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職場や学校や家庭に「明朗闊達」な人がいると、場の雰囲気がぱっと明るくなります。
クラスの中心人物となるムードメーカーとなることも多いです。
コミュニケーションが上手い人は、常に笑顔を絶やさず皆から愛されていますよね。
さて、人の性格を表す「明朗闊達」はいったいどのような意味や使い方をするのでしょうか?
この記事では「明朗闊達」の読み方・意味・語源はもちろん、英語・類義語表現と使い方の例文をご紹介します。
「明朗闊達」の読み方、意味や語源
「明朗闊達」の意味
最初に、「明朗闊達」の読み方と意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「明朗闊達」とは「めいろうかったつ」と読みます。
「朗」は「朗らか(ほがらか)」という感じです。「郎」と間違えないように注意してください。
「明朗闊達」とは、「明るく朗らかで、おおらかである様子」という意味です。
「明朗闊達」な人は、おおらかで人間としての器が大きい人物ですね。
「明朗闊達」の語源
続いて、「明朗闊達」の語源をご紹介します。
「明朗」は明るくほがらかである様子を表します。「闊達」とは器が大きく、細かい物事にこだわらないことを指します。
「明朗闊達」とは、「明朗」と「闊達」は2つの熟語を組み合わせて作られた単語です。
語源は不明ですが、近現代以降の文章において多数みられる表現です。
「明朗闊達な表情はどこへやら」横溝正史『悪魔の設計図』
「明朗闊達なる陽馬も金縛りにならざるを得ない。」野坂昭如『東京十二契』
人の在り様を生き生きと描く「明朗闊達」は、多くの小説で使われている表現です。
「明朗闊達」の英語表現と類義語
「明朗闊達」の英語表現
次に、「明朗闊達」の英語表現をご紹介します。
- cheerful and accepting (活発で、度量が大きい)
「cheerful」とは、「陽気な、朗らかな、元気のいい」という意味の言葉であり、明るく朗らかな性格の人に対して使います。
「accepting」は、生まれつきのおおらかな性格を表し、分け隔てなく様々な人を受け入れられる人を指します。
また、度量の大きい人間は「the bigger person」とも表すことができます。明るく社交的でおおらかな人が皆から好かれるのは、万国共通ですね。
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「明朗闊達」の類義語
「明朗闊達」の類義語をご紹介します。
- 明朗快活(めいろうかいかつ)
- 自由闊達(じゆうかったつ)
「明朗快活」とは、「はつらつとした、明るく活気のある性格」を表す言葉です。「明朗」は小さいこだわりがなく、明るい様子を指します。
特に「朗」は晴れやかで、楽しい心持ちを表します。「快活」とは「はつらつとして、活気のある様子」を表しています。
「自由闊達」とは、「のびのびと縛られずに、物事にこだわらない様子」を示します。
「自由闊達な文章」というように、人以外を表すときにもよく用いられる四字熟語です。
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「明朗闊達」の使い方
それでは、「明朗闊達」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼は明朗闊達な性格で、クラスの人気者だ。」
- 「『明朗闊達』をモットーに日々笑顔で過ごしている。」
- 「初対面だが明朗闊達な対応をしてもらい、いい気分だ。」
- 「母校は明朗闊達を校是として掲げており、自由な校風が特徴だ。」
- 「いつも明朗闊達な彼女の表情が曇っているのは珍しい。」
「明朗闊達」は、人の性格を表すときに用いる四字熟語です。
性格の他には、表情や声を表すこともあります。
また座右の銘やモットーもよく使われており、自分の長所を表す言葉として「明朗闊達」を挙げる人も数多くいます。
まとめ:「明朗闊達」は明るく器の大きい人
以上、「明朗闊達」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | めいろうかったつ |
意味 | 明るく朗らかで、おおらかである様子 |
語源 | 「明朗」=「明るくほがらかである様子」 「闊達」=「器が大きく、細かい物事にこだわらないこと」 |
英語表現 | cheerful and accepting (活発で、度量が大きい) |
類義語 | ・明朗快活(めいろうかいかつ) ・自由闊達(じゆうかったつ) |
落ち込んでしまうようなミスを犯したとき、友人が笑顔で励ましてくれるとこちらも元気がもらえますよね。
明朗闊達な人は、周りを明るい気分にして、幸せにする人物です。
常に明るく、物事を細かく気にせず笑い飛ばせるような器量も持ち合わせた魅力的な人を目指したいですね。
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