「表裏一体」とは?意味や英語をわかりやすく解説!使い方の例文もご紹介

この記事は、約7分で読むことができます。

「表裏一体」の関係であるものと言えば、何を思い浮かべますか?ちなみに、私が真っ先に思い浮かべたのは光と影です。あれこそ、正に「表裏一体」ですよね。世の中には、この他にも様々な「表裏一体」が溢れています。ところで、「表裏一体」という言葉の意味をご存知ですか?
この記事では「表裏一体」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。

スポンサードサーチ

「表裏一体」の意味と語源

「表裏一体」の意味

はじめに、「表裏一体」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「表裏一体」は「ひょうりいったい」と読みます。
「表裏一体」とは、「二つのものが表と裏のように密接で切り離せない関係であること」と「相反するも同士が実は一つであること」という意味です。
つまり、「切り離せない関係」や「二つで一つをなすもの」といったことを表す言葉です。分かりやすく例えるなら、硬貨や紙でしょうか。どちらも「表」と「裏」という異なる二つの面が存在しますが、実質的には硬貨や紙というそれぞれ一つの物ですよね。これこそが「表裏一体」です。

「表裏一体」の語源

次に、「表裏一体」の語源についてご紹介します。

「表裏」とは、文字通り「表と裏」という意味です。そして「一体」は、「一つの体」や「分けることができない一つのもの」という意味です。
「表裏一体」は、「表と裏のように分けることができない一つのもの」ということになります。このような意味から、「切り離せない関係」といった意味でも使われているんですね。

スポンサードサーチ

「表裏一体」の英語表現と類義語

「表裏一体」の英語の表現

続いて「表裏一体」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。

  • Two sides of the same coin(表裏一体)

【例文】

  • They’re two sides of the same coin.(彼らは表裏一体の関係だ)
  • Pros and cons is two sides of the same coin.(長所と短所は表裏一体である)

「two sides of the same coin」は、英語版の「表裏一体」です。「two sides」は「二つの面」、つまり「両面」という意味です。そして「same coin」は「同じコイン」という意味です。なので、「two sides of the same coin」は「同じコインの二つの面」、つまり「同じコインの表と裏」という意味になります。これは、意味のところで例えとしてご紹介した硬貨の話と同じことですね。

「表裏一体」の類義語

次に「表裏一体」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。

  • 相即不離(そうそくふり)
  • 一心同体(いっしんどうたい)

「相即不離」は、「関係が深く密接で切り離せないこと」という意味です。「切り離せない関係」という意味で「表裏一体」と同じです。
「一心同体」は、「複数の者が心を一つにすること」という意味や「心を一つにして、まるで一人であるかのように固く結びつく」という意味があります。「二つ以上のものが一つになる」といったニュアンスの言葉なので、多少意味は違いますが、「二つで一つをなす」という意味の「表裏一体」に少し似ていますね。

「一心同体」を英語で表現すると【One flesh】と書きます。詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

また、こちらの記事も「くっつかず、とはいえ切り離せない」という意味で類義語と言えます。

 

「表裏一体」の使い方

最後に「表裏一体」の使い方を紹介します。

【例文】

  1. 「表裏一体の夫婦関係を目指したい」
  2. 「私達コンビの関係は、表裏一体だと自信をもって言える」
  3. 「光と影は、表裏一体である」
  4. 「仕事と家庭は、表裏一体なのかもしれない」
  5. 「長所と短所は表裏一体なので、言い方次第で印象が変わる」

「表裏一体」は、親密な関係を表す場合や、二つで一つであることを表す場合に使われます。関係を表す場合は、「表裏一体の関係」「~の関係は表裏一体」などといった言い方をします。二つで一つであることを表す場合は、「~と~は表裏一体だ」といった言い方をします。どちらも切り離すことのできない関係を意味するので、そういった関係を表現する際に使うといいかもしれませんね。

 

ビジネスシーンでの語彙力を身につけたい方に、人気の書籍もご紹介しておきます。

 

大人の語彙力が面白いほど身につく本 使いたい時にすぐ出てくる!/話題の達人倶楽部【1000円以上送料無料】

楽天で購入

 

大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる [ 齋藤 孝 ]

楽天で購入

 

大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 ひと言で知性があふれ出す [ 吉田裕子(国語講師) ]

楽天で購入

 

 

 

スポンサードサーチ

長所と短所は表裏一体?

実は、長所と短所って表裏一体なので、短所を長所に変えることができるんです。
例えば、短所で多く見られるのが「優柔不断」ですが、「優柔不断」は「時間をかけて決断する」「いろいろな部分を見極めてから決断する」と言い換えることもできます。
これは、「物事をきちんと見極められる」「冷静に判断できる」ということになり、短所ではなく長所となります。
自分の長所を見つけられない人は「長所と短所は表裏一体」という考えを頭に入れておくと、自分の長所を見つけやすくなるかもしれませんね。

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください