「春風駘蕩」の意味や使い方。語源や例文もご紹介【英語・類語表現】

毎年春を迎えると暖かい風を感じて心地よいですね。
草木が芽吹き、桜が咲く、一年の中で最も美しい季節です。
思わず「春風駘蕩」を感じて、のんびりした気分になってきますね。
さて、日常では耳慣れない「春風駘蕩」とは一体どんな意味で使われるのでしょうか?
この記事では、「春風駘蕩」の読み方や意味や語源はもちろん、英語・類義語表現と使い方の例文をご紹介します。

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「春風駘蕩」の読み方、意味や語源

「春風駘蕩」の読み方、意味

「春風駘蕩」とは「しゅんぷうたいとう」と読みます。
「蕩」という漢字を「湯」と間違えないように注意しましょう。

「春風駘蕩」とは、「春の景色の穏やかで、のどかな様子」を意味します。また、転じて「優しく、のんびりとした人柄」を表すこともあります。

「春風」とは、文字通り「春の風が吹いている様子」を指します。
漢字を紐解くと、「春」は、「寒さ厳しい冬に隠れていた草の根」が「日」を浴びて芽をだす様子を表しています。「風」は、鳥を表す「鳳」という字が転じて「かぜ」を表すようになりました。
「駘蕩」とは、「のびのびとしている、ゆったりと余裕がある様子」を表します。
「駘」とは、馬+台を組み合わせた形声文字です。「のろい馬」を表します。
「蕩」は、草+湯の形声文字です。意味は「広い、大きい、のどか」意味を示します。

「春風駘蕩」は、春の暖かい景色を表した四字熟語であるといえますね。

「春風駘蕩」の語源

「春風駘蕩」の由来は5世紀の中国の詩人、謝朓(しゃちょう)の漢詩に用いられて以降、広まりました。

春物方に駘蕩たり(しゅんぶつ まさに たいとうたり)
(春の景色は、まさに、のどかな様子である)

「春風駘蕩」な風景は、風物詩として詩にも取り入れられ、人々の目を楽しませてきました。

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「春風駘蕩」の英語表現と類義語

「春風駘蕩」の英語表現

「春風駘蕩」は、文脈によって以下の2つの英語表現が使い分けられます。

  • warm and mild weather(暖かく、温暖な気候)
  • genial person(明るくて優しい人)

「warm and mild weather」は、春の穏やかな天候を表す際に用いられる表現です。
「mild」は、「温暖な、穏やかな」を意味する英単語です。

「genial person」は、のんびりとしている人柄を表すときに使いましょう。
「genial」とは、「(性格が)明るくて優しい、愛想のよい様子」を指します。

「warm」を人柄を表すことに使ったり、「genial」を天候を表すことに使っても構いません。
ただし、英語の場合は、天候は「weather」、人柄は「person」を最後につけることを忘れずに使いましょう。

「春風駘蕩」の類義語

「春風駘蕩」の類義語は、以下の通りです。

  • 春日遅々(しゅんじつちち)

「春日遅々」とは、「春の日が長く、日の暮れがゆっくりである様子、または、春の日がのどかで晴れ晴れとしている様子」です。
「春日」とは、「しゅんじつ」と読み、その名の通り「春の日差し」のことです。「遅々」とは、ゆっくりと変化する様子。春はだんだんと日が長くなっていく季節です。外も暖かくなって、穏やかな気分になりますよね。

 

「春風駘蕩」の使い方

では最後に「春風駘蕩」の例文を見てみましょう。

【例文】

  1. 「春風駘蕩な春の風を、全身に浴びる。」
  2. 「春風駘蕩たる穏やかな春の日差しが暖かい。」
  3. 「彼は気前がよく、春風駘蕩な人柄だ。」
  4. 「いつも笑顔の彼女は、春風駘蕩な雰囲気をまとっている。」
  5. 「春風駘蕩に吹かれながら、散歩を楽しんだ。」

「春風駘蕩」は、暖かい春の日の様子を形容する際に使える言葉です。また、おおらかな性格の人をほめ言葉としてもよく用いられます。

 

春の日差しのように暖かい様子

「春風駘蕩」な日は、春の陽気を存分に感じられる絶好のお散歩日和ですね。そんな日に出くわしたら、たまには外に出て新鮮な空気を吸ってみるのも一興です。
また、春風のように暖かいことから、温和で気ままな人柄を表すことも多くあります。おおらかで器の大きい人柄は魅力的で、あこがれますね。
春の心地よい日や暖かい人柄を表す「春風駘蕩」をぜひ会話に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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