「報恩謝徳」とは?座右の銘になる意味や語源、使い方の例文をご紹介!

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あなたはいつも「報恩謝徳」の気持ちを忘れずに持っていますか?

私はいつも忘れがちで、「報恩謝徳」とは正反対の心でいることが多々あります。

人間って、何でも当たり前に思ってしまい、ついつい「報恩謝徳」の気持ちを忘れてしまう生き物ですよね。しかし、「報恩謝徳」の気持ちはとても大切なものです。

私もこれからは「報恩謝徳」を心得て生きていきたいものです。ところで、「報恩謝徳」の意味ってご存知ですか?

この記事では「報恩謝徳」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

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「報恩謝徳」の意味と語源

 

「報恩謝徳」の意味

 

はじめに、「報恩謝徳」の意味についてご紹介したいと思います。

まずは読み方ですが、「報恩謝徳」は「ほうおんしゃとく」と読みます。

「報恩謝徳」とは「恩を受けたことに感謝し、報いようとすること」という意味です。

「感謝をして恩返しをすること」といったニュアンスですね。

 

筆者の独り言
「恩返し」というと何か大そうなことをしないとと思いがちですが、「感謝の意」の表し方は人それぞれ。

なので、物を上げたりご馳走したりなどのように形にすることだけでなく、傍にいるだけや話に耳を傾けるなどでも「感謝している人への恩返し」だと思います。
私はそんなことを思いながら恩返しをしています。

あなたの“今できること”を意識してするだけで、それが恩返しだと思います。

 

 

 

「報恩謝徳」の語源

 

次に、「報恩謝徳」の語源についてご紹介します。

「報恩謝徳」の語源は仏教にあると言われています。

仏教には「父母の恩」「国王の恩」「衆生の恩」「三宝の恩」をまとめた「四恩」と呼ばれるものがあり、これに感謝をすることを「四恩の教え」と呼んでいます。

そして、この「四恩の教え」が「報恩謝徳」の由来になったとも言われています。

続いて、「報恩謝徳」に使われている漢字の意味をご説明していきたいと思います。

まず、「報恩」とは「恩に報いること」という意味で、「恩返し」を表す言葉です。

そして「謝」には、「お礼を言う」「感謝する」「ありがたく思うことを伝える」という意味があり、「徳」には、「恵」や「恩恵」という意味があります。

ですので「報恩謝徳」は、「恩恵に対して感謝し恩返しすること」という意味になるんですね。

 

 

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「報恩謝徳」の英語表現と類義語

 

「報恩謝徳」の英語表現

 

続いて、「報恩謝徳」の英語表現をご紹介します。

  • Deep gratitude(報恩謝徳)

 

【例文】

  • Have a deep sense of gratitude.(報恩謝徳の心を持つ)
  • He express his deepest gratitude.(彼は報恩謝徳の意を示した)

 

「deep」は「深い」、「gratitude」は「感謝」という意味です。

ですので、「deep gratitude」は直訳で「深い感謝」となります。

例文のように「sense」を間に挟むことで「報恩謝徳の心」「報恩謝徳の念」とすることができたり、「deep」を最上級の「deepest」とすることで、深い感謝の気持ちを表すことができますので、場合に応じて使い分けてみてくださいね。

 

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「報恩謝徳」の類義語

 

「報恩謝徳」の類義語ご紹介していきます。

  • 報本反始(ほうほんはんし)
  • 卵翼之恩(らんよくのおん)

 

「報本反始」とは、「天地や先祖の恩恵に感謝して報いること」という意味です。

つまり、「天地や先祖という自分の存在の根本であるものに対して感謝をし、恩返しをする」ということですね。

感謝する相手こそ違いますが、「恩恵に感謝して報いること」という部分では「報恩謝徳」と全く同じです。

そして、「卵翼之恩」は「親鳥が自分の身体で温めて卵を孵化させ、自分の羽で覆って育てる様子」から、「幼少期から大事に育てられた親の恩」「両親が子供を大切に育てる恩」という意味で使われている言葉です。

親への感謝や深い愛情を表した言葉なので、少し意味は違いますが、「恩に対して感謝する」という部分では「報恩謝徳」と同じですね。

 

こちらも「感謝」を意味する四字熟語の類義語になります。

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「報恩謝徳」の使い方

 

最後に、「報恩謝徳」の使い方を紹介します。

【例文】

  1. 「報恩謝徳の気持ちを忘れずに。」
  2. 「誰にでも、報恩謝徳の心を持って接しましょう。」
  3. 「報恩謝徳の念が絶えません。」
  4. 「ご厚意に対し、報恩謝徳の思いです。」
  5. 「赤ちゃんの時から、大事に育ててくれた両親に対する報恩謝徳の気持ちを忘れない。」

 

「報恩謝徳」は、感謝を表す際に使われる言葉です。

「~のおかげで」という感謝気持ちを表す際などに使われる場合が多いですね。

使い方としては、例文のように「報恩謝徳の気持ち」「報恩謝徳の心」「報恩謝徳の念」などが一般的です。

「感謝している」「感謝を込めて恩返しする」などを言い換えた言葉だと考えると、使いやすいのではないでしょうか。

 

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まとめ:「報恩謝徳」と「報恩感謝」?

以上、「報恩謝徳」についてご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 ほうおんしゃとく
意味 恩を受けたことに感謝し、報いようとすること
語源 仏教にある「父母の恩」「国王の恩」「衆生の恩」「三宝の恩」を感謝をする「四恩の教え」が由来
英語表現 Deep gratitude(深い感謝)
類義語 ・報本反始(ほうほんはんし)
・卵翼之恩(らんよくのおん)

 

「報恩謝徳」を検索した時に必ず出てくるのが、「報恩感謝」という言葉です。

これは、「受けた恩に対して感謝すること」という意味で解釈されており、「報恩謝徳」と同じような使い方をされています。

「報恩感謝」という言葉も間違いではないですが、感謝の意を表す時に使うなら元々の「報恩謝徳」の方がいいのかもしれませんね。

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