「温厚篤実」の意味や読み方とは?使い方の例文、英語・類義語表現をご紹介

常に優しく誠実であり、笑顔を絶やさない人はあなたの身近にいませんか?
そばにいるだけで、落ち着いて癒される性格の持ち主。そんな人は「温厚篤実」な人柄だといえますね。
少し難しい印象をもつ四字熟語である「温厚篤実」ですが、日常でも使える場面がたくさんあります。
この記事では「温厚篤実」の意味や語源はもちろん、英語・類義語や使い方の例文をご紹介します。

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「温厚篤実」の読み方、意味や語源

「温厚篤実」の読み方、意味

「温厚篤実」とは、「おんこうとくじつ」と読みます。
「温厚篤実」とは、「穏やかで情が厚く、誠実な人柄」という意味です。
「温厚」とは、「常に穏やかで、優しい様子またそのような人」を指します。
「篤実」とは、「誠実で、相手の心情を思いやる様子またそのような人」のことです。

難しい「篤(とく)」という字はどんな意味でしょうか?
「篤」は、竹+馬の形声文字です。竹は「柵」や「垣根」の象徴であり、大切な家畜である馬を柵で囲って手厚く育てたことから「誠実な人」「情けに厚い人」という意味に転じました。

「温厚篤実」な人は、多くの人から慕われる存在ですね。

「温厚篤実」の語源

「温厚篤実」の語源は、古代中国の書物「易経(えききょう)」です。
「易経」には、古くから伝わる占いの手法が書かれています。その中の一文に、「剛健篤実に輝光あり、日にその徳を新たにす。」と書かれています。現代語訳すると「粘り強く誠実に取り組めば、日々人徳は積まれていく」という意味です。
「温厚篤実」は、古くから人間の美徳とされてきた言葉なんですね。

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「温厚篤実」の英語表現と類義語

「温厚篤実」の英語表現

「温厚篤実」は、英語で以下のように表現します。

  • having a gentle and sincere personality(親切で、誠実な人柄である)

英語圏には「温厚篤実」のような決まりきった表現はありませんが、直訳でニュアンスを伝えることは可能です。
「温厚」は、「gentle(親切な)」「calm(落ち着いた)」などの単語で表現できます。
「篤実」は、「sincere(誠実な)」「faithful(頼れる)」という語を使いましょう。
最後に「人柄、性格」を意味する「personality」もつけましょう。

「温厚篤実」の類義語

「温厚篤実」の類義語は、以下の通りです。

  • 温柔敦厚(おんじゅうとんこう)
  • 温厚質実(おんこうしつじつ)

「温柔敦厚」とは、「落ち着いていて、思いやりがあること」を意味します。「敦厚(とんこう)」とは、「善良で素直であり、温かい人柄」です。もとは、孔子が中国最古の詩集『詩経』に対する評価を述べたことが語の由来です。
「温厚質実」とは、「優しく誠実で人情があること」です。「質実」は、「真面目であり情けが深い」という意味を表します。「温厚篤実」は、古来から現在まで人から慕われる目指すべき人格とされています。

「温厚篤実」の類義語には以下のような四字熟語もあります。

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「温厚篤実」の使い方

それでは、「温厚篤実」の使い方を例文を挙げて見ていきましょう。

【例文】

  1. 「彼は温厚篤実で責任感も強い、期待の新人だ。」
  2. 「温厚篤実な彼女は、周りの人から慕われている。」
  3. 「普段は温厚篤実な母だが、一度だけ激しい叱責を受けた。」
  4. 「悩みを抱えている時、温厚篤実な先生の一言に救われた。」
  5. 「彼は温厚篤実だが、決断力がない。」

「温厚篤実」は、人柄のよさを褒めるときに使えますが、人以外のものに対しては使われない語ですので注意しましょう。
硬い印象を与える語であるため、公の場またはビジネスシーンで使うことがおすすめです。

 

人に優しく、誠実に取り組もう

温厚篤実な人は、たくさんの人から慕われる存在です。
温厚篤実は生まれ持った性質と思われがちですが、日々の行動からできているものです。
日常生活や仕事において常に誠実な姿勢を崩さず、困った人がいたら手を差し伸べることの積み重ねが信頼につながります。まずは、目の前にいる人に優しく接して、やるべきことを真面目に取り組むことから始めましょう。

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