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あなたは「用意周到」タイプですか?それとも「無鉄砲」タイプですか?私はどちらかというと「無鉄砲」タイプなので、後で後悔したりすることが多く、その度に「用意周到」ではない自分が嫌になったりします。かと言って、すぐに「用意周到」な性格に変われるわけでもないので悩みどころですよね。ところで、「用意周到」の意味ってご存知ですか?
この記事では「用意周到」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「用意周到」の意味と語源
「用意周到」の意味
はじめに、「用意周到」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「用意周到」は「よういしゅうとう」と読みます。
「用意周到」とは「用意が行き届いていて、手抜かりがないこと」という意味です。
つまり、「準備に抜かりがない」「準備万端」といったところですね。
「用意周到」の語源
次に、「用意周到」の語源についてご紹介します。
「用意」とは、「準備」や「支度」を表す言葉で、「前もって必要な物を揃えること」「あらかじめ整えておくこと」という意味です。そして、「周到」とは「すみずみまで行き届いていること」「ぬかりがないこと」という意味です。
「周」には「隅々まで行き届く」「手落ちがない」、「到」には「至りつくす」「行き届く」という意味があります。どちらにも「行き届く」という意味があることから、「周到」は「抜かりがない」ということを強調している言葉だということが分かりますね。
「用意周到」の英語表現と類義語
「用意周到」の英語の表現
続いて「用意周到」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。
- prepared(用意周到)
- careful(用意周到)
【例文】
- You are will prepared(君は用意周到だね)
- Careful training(用意周到な訓練)
「prepared」は「用意された」「準備された」「準備万端」という意味です。そして、「careful」は「注意深い」「慎重」「周到な」という意味があります。どちらの単語も「用意周到」を表す言葉なので、文章に合う方を選んで使うといいかもしれませんね。
また、「用意周到」であることを強調したい場合は、「とても」という意味の「very」をつけて、「very careful」と表現することもできます。
「用意周到」の類義語
次に「用意周到」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。
- 用意万端(よういばんたん)
- 用心堅固(ようじんけんご)
「用意万端」とは、「準備の全て」という意味です。意味は少し違いますが、何かを「用意する」という意味では「用意周到」と同じですね。「用心堅固」とは「しっかりと気配りがされていて注意深いこと」という意味です。こちらも意味は違いますが、「用意周到」も「気配り」や「注意」が必要なので、そこの部分では同じと言えます。
当然ながら、こちらの「準備万端」も類義語ですね。
「用意周到」の使い方
最後に「用意周到」の使い方を紹介します。
【例文】
- 「彼は、用意周到な男である」
- 「用意周到な準備が必要だ」
- 「用意周到な旅行計画を立てよう」
- 「犯人は、用意周到な人間である」
- 「上司の用意周到さには毎回驚かされる」
「用意周到」は、「用意周到な~」「~は用意周到だ」といった使い方をされることが多いです。特に「用意周到な準備」「用意周到な計画」といった言い方をされることが多いですね。「~は用意周到だ」と使う場合は、例文のように「彼は用意周到な男だ」「犯人は用意周到な人物だ」など、「~」の部分には人を表す言葉が入ります。
「用意周到」が使いにくい場合は、普段「抜かりのない」などと言っている部分を、「用意周到」に言い換えて使ってみると使いやすいかもしれませんね。
「用意周到」は悪い言葉?
刑事ドラマなどで「犯人は、用意周到な人間だ」「これは、用意周到に計画された犯罪だ」などといった言葉をよく耳にしますよね。そのため、「用意周到」そのものが悪い意味で捉えられがちです。しかし、実際には「用意周到」の意味に「悪事のため」などの意味は含まれていません。ですので、「用意周到」は良い意味の文章でも悪い意味の文章でもどちらでも使える言葉なんですね。
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