「意気揚々」とは?意味や語源、使い方のコツと例文【英語&類語】

何でも得意げに勢いよく物事を進める人や、自分の功績ではないのに誇らしげに振舞っている人があなたの近くにいませんか。
そのような様子を表す「意気揚々」という言葉があります。「よく聞く言葉だ」と思う方も多いのではないでしょうか。「よく聞くけれど詳しい意味が解らない、どのタイミングで使うか解らない」という声も多いと思います。
この記事では「意気揚々」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文を詳しくご紹介します。

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「意気揚々」の意味と語源

「意気揚々」の意味

それでは「意気揚々」の意味を詳しく紐解いてご紹介していきます。
意味の前に「意気揚々」の読み方ですが「いきようよう」と読みます。
「意気揚々」とは、「得意で元気のあふれている様子、得意げで威勢が良い、いかにも誇らしげに振る舞う」という意味です。
「意気揚々」は「意気揚揚」と書く場合もありますがどちらも同じ意味です。
「意気」は「あふれる元気、気概」ということで、「揚々」は「得意げ、誇らしげな様子」という意味です。
また、最近では「揚々」を俗語として「アゲアゲ」と読む人もいます。
「アゲアゲ」はテンションが上がっている時に使用されることがあるので「意気アゲアゲ」と言っても意味は何となく伝わりますが、うっかり仕事上で使用しないようにご注意ください。

「意気揚々」の語源

続いて語源をご紹介します。
中国の歴史書「史記」に記されている「意気揚々」の語源は以下の通りです。

中国の春秋時代に、晏嬰(あんえい)という小男がいました。この晏嬰さんは見た目がぱっとしないのですが、実は大国である斉(せい)の宰相(さいしょう:首相)を務め、その名声を周辺諸国に響かせていました。
晏嬰さんは、外出する時はいつも大きな屋根付き四頭立ての立派な馬車に乗っています。
その馬車の馭者(運転手)をしている男の妻が、立派な馬車の馭者席に座っている夫を陰から見ていました。夫は「意気揚々」としていて、すごく得意気な様子でした。
しばらくして夫が帰ってくると、この妻はなぜか急に離婚をしてくれと言い出したのです。
妻は「晏嬰さまは小男だけど思慮深そうに見えて、そしていつもへりくだっていらっしゃるわ。それなのにあなたは体ばかり大きくて、単なる馭者にすぎないのに満足気に馭者の席でふんぞり返っているの。そんな人とは恥ずかしくて夫婦でいられないわ」と言いました。
これを言われた後の夫は、とてもショックでふんぞり返ることもなくなりました。
その様子を見て気になった晏嬰さんは夫に訳を聞き、夫を少し上の階級の職に就かせました。

この夫婦が離婚したかどうかは解りませんが、またまた晏嬰さんの株が上がったのは間違いありませんね。
このように「意気揚々」とは馬車の馭者が地位の高い人を乗せているだけでふんぞり返っているというところからできた言葉です。
ふんぞり返っているのは見る方はいい気分ではないですが、堂々と胸を張って馬車を操縦しているなら、とても晴れやかでいいとは思います。ただ、それ以外に「得意げに」とか「自慢げに」と妻は言いたいことがあったのではと深読みしてしまいます。

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「意気揚々」の英語表現と類義語

「意気揚々」の英語表現

次に「意気揚々」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Triumphant(意気揚々、勝ち誇った)

【例文】

  • Leave the nest is triumphant and bird(意気揚々と鳥が巣立つ)
  • Starting with the triumphant(意気揚々と出発する)

「Triumphant」は得意げな様子を表す時に使う単語です。

「意気揚々」の類義語

次に「意気揚々」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 得意満面 (とくいまんめん)
  • 自信満々(じしんまんまん)
  • 意気軒昂(いきけんこう)

「得意満面」とは「事が思いどおりに運び、誇らしさが顔全体に表れる」という意味です。「自信満々」は「自分の能力が優れている、自分の判断が正しい、といった自信に満ちていること。得意であること」という意味で、「意気軒昂」は「意気込んで、奮い立つ様子、元気や勢力が盛んで、威勢のいい様子」を意味する言葉です。
「意気揚々」に似た意味を持つ言葉は「意気軒昂」で四字熟語の構成が似ているものは「自信満々」です。「満々」と二度繰り返すことで自信に満ちていることを強調しています。

「意気軒昂」はこちらの記事をご覧ください。

 

「意気揚々」の使い方

最後に、「意気揚々」をどんな場面での使い方をするのか例文を見てみましょう。

【例文】

  1. 「彼は福引が大当たりして意気揚々と帰って行った」
  2. 「意気揚々と現れた選手はすぐに交代させられた」
  3. 「父は釣りに行くときはいつも意気揚々としている」
  4. 「新しい配属先へ意気揚々と移ったが思うようにはいかなかった」
  5. 「意気揚々と試験に臨んだが帰りは意気消沈で帰ってきた」

例文の通り「意気揚々と~」という風に、常に「~と」とセットで使われているのことがわかりますね。
「意気揚々」は移動の場面で使用することが多く尚且つ、「意気揚々」とした後にはあまり良い結果ではないことが多いですね。
ちなみに、最後の例文中の「意気消沈」とは「意気揚々」の対義語で「元気をなくすこと、しょげ返ること」という意味です。

ニュアンス的には有名なこちらの四字熟語も「意気揚々」に似ていますね。

 

得意げな行動に注意

「意気揚々」は意気込みが溢れすぎて周りの人が少し引き気味になるようです。
決して悪い言葉ではないのですが、度が過ぎると、得意げ・自慢げに感じ取られてしまうので用心した方が良いでしょう。
「意気揚々」の意味や語源を理解したからと「意気揚々」と使用していると、「意気消沈」してしまうことがあるのでご注意くださいね。

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