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見えないものが見える、聞こえないはずのことが聞こえる、どう考えても、そんな「怪奇現象」が起こるわけないと思うのですが、それは、ごくごくたまに起こるものです。
人は説明ができないものに対して否定的です。「そんなことあるわけない」とつい言ってしまうのです。
でも、それは人間が説明できないだけであって、人間界以外では常識的なことかもしれません。
この記事では、「怪奇現象」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語表現をご紹介します。
「怪奇現象」の意味と語源
「怪奇現象」の意味
最初に、「怪奇現象」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「怪奇現象」は「かいきげんしょう」と読みます。
「怪奇現象」とは、「現代科学では説明ができないとされる、奇妙で不思議な現象」という意味です。
霊的な不思議な出来事、非科学的な現象のことを言います。
「怪奇現象」の語源
続いて、「怪奇現象」の語源をご紹介します。
「怪奇現象」を二つの語に分けて説明していきます。
「怪奇」は、「怪しくて不思議なこと」です。世の中にはそのようなことはないだろう、と思うような出来事を言います。常識から外れていることを表します。
次に「現象」ですが、「人間が知覚するすべてのこと」「自然界、人間界のどちらにでも、形となって現れる物事」ということです。
「怪奇現象」は、あり得ないような出来事が現れることです。現実に見えたり、聞こえたり、存在したりしているにも関わらず、「ありえない」と思うことです。
多くの人は説明ができない物事に対し否定的になり「怪奇現象」と、一括りにするひとも少なくありません。
「怪奇現象」の使い方
次に、「怪奇現象」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「僕が体験した怪奇現象は、テレビの電源が勝手に落ちたことだ」
- 「弟は怪奇現象だと騒いでいるが、昨日勝手にテレビの電源が落ちたのはリモコンの上に私が座ったからだ」
- 「怪奇現象の特集番組をしているが、ほとんどが海外の出来事ばかりだ」
- 「自分のやった行動を忘れ、怪奇現象だと大騒ぎしている母が心配だ」
- 「怪奇現象などの話を、僕は信じられない現実的な人間である」
「怪奇現象」は、科学的にどうして起こったのか説明できない事柄のことを言います。
「怪奇現象を(体験した)」「怪奇現象が(起こった)」などと使用されることが多いですね。
「怪奇現象」の類義語と英語表現
「怪奇現象」の類義語
それでは、「怪奇現象」の類義語をご紹介します。
- 超常現象(ちょうじょうげんしょう)
- 心霊現象(しんれいげんしょう)
「超常現象」は、「今の科学では説明のできない超能力による透視などの宗教的な現象」という意味です。「怪奇現象」は不思議に思う現象、「あれ?何かおかしい?」と思うことに対し、「超常現象」は「は?絶対ありえない」と思う現象です。
「心霊現象」というのはその漢字の通り、幽霊などの霊的なことで起こる現象を言います。
「怪奇現象」の英語表現
最後に、「怪奇現象」の英語表現をご紹介します。
- Unnatural phenomena(怪奇現象)
- A haunting(怪奇現象)
- Strange phenomenon(奇妙な現象)
【例文】
- I know the strange phenomenon that she saw, too(彼女が見た怪奇現象は僕も知っている)
- I was not able to sleep on seeing a strange phenomenon in excitement yesterday(昨日は怪奇現象を見て興奮して眠れなかった)
多くの英文で「Strange phenomenon」を使用します。「Strange」は「変」という意味、一方で「Unnatural」は「不自然」という意味です。
「A haunting」は幽霊のほうで使用されることが多いです。
まとめ:人間都合の「怪奇現象」?
以上、「怪奇現象」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | かいきげんしょう |
意味 | 現代科学では説明ができないとされる、奇妙で不思議な現象 |
語源 | 怪奇は「怪しくて不思議なこと」現象は「人間界、自然界で形となって現れること」で怪しく不思議な、受け入れがたい、しかし、形となって現実に現れること |
類義語 | ・超常現象(ちょうじょうげんしょう) ・心霊現象(しんれいげんしょう) |
英語表現 | ・Unnatural phenomena(怪奇現象) ・A haunting(怪奇現象) ・Strange phenomenon(奇妙な現象) |
「怪奇現象」は科学的に説明しがたい物事ですが、それは人間の都合だけなのかもしれませんね。
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