「天下泰平」とは?意味や語源、英語や四字熟語の類語【使い方の例文】

「天下」という言葉が入っている四字熟語を耳にすると、どうしても戦国時代のような古い時代を連想してしまいますよね。でも実際、いつの時代から使われるようになった言葉なのでしょうか。
また、「天下泰平」という字面も、なんだかかっこよく見えますよね。どういう意味があるのかも気になるところです。
この記事では「天下泰平」の意味や語源、英語・類義語表現や例文による使い方をご紹介します。

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「天下泰平」の読み方、意味や語源とは

それでは早速、「天下泰平」という言葉についてご紹介していきます。
読み方から意味、語源へと順に進めていきますので、どうぞ楽しく読んでみてくださいね。

「天下泰平」の読み方と意味

まず読み方についてです。
「天下泰平」は「てんかたいへい」と読みます。
ちなみに「泰」という漢字は「太」でもOKとされています。テストの時などで「泰」という漢字を正しく書けるか心配になったら、安全策として「天下太平」と書くのも良いでしょう。

「天下泰平」とは「世の中が平和な状態で安定していること。また、穏やかでのんびりした様子」という意味です。
やはり戦国時代は統治者が変わることは世の常であって戦乱も多かったことでしょう。
そんな厳しい世の中を勝ち抜き、よく統治された平穏な世を表現した言葉として生まれた言葉だといえます。

「天下泰平」の語源

では次に、一体どの時代にどんなことがきっかけで生まれた言葉なのか、具体的に見ていきましょう。
「天下泰平」という言葉が最初に見られたのは「礼記(らいき)」という書物です。
「礼記」は中国で生まれた書物で全49篇から成り、主に今でいう礼儀について言及されている書物。周~唐の時代に編纂(へんさん)されました。
この「礼記」の中で、「天下泰平」という言葉は第28番目の話。仲尼燕居という人が書いた「孔子と弟子との問答」の話の中で登場しています。
「礼記」は儒教の教えの中でとても重要とされている礼節についての書物というだけあって、「天下泰平」という言葉もかなり歴史的に古い言葉だといえるでしょう。

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「天下泰平」の英語・類義語

中国で生まれた歴史的に古い言葉「天下泰平」ですが、世の平和を願うのはどの国も一緒ですよね。
「天下泰平」という言葉は、英語にするとどういう表現になるか気になるところです。また、日本語の別の表現も知りたくなりますよね。早速見ていきましょう。

「天下泰平」の英語表現

【例文】

  • peaceful and tranquil(平和で穏やかなこと)
  • peace reigns over the land(世の中が平和に統治されていること)
  • calm and peaceful feeling of easy world by good public order(治安が良く、人にやさしい世の中で穏やかかつ平穏にいられること)

「天下泰平」をわかりやすい日本語に置き換えると、「天下」は「世の中」、「太平」は「平和」「穏やか」という言葉が当てはまります。これらが上手に「天下泰平」を英訳した表現と言えます。

「天下泰平」の類義語

「天下泰平」という言葉には、下記のような類義語があります。

  • 安穏無事(あんのんぶじ)
  • 尭風舜雨(ぎょうふうしゅんう)
  • 平穏無事(へいおんぶじ)

「安穏無事」とは、「何ごともなく穏やかな様子」を表しています。世の中ということだけではなく、人の精神状態などにも使える万能な四字熟語です。
「尭風舜雨」の意味は「世の中がよく治まって平穏であること」という意味です。「天下泰平」とほぼ同義語といえますね。古に存在したといわれる帝「尭帝」と「舜帝」による世への恵みが風雨によってもたらされる様を描写して生まれた言葉です。
「平穏無事」とは、「何ごともなく穏やかな様子」という意味です。世の中のことだけではなく、一日の出来事や家族の安全など様々なシーンで使える便利な言葉です。

 

「天下泰平」の使い方

それでは、「天下泰平」という言葉を実際にどう使っていけばよいのか、例文と共に押さえていきましょう。

【例文】

  1. 「現代の天下泰平な世の中にうまれてよかったなあ」
  2. 「大統領が変わってから何かと政治に不安がぬぐえない。天下泰平な世の中はいつ訪れるのだろう」
  3. 「日本は平和だけれど、今でも世界のどこかで諍(いさか)いは尽きない。地球上のすべてが天下泰平になればよいのに」
  4. 「また社長と部長がついにけんかを始めたぞ。うちの会社の天下泰平もこれまでか…」
  5. 「日々の天下泰平を当たり前と思わず、持続される努力を一人ひとり意識することが大切だ」

上記の例文のように、「天下泰平」という言葉も世の中のことだけではなく会社などの小規模な範囲でも使うことができます。会社だけではなく、家庭や友人関係にも応用できそうですね。

誰かの無事を祈るという意味では、こちらの四字熟語も「天下泰平」にしていますので、参考にしてください。

 

当たり前のようで実は貴重な「天下泰平」

日本にいると安心・安全が当たり前に感じられますが、一歩外に出ると日本ほど安全な国はないと言われるほど世界の各地で争いごとは置き続けていますよね。
平和ボケしているというほど「天下泰平」な世の中で生活している私たち。
今一度その穏やかさに感謝しながら、一日いちにちを大切に生きていきたいものですね。

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