「相互作用」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

この記事は、約9分で読むことができます。

具合が悪くて病院に行ったとき、いくつかの薬を出されますよね。

そしてお医者さんに「この薬はこれに効いて~…この二つの薬は相互作用で~…」なんて、小難しい説明をされますよね。

正直、あまりよくわかっていませんが…。

このように、薬の説明をする時にも使われている「相互作用」という言葉。意外と様々な場所で耳にしますが、どういう意味なんでしょうか?

この記事では、「相互作用」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をわかりやすくご紹介します。

 

 

 

スポンサードサーチ

「相互作用」の意味と語源

 

「相互作用」の意味

 

最初に、「相互作用」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「相互作用」は「そうごさよう」と読みます。

「相互作用」とは、「物や現象が互いに作用し合い、影響を及ぼし合うこと」という意味です。

「相互作用」は、どちらかというとポジティブな影響を及ぼし合う時に使われることが多いです。

また、こちらは薬の説明や科学的な事柄に対して使うことが多い言葉です。しかし、人間に対してなど、もちろん他の事柄にも使えます。

 

 

「相互作用」の語源

 

次に、「相互作用」の語源を紹介します。

 

「相互作用」を二語に分けて紐解いてみましょう。

まず「相互」とは「お互いに」という意味や「どちらからも働きかけがあること」という意味です。

そして「作用」とはいくつか意味がありますが、ここでは「他に力や影響を及ぼすことやその働き」という意味が当てはまります。

このように、「お互い、どちらからも」という意味の言葉と「影響を及ぼす」という意味の言葉がくっついて、「相互作用」という言葉が作られています。

 

 

 

スポンサードサーチ

「相互作用」の使い方

 

続いて、「相互作用」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「この二種類の薬を同時に摂取することによって薬の相互作用が起こり、状態はさらに早く回復へ向かうでしょう。」
  2. 「この心理状態と、脳の活動の相互作用について調べてみました。」
  3. 「それぞれの登場人物の発言が相互作用を起こして、この小説が出来上がっているんですね。」
  4. 「AとBが相互作用し合い、その結果としてこの現象が起こったんだ。」
  5. 「この出来事は、彼と彼女が一緒にいることによって生じた相互作用の賜物と言えるのではないだろうか。」

 

「相互作用」とは「現象」のことを表していますよね。

そのため「相互作用」という言葉を使う時は、「相互作用が~」「相互作用を~」というように使います。

 

使う場面を気を付けよう

薬や化学変化に対して使うのは、もちろん専門的な知識が必要なので無闇矢鱈(むやみやたら)と使わないようにしましょう。

現象などについては、どんな人でも使うことができます。特に「人と人との間で起きた現象」なのに使えますね。

 

 

 

「相互作用」の類義語と英語表現

 

「相互作用」の類義語

 

それでは、「相互作用」の類義語を紹介します。

  • 相乗効果(そうじょうこうか)
  • 交互作用(こうごさよう)
  • 多士済々(たしさいさい)

 

「相乗効果」は、「複数の要因や組み合わせによって、個々がもたらす以上の結果を出すこと」という意味です。ご存じの方も多い言葉ですが、「二つ以上の何かが合わさることで良い効果が現れる時」に使いますね。

「交互作用」は、「二つの因子が組み合わさることで現れる相乗効果」という意味です。「因子」という単語も出てきますし、「現象」について言うときにより多く使われます。「相互作用」よりももっと理論的なことに言及するときに使用するイメージです。

「多士済々」は、「優れた人材がたくさん集まっていること」という意味です。こちらは『人』にフォーカスされていますが、「影響を与え合う」という点で類義語と言えます。

 

「相乗効果」「多士済々」については、こちらの記事に詳しく書いています。

 

「相乗効果」とは?意味や語源、英語訳・類義語!使い方の例文もご紹介

 

「多士済々」とは?意味や語源、使い方の例文!少数精鋭との違いは?

 

 

「相互作用」の英語表現

 

最後に、「相互作用」の英語表現をご紹介します。

  • interaction(相互作用)

 

【例文】

  • close interaction(密接な相互作用)
  • a communicative interaction(コミュニケーションの相互作用)

 

「相互作用」は、「interaction」という単語で表すことができます。

しかし「interaction」の前に、「mutual」や「drug」をつけることもあります。「mutual」は「相互の」「相互の関係にある」という意味を持つ単語で、「drug」は「薬」という意味です。

 

使い方に注意

「mutual」はどんな事柄に対しても使えますが、「drug」は薬や医療関係や化学関係の事柄について言うときしか使えませんね。注意しておきましょう。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

ビジネスシーンでの語彙力を身につけたい方に、人気の書籍もご紹介しておきます。

 

大人の語彙力が面白いほど身につく本 使いたい時にすぐ出てくる!/話題の達人倶楽部【1000円以上送料無料】

楽天で購入

 

大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる [ 齋藤 孝 ]

楽天で購入

 

大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 ひと言で知性があふれ出す [ 吉田裕子(国語講師) ]

楽天で購入

 

 

 

スポンサードサーチ

まとめ:「相互作用」の内容を調べると面白い

 

以上、「相互作用」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 そうごさよう
意味 物や現象が互いに作用し合い影響を及ぼし合うこと
語源 「相互」=「どちらからも働きかけがあること」
「作用」=「他に力や影響を及ぼすことやその働き」
類義語 ・交互作用
・相互交流
英語表現 interaction(相互作用)

 

いかがでしたか?「相互作用」の意味は理解していただけましたか?

きちんと調べてみると、この言葉を使う時には注意しなければいけないこともあると言うことがよくわかりましたね。

しかし、例えば化学現象の「相互作用」については、きちんと調べた上で使うのは問題ありませんので、これを機会に「相互作用」について、言葉ではなく内容を調べてみるというのも面白いですね。

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください