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あなたは不満を口に出す人ですか?声に出さずとも、直接相手に言わずとも、今の時代だとSNSなどでの不満を発する人は多いと思います。逆に不満を出さない人の方が探すのは難しいでしょう。
私も不満に思うことはたくさんあります。
世の中は「不平不満」だらけです。他人でできている世界だからこそ「不平不満」があるのは当たり前。「不平不満」があるからこそ、良い世界になっていくのではとも思ってしまいます。
この記事では、「不平不満」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「不平不満」の意味と語源
「不平不満」の意味
最初に、「不平不満」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「不平不満」は「ふへいふまん」と読みます。
「不平不満」とは、「物事が思うようにならないことから満足できず、気持ちが収まらない」という意味です。
自分の思い通りにいかず、気持ちが満たされないことを言います。
「不平不満」の語源
続いて、「不平不満」の語源をご紹介します。
まず、「不平」とは、「心が平らかでない」ということです。「平らかでない」というのは心が穏やかでなく、浮き沈みがあるということを言います。心以外でも、平和ではない世のことも表します。
「不満」は「心が満たされていない」ということです。不完全で満足がいかないときに使われます。物足りなさを表します。
「不平」も「不満」もネガティブな言葉です。二つの「不」の言葉でできている「不平不満」は、言う方も聞く方も気分の良いものではありませんね。
「不平不満」の使い方
次に、「不平不満」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「政治に不平不満があるなら、選挙にはきちんと行ったほうがいいよ」
- 「あなたは毎日不平不満ばかり言っているけど、自分で何か行動したの?」
- 「みんなの不平不満を一身に浴びた学級委員をフォローしたのは担任だ」
- 「不平不満ばかり口にしていても仕方がない」
- 「世の中の不平不満を仏様は黙って聞いてくださる」
「不平不満」は、多くの人が持っているのではないでしょうか。
「不平不満を(言う)」「不平不満が(ある)」などと使われることが多いですね。
「不平不満」の類義語と英語表現
「不平不満」の類義語
それでは、「不平不満」の類義語をご紹介します。
- 欲求不満(よっきゅうふまん)
- 愚痴をこぼす(ぐちをこぼす)
「欲求不満」は、「何らかのことで欲求が満たされないこと」という意味です。「不平不満」と違い言葉に出すことではありませんが、心が満たされないことは同じです。
「愚痴をこぼす」は、「言っても仕方のないことを言って嘆く」ことです。「愚痴」は元々仏教用語で愚かなことです。それをこぼすことは「愚かなことを言う」ということです。
「不平不満」の英語表現
最後に、「不平不満」の英語表現をご紹介します。
- Complain(不平不満)
【例文】
- The venue is full of complainers(会場は不平不満を言う人であふれている)
- She always complains(彼女はいつも不平不満ばかり口にしている)
「Complain」は「不平を言う」「愚痴をこぼす」「泣き言をいう」という意味があります。
まとめ:「不平不満」があるからこそ改善される
以上、「不平不満」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | ふへいふまん |
意味 | 物事が思うようにならないことから満足できず、気持ちが収まらない |
語源 | 不平は心がたいらかでないということ、不満は心が満たされないことをいう |
類義語 | ・欲求不満(よっきゅうふまん) ・愚痴をこぼす(ぐちをこぼす) |
英語表現 | Complain(文句を言う) |
「不平不満」を口に出すことで改善されることがらも多いですが、行き過ぎると凶器になるので注意して発言しましょう。
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