「力戦奮闘」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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今まで経験したことがないような新しいことをやり遂げようとしたり、責任重大な仕事を成功させようとしたりした時、誰もががむしゃらになって成し遂げようとしますよね。

遡ってみると、小学生の頃、徒競走で何が何でも1位でゴールテープを切ろうと全力で走った記憶があるのではないでしょうか

そんな場面がまさに「力戦奮闘している」場面です。このワード、巷でよく耳にすることがあると思いますが、「力戦奮闘」の意味を皆さんご存じでしょうか。

この記事では「力戦奮闘」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

 

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「力戦奮闘」の意味と語源

 

「力戦奮闘」の意味

 

最初に、「力戦奮闘」の意味についてご紹介いたします。

まずは読み方ですが、「力戦奮闘」は「りきせんふんとう」と読みます。

「力戦奮闘」とは、「全力を注いで、自分の持ちうる最大のパフォーマンスを発揮する」という意味です。

言ってしまえば、「気合をいれて困難に立ち向かう」ということです。

 

 

「力戦奮闘」の語源

次に、「力戦奮闘」の語源についてご紹介します。

 

語源についての理解するために、「力戦」と「奮闘」の二語に分けてご紹介します。

読んで字の如く、「力戦」とは「力の限り戦うこと」、「奮闘」とは「気を奮い立たせて闘うこと」という意味です。

意味に注目してみると「力の限り≒気を奮い立たせて」、「戦う≒闘う」という似た意味合いを持つ二字熟語で構成されていることが分かります。「戦闘」なんて言葉もあるように両者が並列関係にあるのが、このような例からもうかがうことができると思います。

「力戦奮闘」という言葉を見た感じだと、何となく「力を出して戦(闘)っている」というイメージが湧きますが、このように二語に分けて見ることで本来の意味をより深く理解することができますね。

 

 

 

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「力戦奮闘」の英語表現と類義語

 

「力戦奮闘」の英語表現

 

続いて、「力戦奮闘」の英語表現についてご紹介します。

  • Fighting with all one’s might (力戦奮闘)

【例文】

  • I did my homework with fighting with all my might, yesterday.
  • I heard that you won a battle with fighting with all your might.

 

「might」の直訳は「力」です。「すべての~の力を用いてたたかう」という意味で使うことができるというわけです。進行形にしているので、助詞と組み合わせて副詞的に用いるのが正解です。

 

他にも似た意味で、「Fighting up against」、「making strenuous efforts」という表現法もあります。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

「力戦奮闘」の類義語

 

それでは、「力戦奮闘」の類義語をご紹介します。

  • 奮闘努力 (ふんとうどりょく)
  • 孤軍奮闘 (こぐんふんとう)

 

「奮闘努力」は「気を奮い立たせて、ある目的に努める」という意味です。「奮う」と同義の「努める」という言葉を用いて表現した類義語です。

また、「孤軍奮闘」は(「力戦奮闘」と同じ用法で間違いないのですが)「一人で困難に向かって努力すること」を指します。「奮って成す」という点では同義ですが、「孤軍奮闘」は一人で成すときでないと用いることができない点に注意が必要です。

 

「孤軍奮闘」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「孤軍奮闘」とは?意味や語源、使い方の例文つき【英語&類義語表現あり】

 

 

 

「力戦奮闘」の使い方

 

最後に、「力戦奮闘」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「本日の試合は、力戦奮闘した結果、勝利することができた。」
  2. 「試験に受かるために、昨日は机に向かって力戦奮闘していたよ。」
  3. 「こんな素晴らしい作品を作ったなんて、君はさぞかし力戦奮闘したことだろう。」
  4. 「チーム一丸となって力戦奮闘しよう。」
  5. 「目標に対して力戦奮闘したが、結果僅差で達成することができなかった。」

 

「力戦奮闘」はこれらの例文からも分かる通り、プラスの文意でもマイナスの文意でも用いることができるのです。

結果がどうあったにせよ行為者が”全力で”行ったが故の結果であれば、正しい用法になります。

文中では「力戦奮闘する」といった動詞の用法、「力戦奮闘して」という副詞の用法、「力戦奮闘した○○」という形容詞の用法の3種類で用いることができます。

 

 

 

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まとめ:全力で何かを成し遂げる姿勢「力戦奮闘」

 

以上、「無茶苦茶」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 りきせんふんとう
意味 全力を注いで、自分の持ちうる最大のパフォーマンスを発揮する
語源 「力戦」=「力の限り戦うこと」、「奮闘」=「気を奮い立たせて闘うこと」
類義語 Fighting with all one’s might(全力で戦う)
英語表現 ・奮闘努力 (ふんとうどりょく)
・孤軍奮闘 (こぐんふんとう)

 

「力戦奮闘」は気合をいれて困難に立ち向かう姿勢を示す言葉です。

「頑張った」とか「努力した」とかそんな陳腐な表現をするにはなんだか安っぽいなと思ったときに使うのが一番良いでしょう。

結果が成功したにしろ失敗したにしろ、そのプロセスにおいて最高のパフォーマンスをしたと思ったのであれば、ぜひ「力戦奮闘」という熟語を使ってみてください。

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