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あなたは「心機一転」という言葉をご存じでしょうか。よく使われる言葉ですので大半の方がご存じかもしれませんね。
私は転職活動をしていた時に現状から心機一転したいと思い職を変えました。
「心機一転して臨む」「心機一転を図った」等と使われています。
気持ちを切り替える時に「心機一転」と言いますが、実際の使い方を見てみましょう。
この記事では「心機一転」の意味や語源、英語・類義語表現や例文による使い方をご紹介します。
「心機一転」の意味や語源
はじめに意味と語源についてご紹介していきます。
「心機一転」の意味
まずは「心機一転」の読み方を確認しましょう。
「心機一転」は「しんきいってん」と読みます。漢検5級レベルの比較的簡単な四字熟語です。
「心機」を「心気」と書いてしまうのは誤りですので注意しましょう。
それでは意味を確認しましょう。
「心機一転」とは「あるきっかけから気持ちががらりと変わること」という意味です。
気持ちを切り替える、ポジティブな意味として使う言葉です。
「心機一転」の語源
続いて語源を見てみましょう。
- 「心機」とは「心の動き」
- 「一転」とは「がらりと変わること」という意味です。
漢字から意味を予測しやすいですね。
「心機」と「一転」をあわせて「心の動きをがらりと変える」という意味になります。
「心機一転」の英語と類義語
続いて英語と類義語についてご紹介していきます。
「心機一転」の英語
英語に訳すとどうなるかみてみましょう。
【例文】
- He decided to turn over a new leaf and start a new business. (彼は心機一転して新しい事業を始めることにした)
- I decided to make a fresh start and study abroad. (私は心機一転して留学することに決めた)
1の例文は「turn over a new leaf」という表現を使っています。直訳は「新しいページをめくる」という意味ですが「心機一転」としてよく使われる慣用句になります。
2の例文は「make a fresh start」という表現です。直訳すると「新鮮なスタートをきる」という意味です。
他にも「気持ちを改める」という意味の「change one’s attitude」でも「心機一転」として使えます。
使い方に特に大差はありませんので、どの表現を使っても大丈夫です。
「心機一転」の類義語
続いて類義語をみてみましょう。
- 緊褌一番(きんこんいちばん)
- 気分転換(きぶんてんかん)
- 気分一新(きぶんいっしん)
それぞれ「緊褌一番」とは「心を引き締めて奮い立たせること」、「気分転換」とは「落ち込んだりした気持ちを前向きに切り替えること」、「気分一新」とは「気分を変えること、気持ちを新たにすること」という意味です。
全て、「心機一転」と同じく前向きな気持ちにするポジティブな意味の言葉です。
「気分転換」に関しては「心機一転」や他の2語と比べるともっと気軽に使う言葉になります。
「緊褌一番」と「気分転換」は、こちらの記事をご覧ください。
「心機一転」の使い方
最後に、「心機一転」の使い方を例文でご紹介していきます。
【例文】
- 「彼らはプロジェクトに行き詰り途方に暮れていたので、心機一転し方向性をガラッと変えることにした」
- 「今の仕事に限界を感じてしまった。心機一転、新しい環境で働くことに決めた」
- 「結婚をして心機一転、新しい生活が始まる」
- 「新しい年になるから、心機一転して目標に向かって頑張る」
- 「その企業は長い間、売り上げが上がらなかったが心機一転、新商品で巻き返しを図ることにした」
「心機一転、~」「心機一転して~」というかたちで使うことが多いです。
ポジティブな意味で使う言葉ですので、ただ気分を切り替えるという使い方ではなく、必ず前向きに切り替える時に使ってください。
「心機一転」すること
ここまで「心機一転」についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
よく使われる言葉ですのでご存じの方もいらっしゃったかもしれませんね。
「気分転換」と違う点は「なにか動機」があって気持ちを切り替えるということです。
ぜひ覚えておいてくださいね。
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