「不即不離」とは?意味や仏教による語源、使い方の例文【英語&類語】

先日、友人との会話の中で「程よい距離がいいよね?」と言われた時、「程よい距離ってどのくらい?」と考えたことがありました。
程よい距離は人それぞれの思いがあり、統一されたものではありません。しかし心地よくいられる距離であるといった、ポジティブな感覚であることはわかりますね。
この記事では、そんな人間関係において感じる「不即不離」の意味や語源、英語・類義語表現や例文を用いた使い方をご紹介していきます。

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「不即不離」の意味と語源

読めない言葉も多い四字熟語ですが、「不即不離」は「ふそくふり」と読みます。
読み方のわからない難しい四字熟語が多い中でも読みやすい言葉ですね。このように読み方のわかりやすい言葉は、テストの点を取るポイントとして間違えないようにしっかり抑えておきましょう。

「不即不離」の意味とは?

「不即不離」とは「二つのものが一つになるほど、くっついていることもなく離れていることもない、ちょうどいい具合」という意味です。
くっつくと離れるという間逆の意味を合わせることで、ちょうどよい距離を表現している計算式のような言葉にも感じますね。

「不即不離」の語源とは?

  • 「不即」・・・「つかず、くっつかない」という意味
  • 「不離」・・・「離れない、離さず」という意味

「不即不離」とは元は仏教の言葉で、「迷いと悟り」「煩悩と菩薩」などの関係を表すときに使われた言葉で、「迷うことと悟ることは同じではないが全く違うものでもなく、迷いがあるから悟りがある」といった矛盾した関係を示した言葉です。
ちなみに、「即」と「離」を訓読みにすると「つかずはなれず」という日本語の意味になります。

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「不即不離」の英語と類義語の表現

それでは、「不即不離」の英語や類義語にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

「不即不離」の英語表記

「不即不離」の英語表記は以下のようになります。

  • neutral
  • noncommittal

【例文】

  • We are noncommital relationship.(私たちは不即不離な関係です。)

仏教の言葉を直訳すると、長文の上に逆に伝えにくくなります。
そこで「不即不離」の日本語表現に近い「noncommittal」の「あいまいな、どちらともつかない」の意味を使うことで「不即不離」を表現できる英訳になるでしょう。

「不即不離」の類義語

次に「不即不離」の類義語にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

  • 形影相同(けいえいそうどう)
  • 不離不即(ふりふそく)

「不離不即」は漢字の並びを変えた言葉ですが、仏教用語にはこのようなものがいくつかあります。また「形影相同」は「影と形はぴったり同じ」という意味の言葉なので、「離れていても同じ」という間逆の意味で距離を表現した類義語です。

 

「不離不即」の使い方

それでは、「不離不即」の使い方にはどのようなものがあるのか例文を見ていきましょう。

【例文】

  1. 「私と彼は不離不即の関係です。」
  2. 「たとえ兄弟でも、弟とは不離不即の関係でいたいと思っています。」
  3. 「不離不即の関係だと公言していたが、気がつけばあの二人は近すぎる関係になっていた。」
  4. 「仕事においてパートナーでもプライベートは不離不即の状態を保ちたい。」
  5. 「何が原因かはわからないが母とは不離不即な関係が続いている。」

例文から「不離不即」は、お互いにとってプラスであることが多い状態であることがわかります。昨今、人間関係において「不離不即」は一層多くなっていることが周囲をみると浮かんできますね。忙しい日々の中、つかず離れずの距離はいつの間にか心地よくなっているのかもしれませんね。

 

人間関係とは思いやりの距離感をいかに保てるかということ

ここまで「不離不即」について解説してきました。
人間には感情があり、人生では計り知れない出会いがあります。その分、多く全ての人において全力で接するとお互いに疲れてしまいます。
またその気がなくてもいつの間にかおせっかいを焼いていたり、必要以上な干渉をしてしまうこともあり他の人との距離を保つのは難しいでしょう。
中には人間関係のストレスを感じない人もいますが、それは生まれもった「不離不即」の距離を保つことが出来る素晴らしい人であるといえますね。
生きている上で人間関係は切っても切れないものなので、うまく「不離不即」の関係が構築できるように心掛けていきましょう。

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