでしょうか。

「知行合一」の語源

「知行合一」が生まれたのは、陽明学の学説のひとつ「伝習録」だとされています。

この中に「知行合一説」という部分があり、これが省略されて「知行合一」という四字熟語が生まれたとされているのです。
「知行合一説」が生まれたきっかけは、この説が生まれる前に「まず知識を先につけ、実践は後から積むべきだ」という教えが出回ったからでした。
この教えに反して、「知行合一」の意味である「知ることと実践することのどちらも身に着けることこそ、真の知識に必要なことだ」という教えが生まれたのです。

古の中国から生まれた四字熟語が現代まで根強く残っているなんて、凄いことですよね。

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「知行合一」の英語・類義語

「知識を付ける」ということについて斬新な切り口で説を説いている「知行合一」ですが、英語での表現や類義語にもいくつか種類があります。

「知行合一」の英語表現

【例文】

  • awareness comes only through practice
  • true knowledge is construct by “knowing” and “experiense”

どちらの例文も「ただ知っているだけではなく、実際に自分の身で経験することで真に「自分に身についた」ということになる証拠である」という意味です。
「awareness」という単語は「気づき」という意味で、「practise」という意味は通常「練習すること」という意味で使われることが多いですが、ここでは「実践すること」と理解した方が意味がしっくりきますね。

「知行合一」の類義語

私たちに大切なことを教えてくれる「知行合一」という四字熟語ですが、類義語には以下のような四字熟語があります。

  • 知行一致(ちぎょういっち)

「知行一致」とは、「知識と行為は一体にあり、本当知識は実践があってのもの」という意味です。
「実際の知識は、行動が伴ってこそのもの」という点では、「知行合一」とほぼ同じ意味ですね。

こちらの四字熟語は、「知行合一」の類義語というよりも同義語ですね。

 

「知行合一」の使い方

「知行合一」という言葉を実際に使う場合、以下の例文を参考にしてみてください。

【例文】

  1. 「彼女が品行方正なのは、常に知行合一を心がけているからだろう」
  2. 「彼はいつも雄弁に語るけれど、何となく言葉に深みがない。きっと物事を知っているだけで知行合一にまでいたっていないのだろう」
  3. 「最近転職してきた彼は、いつも知行合一を体現しているので教えがいがあるぞ。」
  4. 「この公式を覚えるには、ひたすらこの類の問題を解くことだ。知行合一によってより理解が深まる。」
  5. 「私の座右の銘は知行合一です。頭でっかちなのではなく、真の理解を求めて日々頑張っています。」

基本的な使い方としては「知行合一」単独での名詞として使います。
座右の銘として使われることの多い「知行合一」ですが、実力のある人を評価する時や褒めたたえる時には相応しい四字熟語と言えますね。

例文1にある「品行方正」という四字熟語については、こちらの記事をご覧ください。

 

四字熟語を実際に使うことで「知行合一」であろう

物事を知るためには、「自分で実践したり経験を積んだりしないといけない」ということがわかりましたね。
これは四字熟語を真に理解する、ということにも同じことが言えます。
ただ単に四字熟語の字面や読み方を覚えるだけではなく、しっかりと意味を把握した上で自分が日常的に使ってみたり、また四字熟語を通して知った教えを実践してみることによって、その四字熟語を本当に理解した、といえるようになるのではないでしょうか。
是非色々な四字熟語を使って、「知行合一」でありましょう。

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