「粗衣粗食」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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皆さんは食べ物に好き嫌いはありますか?

私は小さいころ食事に嫌いな食べ物があるとついつい残していました。そのたびに親に「昔は食べ物も十分に無くて、みんな粗衣粗食を甘んじて生活してたんだからわがまま言わないの!」なんて叱られて苦い顔して一生懸命食べていた記憶があります。お陰で今は好き嫌い無く全て美味しくいただいています。

ところで、「粗衣粗食」とはどのような意味があるのでしょうか。

この記事では、「粗衣粗食」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

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「粗衣粗食」の意味と語源

「粗衣粗食」の意味

それでは、「粗衣粗食」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「粗衣粗食」は「そいそしょく」と読みます。

「粗衣粗食」とは、「貧しくて粗末な暮らし、シンプルでつましい生活」という意味です。

生活が質素な様子を表すため「貧しい、粗末な」という意味が転じて、「つましい、無駄のない」など前向きな意味も含まれています。

「粗衣粗食」の語源

続いて、「粗衣粗食」の語源をご紹介します。

それぞれの漢字について見ていきましょう。

「粗」は「粗末な、質素な、上等でない」という意味です。

「衣」「食」は「着るもの、食べること」という意味で生活する上で欠かせないこと、暮らしを例える言葉です。私たちは服を着て食事をしなければ、社会で暮らすことはできませんよね。

「粗衣粗食」は、「粗衣(粗末な服)」「粗食(粗末な食事)」の似ている意味の熟語を組み合わせて、暮らしが質素な様子をより強調しています。

昔は粗末な生活を余儀なくされていましたが、今は生活が豊かになりました。そんな時代の変化に伴って、「粗衣粗食」は「無駄なものを買わずあえてシンプルな生活をしている」のような意味も含まれるようになりました。

たくさんの物の中から欲しいものを選べる今だからこそ、「粗衣粗食」には「暮らしていければ別になんでもいいや~」のような「欲がない生活」という意味としても使われるようになったんですね。

 

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「粗衣粗食」の英語表現と類義語

「粗衣粗食」の英語表現

次に、「粗衣粗食」の英語表現をご紹介します。

  • Poor clothes and fare(粗衣粗食)
  • Plain living(飾り気のない暮らし)
  • Frugal life (質素な生活)
  • Simple life(簡素な生活)

【例文】

  • I was content with poor clothes and fare when I was young.(私が若いころは粗衣粗食に甘んじていた。)
  • Take exception to plain living.(粗衣粗食に腹を立てる)
  • Frugal life is important.(粗衣粗食は大切である)
  • I’m interested in a simple life.(粗衣粗食に興味がある)

「poor clothes and fare」を直訳すると、「貧しい服と食事」という意味です。

「plain」は「装飾のない」、「frugal」は「質素な」、「simple」は「シンプルな」という意味です。

「poor」はマイナスなイメージがありますが、それ以外はマイナスなイメージではないですね。「living」と「life」はどちらも「生活、暮らし」を意味します。

「粗衣粗食」の類義語

「粗衣粗食」の類義語をご紹介します。

  • 悪衣悪食(あくいあくしょく)
  • 節衣縮食(せついしゅくしょく)
  • 冬月赤足(とうげつせきそく)
  • 一汁一菜(いちじゅういっさい)

「悪衣悪食」は「粗末な衣服と食べ物」という意味で「粗衣粗食」の「粗末なくらし」と同じ意味があります。

「節衣縮食」は「無駄のない暮らし」という意味です。

「冬月赤足」は「寒い冬でも裸足で足を赤くしている」という意味が転じて「欲のない質素な暮らし」という意味があります。

「一汁一菜」は「粗末な食事」を意味し、暮らしの中でも食事・食生活について使われる場合が多いです。

これらは、すべて「粗衣粗食」とほぼ同様に質素な暮らしを表す時に使う言葉です。

「一汁一菜」については、こちらの記事に詳しく書いています。

 

「粗衣粗食」の使い方

最後に、「粗衣粗食」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「戦時中は、みんな粗衣粗食を甘んじて乗り越えていた」
  2. 「こんな時代だからこそ、粗衣粗食を心がけなければならない」
  3. 「会社が倒産すれば待っているのは、粗衣粗食の人生だ」
  4. 「教育の為にぜいたくはせず、粗衣粗食の大切さを教えている」
  5. 「夢のために、今は粗衣粗食の生活を送るしかない」

「粗衣粗食」は質素な暮らしぶりを表す時に使う言葉です。

「粗衣粗食を(甘んじる)」「粗衣粗食の(生活)」などと使用されることが多いですね。

良い意味でも悪い意味でも使用され、その時代の背景や暮らしのようすを表すために使われる場合もあります。

シーンによってニュアンスが変わるので気をつけた方がいいですね。

 

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今こそ「粗衣粗食」を考えよう

「粗衣粗食」は、つましい生活を表す時に使う言葉です。

昔に比べて生活が豊かになった今は、便利な商品が増えて美味しいものが沢山ありますよね。

生活に困ることは減りましたが、欲のままに生活しているとどんどん欲を満たす感覚が麻痺してしまいます。今こそあえて「粗衣粗食」な生活を考えてみてはいかがですか。

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