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優しい人は、世の中たくさんいます。人に優しくすることは、いくらでもできます。
ですから、『自分は優しくないから、今からでも他人に優しくなろう』と思えば、すぐに実行することが出来るのです。
それに加え、賢くありたいということは結構難しいかもしれません。持って生まれた賢さもあり、長い人生で培ったものもあります。
今からすぐに賢く生きようとしても、頭はすぐに回転できるようになりはしません。
しかし、これも訓練です。どうしたら、スムーズにことが運ぶか、みんなどんな考えをしているのか等と思いを巡らせていれば、賢さは増すものです。
この記事では「温和怜悧」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「温和怜悧」の意味と語源
「温和怜悧」の意味
最初に、「温和怜悧」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「温和怜悧」は「おんわれいり」と読みます。
「温和怜悧」とは、「おとなしい」「穏やかで優しく、賢い」という意味です。
気持ちを落ち着けて考え、行動できる人のことですね。
「温和怜悧」の語源
続いて、「温和怜悧」の語源をご紹介します。
「温和怜悧」を二つに分けて、ご説明していきます。
まず「温和」ですが、気候を表す「暖かで、厳しい変化のないこと」で、人が住みやすそうな環境です。そして「落ち着いていて、優しく穏やか」という人の性格を表す言葉でもあります。温和な性格などと使用されますね。
次に「怜悧」ですが、「頭が賢い」「利口な」ということです。「怜」も「悧」も「賢い」という意味があります。「賢い」を強調している言葉です。頭が賢いというのは勉強が出来るということではありません。頭の回転が速く、周りの人のことを気にして行動が出来る人です。
「温和怜悧」の使い方
次に、「温和怜悧」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「温和怜悧な人が上司なら、仕事も頑張れそうな気がする」
- 「彼は見た目が怖いけど、温和怜悧な人と評判が高い」
- 「うちの婿は本当に温和怜悧で、娘は幸せそうだ」
- 「温和怜悧な人と僕は言われるけれど、そそっかしいところが多いと自分で思うんだ」
- 「温和怜悧な人間ならば、みんなが付いて行きたいと思うだろう」
「温和怜悧」は、とっても頼れる、安心できる存在の人です。
「温和怜悧な(人)」「(彼は)温和怜悧といわれる」などと使用されることが多いですね。
「温和怜悧」の類義語と英語表現
「温和怜悧」の類義語
それでは、「温和怜悧」の類義語をご紹介します。
- 温和勤勉(おんわきんべん)
- 温和丁寧(おんわていねい)
「温和勤勉」は、「優しく穏やかで、仕事や学業など熱心に励む」という意味です。
「温和丁寧」は、「穏やかで優しく、心が行き届いていること」という意味です。
どちらも人の性格や様子を表わし、穏やかな性格であることが共通しています。
「温和丁寧」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「温和丁寧」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】
「温和怜悧」の英語表現
最後に、「温和怜悧」の英語表現をご紹介します。
- calm, and is smart(穏やかで賢い=温和怜悧)
【例文】
- I wish that I want the person who a child is calm, and is smart to bring up(子どもが穏やかで賢い=温和怜悧な人に育って欲しいと願う)
- I want to work with the person who I am calm, and is smart(私は、穏やかで賢い=温和怜悧な人と仕事がしたい)
「温和怜悧」という言葉を単語で表すことは難しいですが、「calm(穏やか)」と「smart(賢い)」を使うことで「calm, and is smart」となります。
四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。
ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】
まとめ:なかなか巡り合えない「温和怜悧」
以上、「温和怜悧」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | おんわれいり |
意味 | おとなしい、穏やかで優しく、賢い |
語源 | 温和は「穏やか」な暖かい気候を指す意味と「穏やか」で優しい人柄を表す言葉です。「怜悧」はとっても賢いということを意味する言葉です。 |
類義語 | ・温和勤勉(おんわきんべん) ・温和丁寧(おんわていねい) |
英語表現 | calm, and is smart(穏やかで賢い) |
「温和怜悧」は穏やかで優しい、そして、非常に賢い人を表わした言葉です。
そのような人に中々めぐり合うことは、難しいかもしれませんね。
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