「百折不撓」とは?意味や由来、使い方の例文をご紹介【英語・類義語表現】

あなたは「百折不撓」という言葉の意味を知っていますか?
「百折不撓」には、私が好きな言葉でもある“あきらめない気持ち”という意味も込められています。
そんな「百折不撓」は、やっぱり座右の銘にする人も多いようですね。
そんな見た目が気難しそうな言葉ですが、一体どんな意味が含まれているのでしょうか。
この記事では、「百折不撓」を意味や語源、英語・類義語表現や使い方の例文をご紹介します。

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「百折不撓」の意味と語源

「百折不撓」の意味

「百折不撓」の読み方は「ひゃくせつふとう」と読みます。
「百折不撓」とは「何度失敗しても志を曲げないこと」という意味です。
それではどういった意味なのか小学生でも解るように漢字を一つ一つ丁寧に紐解いていきましょう。

  • 「百」…十を十併せて、つまり十倍して得る数
  • 「折」…折ること、折ったもの
  • 「不」…打消しの言葉、否定する意味
  • 「撓」…たわめる、たわむ、しなう、まがる

一般的な解りやすい言葉では「あきらめない」「くじけない」ということです。

「百折不撓」の由来

「百折不撓」の由来には、諸説があります。

まず一つは、蔡邕(さいよう)という人の著書です。

中国後漢時代の橋玄(きょうげん)という政治家の話で、「橋大尉碑(きょうたいいのひ)」という碑文(ひぶん)に記しています。
「百折して撓まず、大節に臨みて奪ふ可からざるの風有り」
これは橋玄が大変厳しい政治家で「強い意志を持って国の大事に臨んでも、びくともしなかった」ということを言っています。
この言葉の裏付としてこんな話があります。
橋玄は仕事熱心な為、陳の国の大臣羊昌(チェンチャン)の悪行を徹底的に調べ上げ、さらけ出すなどして大変な恨みを買っていました。
そして事件が起こったのです。
橋玄の末の息子が強盗犯に誘拐をされました。橋玄に恨みを持つものが恐喝しようとして息子をさらったのです。
強盗犯はすぐに包囲されますが、息子の命がかかっているため下手に手出しはできません。
しかし、橋玄は「自分は国を守るもの、息子のために強盗犯をのさばらせておくわけには行かない」と、強盗犯を捕まえようと突撃します。
強盗犯は捕まりましたが、息子は殺されてしまいました。
橋玄は息子を亡くしましたが、この件で名声はあがりました。

邪悪な物に屈しないという精神から、「百折不撓」という言葉が出来たのです。

あと一つは、中国の温泉を掘った人のお話からきた言葉で、その内容は以下の通りです。

ある日、北国に住む人が冬に怪我をしました。たまたま近くに川が流れていたので、その川の水で怪我をした手を洗ったところ、「あたたかい水だ~!こ、これはもしや・・・?」と言い、この人は「この地下に温泉が湧いているに違いない!」と確信しました。早速、専門業者へ依頼をして温泉の発掘を始めましたが、掘っても掘っても温泉は思うように出できませんでした。
百回以上何度も心を折られても意志を曲げることなく地下を掘り続け、ついに4年もの歳月を経て温泉を掘り当てたのです。その温泉は今、無料温泉として地域の人々に開放されいます。

百回挫折しても心を曲げず温泉を堀り続けたところから「百折不撓」という四字熟語ができました。
百回挫折しても意志を曲げないとういのは、かなり強靭な心の持ち主ですね。

有力な説としては前者の方ですが、知識として両方の由来を蓄えておくと良いですね。

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「百折不撓」の英語・類義語・対義語

「百折不撓」の英語表現

英語で「百折不撓」の表現は2つほどあります。

  • indefatigability・・・疲れないこと、根気強さ、不屈さ
  • indomitableness・・・不屈の、屈服しない、頑強な

「indomitableness」は2つの単語から構成されていて、「indomitable +‎ ~ness.」で直訳は「不屈の性質」です。

「百折不撓」の類義語

「百折不撓」の類義語はいくつかあり、普段よく耳にする言葉もあります。

  • 七転八起(しちてんはっき)
  • 不撓不屈(ふとうふくつ)

「七転八起」は馴染みがある言葉かもしれません。七転び八起きが四字熟語になったもので七回転んで八回起きること、「不撓不屈」はどんな困難にあってもくじけないことです。

「七転八起」と「不撓不屈」の記事はこちらをご覧ください。

「七転八起」の意味や使い方の例文をご紹介!

「不撓不屈」の意味や使い方の例文。座右の銘にいい理由

「百折不撓」の対義語

「百折不撓」の対義語はマイナスな言葉のイメージです。

  • 戦意喪失・・・せんいそうしつ

「戦意喪失」の意味は物事に立ち向かう意思が挫ける、やる気を失うということです。

 

「百折不撓」の使い方

それでは、「百折不撓」の使い方として例文を見ていきましょう。

【例文】

  1. 「何度負けても立ち上がり百折不撓の精神で立ち向かった。」
  2. 「人生における私の志は百折不撓だ。」
  3. 「百折不撓を貫いた彼を誇りに思う。」
  4. 「試合で何度負けそうになっても、百折不撓の気持ちで食らいついたら勝つ事ができた。」
  5. 「仕事の失敗で落ち込んでも百折不撓であきらめなければ、またチャンスはやってくる。」

「百折不撓」は何度失敗しても信念を曲げない意志が固い事を表現するときに使われます。
「百折不撓(の精神)」などと使われるのが、一般的ですね。

こちらの四字熟語も「耐え忍んで動かない志を持つ」という意味では、「百折不撓」に似ていますね。

「百折不撓」はとても前向きな言葉

「百折不撓」を紐解いてみたところ、非常に前向きな言葉であることが解りました。
「百折不撓」は簡単な言葉で「あきらめない」「挫けない」という事を説明させていただきました。「百折不撓」という言葉に変換して発すると、とてもカッコイイ言葉です。
私も「あきらめない気持ち」を四字熟語で「百折不撓」とシンプルに言ってみようと思います。
あなたも今後くじけそうになった時、心の中で「百折不撓」を繰り返しつぶやくとおまじないのように使ってみてはいかがでしょうか。あきらめない気持ちが湧いてくると思います。

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