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あなたは「誹謗中傷」に遭った経験がありますか？最近はSNSなど、自分の知らないところでも「誹謗中傷」の的にされたりすることがあるので怖いですよね。「誹謗中傷」は、誰でも遭う可能性のあることですが、私は小心者で傷つきやすいタイプなのでできるだけ「誹謗中傷」されないように、目立たずひっそりと生きていきたいものです。
ところで、「誹謗中傷」という言葉の意味をご存知ですか？
この記事では「誹謗中傷」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「誹謗中傷」の意味と語源
「誹謗中傷」の意味
はじめに、「誹謗中傷」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「誹謗中傷」は「ひぼうちゅうしょう」と読みます。
「誹謗中傷」とは「根拠のない悪口を言いふらす」「他人に対して悪口を言って傷つける」という意味です。
つまり、「人を傷つける行為」のことですね。
「誹謗中傷」の語源
次に、「誹謗中傷」の語源についてご紹介します。
「誹謗中傷」は、「誹謗」と「中傷」が組み合わさってできた言葉です。「誹謗」には、「悪口を言う」「誹る（そしる）」という意味があります。「誹る」とは、「人を悪く言う」「けなす」という意味です。続く「中傷」は、「根拠のないことを言いふらし、他人を傷つけること」という意味です。
これらの意味を当てはめると、「誹謗中傷」は「根拠のない他人の悪口を言いふらして人を傷つける」となりますね。「誹謗」も「中傷」も人を悪く言うことを表す言葉なので、「誹謗中傷」が、どれだけひどい行為なのかがよく分かります。
「誹謗中傷」の英語表現と類義語
「誹謗中傷」の英語の表現
続いて「誹謗中傷」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。
- Slander（誹謗中傷）
【例文】
- suffered slander（誹謗中傷に遭った）
- she is by slandered on the internet（彼女はネット上で誹謗中傷に遭っている）
「slander」は「中傷」という意味です。「誹謗」という意味の「libel」という単語もありますが、「誹謗中傷」を一言で表す場合は「slander」だけでも意味は通じます。
ただし、「誹謗・中傷」のように四字熟語としてではなく二つの言葉として、それぞれの意味を明確に示したい場合は、「slander and libel」や「slander,libel」のように、二つの単語を並べて表現するといいかもしれませんね。
「誹謗中傷」の類義語
次に「誹謗中傷」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。
- 迷惑行為（めいわくこうい）
- 寸鉄殺人（すんてつさつじん）
「迷惑行為」は、「人に損害を与えたり、人を不快な気持にさせる行為のこと」です。具体的にどのような行為が「迷惑行為」となるかは、自治体や場所などによって様々ですが、「人を不快にさせる」という意味では、「誹謗中傷」も一種の「迷惑行為」と言えますね。
「寸鉄殺人」とは、「凄く短い刃でも人を殺めることができる」という意味から「ちょっとした言葉で他人の急所や弱点をつくこと」という意味で使われている言葉です。意味は少し違いますが、「言葉で人を傷つける」という部分では「誹謗中傷」と同じですね。
「誹謗中傷」の使い方
最後に「誹謗中傷」の使い方を紹介します。
【例文】
- 「匿名での誹謗中傷は卑怯である」
- 「ネット上で、誹謗中傷が相次いでいる」
- 「身に覚えのない誹謗中傷のせいで、彼は苦しんだ」
- 「やっと世間からの誹謗中傷が落ち着いてきた」
- 「誹謗中傷が後を絶たない」
「誹謗中傷」は、誰かが世間やネット上でバッシングを受けている際などに使われることが多い言葉です。
バッシングを受けている状況を、ニュースなどで「誹謗中傷が相次ぐ」「誹謗中傷が後を絶たない」などと表現する場合が多いですね。
当事者になった場合は、「誹謗中傷されている」「誹謗中傷する」といった言い方をします。
「誹謗中傷」される側のことを考える
最近はネットの普及により、ネット上で誰もが匿名で「誹謗中傷」することができます。しかし、その「誹謗中傷」の先には「誹謗中傷」を受けている誰かが必ずいることを忘れてはいけませんよね。
「誹謗中傷」が相次いだり過激化することによって、サイトが炎上することもしばしば。被る側のことも考えて、匿名での行き過ぎた「誹謗中傷」や面白半分での「誹謗中傷」は減らさないといけません。
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