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テレビで某女性タレントさんを見ていると、あざといけど美しくて可愛くてうらやましくなっちゃいますよね。
でもあれは、タレントさんだからこそできること。あのタレントさんの専売特許なんじゃないかな…なんて言う人も多いですね。
しかし「専売特許」って、どういう意味なのでしょう?あなたはご存じですか?
この記事では、「専売特許」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をわかりやすくご紹介します。
「専売特許」の意味と語源
「専売特許」の意味
それでは、「専売特許」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「専売特許」は「せんばいとっきょ」と読みます。
「専売特許」とは、「その人だけが得意なことや、その人にしかできず他の人が真似できない方法」という意味です。
「特許」の古い言い方でもあり、「特技、十八番(おはこ)」という意味でもあります。
「専売特許」の語源
続いて「専売特許」の語源を紹介します。
まず「専売」とは「その人、その会社だけが独占的に売っているもの」という意味と、「財政上の理由により、特定の品物の販売を独占すること」という意味があります。どちらにせよ「販売の独占」という意味ですね。
そして、「特許」は「物の発明や方法の発明をした者に対して、国から特定の権利を与えること」と言う意味です。その権利を与えられると発明した物や方法を独占的に使用できるので、利益に変えることもできます。
「専売特許」の使い方
続いて、「専売特許」の使い方を例文でご紹介します。
- 「彼の歌い方は少し変わっているけれど、それが彼の声の良さをさらに引き立てているよね。あの歌い方は彼の専売特許だよ。」
- 「彼らと一緒にいられるのは彼女の専売特許だろうけど、彼女だって何もせずにあの場所に立っているわけではないですよ。きちんと努力を重ねているんです。」
- 「彼のあのストイックさとそれを支えるタフさは、間違いなく彼だけの専売特許だよな。」
- 「どんな気まずい空気も和ませられるのは、彼の専売特許と言ってもいいだろう。」
- 「何年もかけて開発した、この音の出し方には専売特許が取れるのではないだろうか。」
「専売特許」は「権利」のことなので、「(彼、彼女の)専売特許」と使うのが一般的でしょう。
また、日常会話で使われる「専売特許」は「国からもらった独占する権利」という堅い意味ではなく、「得意なこと」や「他の人には真似できないこと」という意味合いで使うことが多いです。
「専売特許」の類義語と英語表現
「専売特許」の類義語
それでは、「専売特許」の類義語を紹介します。
- 特許
- 特技
- 十八番
- お家芸
「専売特許」には同じような意味をもつ四字熟語はありません。
類義語では、上記のような言葉があります。どれも意味は「得意なこと」という意味ですね。
似たような権利に「著作権」というものもありますが、「専売特許」と「著作権」には決定的な違いがあります。
「専売特許」は「発明や方法」を独占できる権利であり、「著作権」は「文芸や美術などの思想を表現した作品」を独占できる権利です。
どちらも「独占する」という点は同じですが、間違えないように注意しましょう。
「専売特許」の英語表現
最後に、「専売特許」の英語表記をご紹介します。
- patent(専売特許)
【例文】
- a patented article(専売特許の論文)
- A new design is patented.(専売特許の新しいデザイン)
「専売特許」は、「patent」という一つの単語になります。「パテント」は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし文章に入れるときは「patented」というように「ed」が入ることもあるので気を付けましょう。
まとめ
以上、「専売特許」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | せんばいとっきょ |
意味 | その人だけが得意なことや、その人にしかできず他の人が真似できない方法 |
語源 | 「専売」=「その人、その会社だけが独占的に売っているもの」、「特許」=「物の発明や方法の発明をした者に対して、国から特定の権利を与えること」 |
類義語 | 特許、特技、十八番、お家芸 |
英語表現 | patent(特許) |
「専売特許」とは、国からもらった権利のことだけでなくその人にしかできないことという意味もあることがよくわかりましたね。
あなたにも何か「専売特許」がありますか?わたしはまだ無いように感じます。
せっかくなら何か一つでもとことん極めて、自分だけの「専売特許」身につけたいものですね。
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