「夜郎自大」とは?意味や由来の故事、使い方の例文【英語&類義語】

あなたの歩んできた世界はどんな世界でしょうか。生まれてから一度も他の土地で暮らしたことがない人、ずっと同じ職場に勤めている人、又はあちこち移動して色々なことを吸収している人もいるでしょう。
自分のいる世界しか知らず、自分が最高だと思い込んでいる人のことを表すときに使ってみたい言葉に「夜郎自大」という四字熟語があります。聞いたことはありますか?
この記事では「夜郎自大」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。

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「夜郎自大」の意味と語源

「夜郎自大」の意味

それでは「夜郎自大」の意味をご紹介します。
意味の前に「夜郎自大」の読み方ですが、「やろうじだい」と読みます。
「夜郎自大」とは「自分の力量を知らない人間が、仲間の中で大きな顔をして威張っていること」という意味です。
いわゆる世間知らずの人のことを「夜郎自大」といいます。
「野郎自大」と漢字を勘違えないよう、ご注意ください。

「夜郎自大」の語源

続いて「夜郎自大」の語源をご紹介します。
「夜郎自大」の語源は、中国戦国時代にありました。

漢が最も大きな力を持っていた時代、現在の雲南省(うんなんしょう)あたりに小さな国をまとめた夜郎という国がありました。この辺りでは一番大きな国でした。
漢の皇帝の武帝(ぶてい)はインドとの国交を交わそうと交通路の確保のために、夜郎へ漢の国から使者を派遣しました。夜郎の王は使者に「我が国はすごいだろう!漢と夜郎ではどちらが大きい(力があるか)のか」と自慢げにたずねました。夜郎の王は漢の強大さを知らなかったのです。

「夜郎」とは国の名前、「自大」は「自分で自分を偉い者と思い、尊大に構えること」です。
夜郎の王は世間を知らず大国の漢が分からなかったため、世の中で自分が一番偉いのだと勘違いをしていたところから「夜郎自大」という言葉ができました。

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「夜郎自大」の英語表現と類義語

「夜郎自大」の英語の表現

「夜郎自大」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
以下は「夜郎自大」の説明文でかなり長文です。

【例文】

  • throwing one’s weight around in a small group without knowing one’s real worth in a larger world outside(夜郎自大)

次は「夜郎自大」と似た意味の英文になります。

  • I did not know their own competence(私は自分の力量を知らなかった)

意味は似ていますが「世間知らず」や「自分が一番偉い」と威張っているような意味はありません。

「夜郎自大」の類義語

次に「夜郎自大」と似た意味の四字熟語をご紹介します。

  • 唯我独尊(ゆいがどくそん)
  • 遼東之豕(りょうとうのいのこ)
  • 井蛙之見(せいあのけん)

「唯我独尊」は「自分だけがすぐれていると自負すること」という意味で、「遼東之豕」と「井蛙之見」はどちらも「他の世界を知らない、世間知らず」という意味を持っています。
どの言葉も「夜郎自大」と同じで、広い世界を知らずに視野が狭いという点で共通していますね。

 

「夜郎自大」の使い方

最後に、「夜郎自大」はどのような場面での使い方をするのか例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼は夜郎自大な人間だった。何故なら田舎にいた頃自分が一番裕福だと思っていたからだ」
  2. 「自分はモテると思っていたけど、学校を卒業してから全くモテず、夜郎自大だったことに気が付いた」
  3. 「日本は鎖国をしていて世界を知らなかったので夜郎自大な国だった」
  4. 「友人はずっと地元に住んでいるので夜郎自大で世間を知らない」
  5. 「うちのチームの中で一番サッカーが上手いからと言って大きな態度だが、夜郎自大も甚だしい」

このように、「夜郎自大」は狭い世界で自分の本質が解らない人のことを表現する時に使われます。

 

広い世界へ飛び出そう

「夜郎自大」は狭い世界しか知らないことで、自分が一番だと勘違いしている人のことです。
自分はそうではないと思っていても、もしかしたら「夜郎自大」である可能性はあります。
自分の世界を飛び出し色々なことに目を向ければ、人生が変わるかもしれませんね。

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