「臨機応変」の意味と使い方。英語の例文と四字熟語の類義語をご紹介

何事においても自分の思い通りに行かないとイライラしたり、ストレスになったりすることがありますよね。でも中には、そんなものとは無縁の人もいます。そういう人は、常に柔軟にその場の状況に応じて変化できる人ですね。そういう人を四字熟語で例えると「臨機応変」なタイプと言いますよね。
この記事では、そんな「臨機応変」の意味や英語・類義語・対義語、例文による使い方をご紹介します。

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「臨機応変」の読み方、意味や語源とは

とても有名な四字熟語なので読み方も周知されているとは思いますが、これから覚える場合に備えて読み方から解説を始め、意味・語源の順に紹介していきます。

「臨機応変」の読み方

「臨機応変」は「りんきおうへん」と読みます。
特に変わった読みをすることもないので、一回覚えてしまえば間違えにくい言葉ですよね。
勘の鋭い人であれば、もし読み方を知らなくても読めてしまうかもしれません。

「臨機応変」の意味

「臨機応変」とは、「その時・その場の状況の変化に応じてうまく適切に物事を進めていくこと」という意味す。一文で説明するとちょっとわかりにくいので、ちょっと例え話をすることにしましょう。

A子ちゃんは、ぬりえをしていました。
葉っぱを緑で塗りたいのに、どうも緑の色鉛筆が見当たらない。
そこで青の色鉛筆で色をぬった後に黄色を重ねて、緑の色鉛筆を使わなくても葉っぱを緑にぬることができたのでした。

というお話があるとしますね。

「葉っぱを緑でぬりたいのに緑の色鉛筆がない」
という部分がA子ちゃんに起きた出来事で「臨機応変」の「臨機」に当たります。
「臨機」を書き下してみると「機に臨む」、つまり起きた出来事に直面するという意味です。

  • 臨・・・(物事に)直面する、臨む
  • 機・・・物事、出来事と捉えても良い

そして次に
「青と黄の色鉛筆でぬって緑の葉っぱにした」という部分が「臨機応変」の「応変」の部分。
その場の状況に応じて適切な選択ができるという意味です。
緑がないから、青と黄を使うという最良の選択をして、結果緑の色鉛筆がなくても緑色でぬりえができたという、まさに「臨機応変」のモデルケースと言えるでしょう。

  • 応・・・対応する・うまくやる・適切な処置ができる
  • 変・・・変化・要求

臨機応変は中国書物「南史」の中で生まれました。
「南史」の中で描かれている君主が、家来である将軍たちに「私は自分の力で時と場合に応じてうまくやっていけるのだから、余計な口出しはしないでくれたまえ」と言ったとされています。
「自分の力で時と場合に応じてうまくやる」という部分が「気に臨みて変を制す」と書かれており、「臨機応変」の語源になったのです。

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「臨機応変」の英語・類義語・対義語

さて、「臨機応変」という言葉を使う場面はしばしば起こります。
日本のみならず、海外でも。
というわけで、英語で「臨機応変」を表現する方法をいくつか紹介します。

「臨機応変」を英語でいうと?

  • Act according to circumstances

「状況(circumstances)によって行動(act)する」という意味の熟語です。
「according to~」 で「~によって」という意味があるので覚えておいてください。テストや受験でもよく出ますよ。

  • Play it by ear

この「Play it by ear」は「耳で聞いて演奏しよう」という直訳が元々の始まりです。
楽譜がなくても耳で聞いたまま「つまりその場に応じて演奏しよう」というところから少しずつ形を変えて、「その場に応じて行動しよう」という意味になりました。

「臨機応変」の類義語・対義語

「臨機応変」の類義語

「臨機応変」の類義語(同じような意味を持つ四字熟語)には、以下のようなものがあります。

  • 随機応変(ずいきおうへん)
  • 変幻自在(へんげんじざい)
  • 当意即妙(そういそくみょう)

どの類義語も「臨機応変」のように柔軟に対応する意味合いが含まれているので、一緒に覚えておくと便利ですよ。

「臨機応変」の対義語

「臨機応変」の対義語には、以下のような四字熟語があります。

  • 杓子定規(しゃくじじょうぎ)

杓子とは今でいう「しゃもじ」のような台所用具。
一定の基準で他の全てを判断しようとしたり、対応しようとしたりすることです。
しゃもじは曲線だらけで定規になんてなりえないのに、何とかそれを定規として使おうとする融通のきかなさから生まれた四字熟語です。まさに「臨機応変」と反対の意味ですね。

 

「臨機応変」の使い方

では最後に、「臨機応変」を使った例文をご紹介していきます。

【例文】

  1. 「A社はしょっちゅう要求が変わるけど、何とか臨機応変に対応してくれ」
  2. 「何ごとも決まりきった道などないんだ。その場に応じて臨機応変にやっていけるようにならなくちゃ」
  3. 「彼の臨機応変な対応には感動するよ。おかげでクレームが解決した」
  4. 「彼女は容量もいいし気立てもいいんだけれどマニュアル通りの対応しかできないんだよな…もう少し臨機応変に仕事をこなしてくれるといいんだけど。」
  5. 「打ち合わせとは違うアプローチになるけど、社長の反応を見る限り打ち合わせ通りにはしない方が得策だな。臨機応変に提案してみよう。」

使い方は「~に」「~な」という風に形容詞として使います。
柔軟に対応できる人は、他によりも期待または評価されているイメージがありますね。

 

状況に応じて対応も変える「臨機応変」さ

「臨機応変」という言葉について、理解が深まったのではないでしょうか。
凝り固まった考えではなく、色々な状況を想定してニーズに沿った対応ができると仕事の幅も広がりますよね。まさに「臨機応変」と言えるでしょう。
私にとっても、言葉の意味を知ることによって意外と仕事に対する自分の在り方を見直すきっかけになりました。
「臨機応変」に変化していきたいものですね。

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