「明哲保身」とは?本当の意味や由来、使い方の例文【英語&類語】

あなたは自分に都合の悪いことが起こったときどのような対応をしていますか?
自分の非を認め謝罪する人、あくまで自己の保守に徹底する人、様々ではありますが昨今のメディアを騒がせる人の大半は後者のように感じますね。
初期対応で人に与える印象は大きく変わってきます。自分の都合のいいようにしか考えがいかず言動を繰り返してしまったり、最後は自分の首を絞めてしまわないよう心がけていきたいですね。
この記事では意味の捉え方で評価の変わる「明哲保身」の意味や英語・類義語、使い方を例文を用いてご紹介していきます。

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「明哲保身」の意味や語源

四字熟語の中で読みやすいこの「明哲保身」は「めいてつほしん」と読みます。一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?座右の銘になる四字熟語であるとも言えますね。

「明哲保身」の意味は?

「明哲保身」とは「賢明な人は物事の道理に従い、危険を避け安全な道を選び身を守ること」という意味です。
元々は良い意味で使われる言葉ですが「保身」という言葉から「自分だけを守る」という意味に取り上げられるようになり、本来の意味から遠のいてしまった使い方をされる場合があります。

「明哲保身」の語源は?

それぞれの意味は以下の通りです。

  • 「明哲」・・・「才知に優れ、物の道理に通じているいること」という意味
  • 「保身」・・・「自分の身を守る」という意味

「明哲保身」は中国最古の詩集、詩経の大雅・蒸民より引用された言葉です。
出典では宰相の位に就いた周の仲山甫が徳化によって世を統治し、明哲に職務を全うした姿が描かれています。
そして、語源としては「自分の身を守る」というのではなく、「世を治めるために道理を通じて、自然にその職務を全うする」という意味であり、世を治めた賢明で偉大なことを称えた言葉となっています。

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「明哲保身」の英語・類義語で表現してみましょう

「明哲保身」の英語表記

「明哲保身」を英語で表現すると以下のようになります。

  • wisdom and self-protection
  • wise and skilled in the art of self-protection

【例文】

  • He is adept at wisdom and self-protection.(彼は明哲保身に長けています。)

「wisdom」は「賢い」をいう意味の英語なので「self-protection」の「自己防衛」と合わせて「賢く自訴防衛する」という意味の和訳になります。
本来の意味とは少し違った意味になりますが、「賢く身を守る」意味ではこの英文の使い方になるでしょう。

「明哲保身」の類義語

次に、「明哲保身」の類義語にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

  • 明哲防身(めいてつぼうしん)

ほとんど同じ漢字を使った四字熟語ですが、「防」は「侵入を防ぐための備え」という意味なので「未然に防ぎ、身を守る」という類義語の言葉となります。「保つ」ことも「防ぐ」ことも安全に身を守るために必要なことと言えるでしょう。

 

「明哲保身」の使い方と例文

それでは「明哲保身」を使った例文をご紹介していきます。

【例文】

・「彼女は明哲保身を貫く術を知っているので安心です。」
・「明哲保身、まず自分が元気でいなければ家族を養えない。」
・「彼はずるいところがあるが、そのずるさは将来を見据える力と自己防衛できるといった明哲保身の術だ。」
・「彼女の明哲保身な行動は、生まれもったものだろう。」
・「明哲保身、会社を成長させるには失脚しないよう上を目指さなければならない。」

「明哲保身」がもたらすものは自分の保身だけではなく、周囲の状況も良くしていくために必要なことであることが例文からも理解できます。世の中をよくするためには、自分を安全に守れないと成り立たないというのも一理あります。

 

自己防衛の前にあるかけがえのないもの

ここまで「明哲保身」について解説してきました。
昨今、言い訳のような自己防衛をしている人や黙秘をする人などを見ると、この人たちが私たちの生活に影響を与える存在であることが悲しくも感じます。
自己犠牲はいいことではありません。しかし、自分を守ることだけに必死になる姿には「明哲保身」の本来の意味ではないでしょう。
世の中が住みやすくなるための「明哲保身」で居られるように心がけていきましょう。

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