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気になることがあると、ずっとそのことが頭から離れないことがありませんか?
寝る前まで考えてしまい、仕舞いには夢にまで出てきてしまいます。良い事ならばいいですが、不安なことなどはストレスの元になってしまいますね。
好きなことが常に頭から離れないのは幸せかもしれませんが、いつでもどんな時でもその事柄が頭の中を支配してしまうのは、他のことに目が行きにくいのでは…と心配になりますね。
私もいつも同じことが頭をよぎります。寝るときもです。それが「常住坐臥」だということに気が付きました。
この記事では、「常住坐臥」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「常住坐臥」の意味と語源
「常住坐臥」の意味
最初に、「常住坐臥」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「常住坐臥」は「じょうじゅうざが」と読みます。
「常住坐臥」とは、「日常、座っているときも寝ているときも」という意味です。
普段の生活のことを表した言葉です。
「常住坐臥」の語源
続いて、「常住坐臥」の語源をご紹介します。
「常住坐臥」は「行住坐臥」と使われていましたが、「行住」と「常住」が混同されて使われ「常住坐臥」が独立して四字熟語になりました。
「行住坐臥」は元々仏教用語です。歩く、止まる、座る、臥すということを仏教では「四威儀(しいぎ)といい、日常の立ち居振る舞いを表す言葉で使われています。
日常を表す言葉から「常住」と使う人も現れ、混同して使われていましたが、「常住坐臥」という言葉が確立していきました。
「常住坐臥」の使い方
次に、「常住坐臥」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「僕は、常住坐臥スマホが側にないと不安だ。」
- 「うちの猫は、常住坐臥に温かい場所を探し寝ている。」
- 「雪国は、雪が降ると常住坐臥明日の通勤のことを考えてしまう。」
- 「妻は、家を出た我が子を常住坐臥思い心配している。」
- 「今の会社に入社し、常住坐臥仕事のことばかり考えるようになってしまった。」
「常住坐臥」は、いつでもどこでもどんなときも何かをしているということを表す場合に使われます。
「常住坐臥(考える)」「常住坐臥(不安だ)」と使用することが多いですね。
「常住坐臥」の類義語と英語表現
「常住坐臥」の類義語
それでは、「常住坐臥」の類義語をご紹介します。
- 四六時中(しろくじちゅう)
- 年百年中(ねんびゃくねんじゅう)
「四六時中」とは、「一日中」「終日」という意味です。「いつも」や「常に」といった意味ですね。こちらの語源は面白いです。
「年百年中」は、「年がら年じゅう」「一年中」という意味です。「日常的に」という「常住坐臥」の意味合いがありますが、「常住坐臥」より大まかな表現となっています。
「四六時中」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「四六時中」とは何か?意味や語源、英語表現・類義語【使い方の例文】
「常住坐臥」の英語の表現
最後に、「常住坐臥」の英語表現をご紹介します。
- at all times(常住坐臥、行住坐臥)
- always(いつも)
【例文】
- You are thinking about her in at all times(君は常住坐臥彼女のことを考えている)
- Recently at all times, the future are uneasy, and there is no help for it(近頃は常住坐臥、将来が不安で仕方がない)
「at all times」は、「全ての時間で」という直訳です。どんなときもということで使われます。
「always」は、「いつも」ということです。「at all times」より使用頻度が多い分、カジュアルな部分的があります。
まとめ:いつでも〇〇している「常住坐臥」
以上、「常住坐臥」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | じょうじゅうざが |
意味 | 日常、座っているときも寝ているときも |
語源 | 行住坐臥が常住坐臥と混同されて使用されていたため |
類義語 | ・四六時中(しろくじちゅう) ・年百年中(ねんびゃくねんじゅう) |
英語表現 | ・at all times(常住坐臥、行住坐臥) ・always(いつも) |
「常住坐臥」は、いつでもどんなときでも〇〇している、という場合に使います。
ずっと何かをしているときに文面で用いるとちょっと優越感に浸れるかもしれません。
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