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お正月が過ぎ、仕事始めのあたりになると思い出すのは、家族でえびす祭りに行ったことです。
毎年、家族で寒い中お参りに行き夜店を見て歩くのが楽しみでした。
人も多く、それぞれ商売がうまくいくことを願って祈願し、笹を買い求める光景が楽しみでもありました。
この記事では「商売繁盛」の意味や語源、英語表現・類義語や例文を用いての使い方をご紹介していきます。
「商売繁盛」の意味と語源
「商売繁盛」の意味
まずは読み方ですが、「商売繁盛」は「しょうばいはんじょう」と読みます。
「商売繁盛」とは「にぎわい大いに栄えるさま」という意味です。
商売をしている人にとっては「商売繁盛」こそ、一番の願いでもあります。
商売は3年続けば繁盛すると言いますが、その3年は苦悩の連続です。その苦悩を乗り越えた時、笑えることも出てきます。商売人にとって「商売繁盛」は夢であり、目標である四字熟語であると言えるでしょう。「商売繁盛」を継続させることの大変さは、社会人になれば嫌でも身につくことですね。
「商売繁盛」の語源
続いて、「商売繁盛」の語源について見ていきましょう。
- 「商売」・・・「商い」という意味
- 「繁盛」・・・「賑わい栄える」という意味
古代より働くことは生活を楽にする意味があります。その働きの中に「商売」があります。「商売」が栄えることは、人の生活が楽になるということに繋がります。
商売が栄えるように願う神様がえびす様であり、「商売が繁盛しますように」の願いから「商売繁盛」という四字熟語になったのでしょう。「商売繁盛、笹もってこい」は、商売人なら誰でも知っている言葉ですね。
「商売繁盛」の英語表現と類義語
それでは、「商売繁盛」の英語表現や類義語にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
「商売繁盛」の英語表現
「商売繁盛」の英語には以下のようなものがあります。
- thriving business
- prosperous business
【例文】
- He shop has been prosperous business.(彼のお店は商売繁盛している。)
「business」の「仕事」は日本語でも馴染みある英語です。
「business」に「prosperous」の「繁栄」をつけることで、「商売繁盛」の四字熟語と同じ英語訳となります。
「商売繁盛」の類義語
次に、「商売繁盛」の類義語にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
- 満員御礼(まんいんおんれい)
- 千客万来(せんきゃくばんらい)
「満員御礼」も「千客万来」も「お店にお客様が満員である」という意味の四字熟語なので、商売が栄えている状態を表現しています。
「満員御礼」「千客万来」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「満員御礼」とは?意味や由来、使い方の例文をご紹介【英語&類義語】
「千客万来」とは?意味と語源、使い方の例文をご紹介!英語の例文つき
「商売繁盛」の使い方
それでは「商売繁盛」の使い方を例文で見ていきましょう。
【例文】
- 「彼が開いたお店は、いきなり商売繁盛の兆しをみせた。」
- 「商売繁盛を願い、このオブジェを買いました。」
- 「彼女は、商売繁盛するように毎年お参りに行っています。」
- 「父に、会社が商売繁盛する秘訣を教わりました。」
- 「誰しも、起業する時は商売繁盛を願っているものだ。」
「商売繁盛」は人の気持ちの表れであり、それを願い努力するものであることが例文からもわかります。
「商売繁盛する」「商売繁盛したい」という使い方をします。
「商売繁盛」とは仕事には不可欠な言葉
ここまで「商売繁盛」について解説しました。
「商売繁盛、笹もってこい」は、文字通り「商売繁盛したいなら笹もってこい」という意味です。毎年、笹を返しに行くのがえびす祭りです。笹は縁起物とされ、力強い生命力があると言われています。そんな生命力に因んで「商売繁盛」のシンボルとして笹が使われるようになりました。
笹といえばパンダのイメージがありますが、パンダも動物園のアイドルで集客率を上げてくれます。その点では「商売繁盛」していると言えますね。
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