「比翼連理」の意味や由来とは?使い方の例文と英語・類語表現

あなたは「比翼連理」という言葉をご存じでしょうか?
日常的にはあまり使われない言葉なので、知らない方もいらっしゃると思います。知らない四字熟語も漢字から意味を予測できることがありますが、「比翼連理」は見当がつきにくいとですね。男女仲がとてもいい様子を表す言葉なので、結婚式のスピーチなんかで耳にすることがあるかもしれません。
この記事では「比翼連理」の意味や語源、英語・類義語表現や例文による使い方をご紹介します。

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「比翼連理」の意味と語源

はじめに意味と語源をご紹介していきます。

「比翼連理」の意味

先に正しい読み方を確認しましょう。
全て音読みで「ひよくれんり」と読みます。漢検4級レベルになります。
続いて意味をみてみましょう。
「比翼連理」とは「男女の深い契りのたとえ。愛情の深く仲のよい夫婦のたとえ」という意味になります。
とても素敵な言葉だと思いませんか?冒頭でも申した通り漢字からは予測しにくい意味ですね。

「比翼連理」の語源

それでは語源を見てみましょう。

由来は中国の詩人白居易が著した漢詩「長恨歌(ちょうごんか)」の一節から来ています。

  • 「天に在りては願はくは比翼の鳥と作(な)り、地に在りては願はくは連理の枝と為(な)らん」
  • 「天に居るなら比翼の鳥となり、地に居るなら連理の枝となる」という訳になります。

もっと簡単に言うと「天に居ても地にいても二人は一緒にいるだろう」という意味で、玄宗皇帝が楊貴妃に愛を詠った詩です。
そうなると今度は「比翼の鳥」と「連理の枝」の意味とは何か疑問ですね。
「比翼の鳥」とは、雄には左目と左の翼しかなく、雌には右目と右の翼しかないため空を飛ぶ際は必ず雄と雌が対にならないと飛べないという、中国で昔から知られている空想上の鳥のことです。転じて、非常に仲のいい男女を表現する言葉となりました。
「連理の枝」とは中国の昔の小説の話が由来の言葉になります。
「連理の枝」のあらすじは、仲睦まじい夫婦の夫人が宋国の大臣に気に入られてしまい夫婦は離れ離れにされてしまいました。夫も夫人もそれぞれ命を絶ってしまいましたが、大臣は二人を引き裂いたままにしたくて別々のお墓に葬ったのに互いのお墓から木が生え、枝が伸びつながった。というお話です。
「比翼連理」とはこの「比翼の鳥」と「連理の枝」を合わせて男女の愛を表現した四字熟語になります。

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「比翼連理」の英語と類義語

続いて英語表現と類義語についてご紹介していきます。

「比翼連理」の英語

中国由来のこの言葉を英語に訳すとどうなるでしょう。

  • They took a vow eternal love(彼らは永遠の愛を誓った)
  • happily married couple(おしどり夫婦)
  • love bird(おしどり夫婦・おしどりカップル)

全く同じ表現がないので、上記のような表現が一番近い英訳になります。
「vow」とは誓いという意味で、「marital vows」は「結婚の誓い」という言葉になります。「比翼連理」と全くイコールではありませんが、場面によって使い分けていただければと思います。

「比翼連理」の類義語

類義語をいくつかみてみましょう。

  • 偕老同穴(かいろうどうけつ)
  • 琴瑟調和(きんしつちょうわ)
  • 形影一如(けいえいいちにょ)
  • 合歓綢繆(ごうかんちゅうびゅう)

偕老同穴とは「生きてはともに老い、同じ墓に葬られること。夫婦の契りが堅く、長く仲睦まじいことのたとえ」、琴瑟調和とは「琴と琴との音が調和すること。夫婦・親子・兄弟・友人などの仲がよいことのたとえ」、形影一如とは「夫婦などが、むつまじくいつも一緒にいること」、合歓綢繆とは「男女がむつみ合うこと。夫婦仲が非常によいこと」という意味になります。
全て夫婦仲が良いという意味になり、「比翼連理」と非常に似た意味になります。

ちなみに、「偕老同穴についてはこちらの記事をご覧ください。

「比翼連理」の使い方

最後に使い方について例文でご紹介していきます。

【例文】

  1. 「その夫婦の比翼連理ぶりはご近所でも有名だった」
  2. 「末永くお幸せに、比翼連理な夫婦になってください」
  3. 「あなた達は比翼連理で羨ましい限りです」
  4. 「ひと時も離れない彼らはまさに比翼連理だ」
  5. 「父と母はいつもお互いのことを想い合う比翼連理な夫婦だ」

男女の仲や夫婦の仲が睦まじい様子を表現する言葉ですので、例文のように使ってください。
友情では使わないので友情や兄弟仲の良さを表現するには「琴瑟調和」を使いましょう。

 

「比翼連理」の夫婦

「比翼連理」の意味や由来などをご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
由来を知らないと漢字から予想がつかない言葉ですが、実は素敵な意味の言葉が組み合わさってできた四字熟語でしたね。
ぜひ結婚式のスピーチをする機会がありましたら使ってみてください。

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