「一騎当千」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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「彼こそ一騎当千の存在だ」なんて言われてみたいと思ったことはありませんか?

私は「一騎当千」からは程遠いのですが、いつか誰かに言われてみたいな…なんて密かに思っています。

とは言っても、実際には「一騎当千」と言われる人なんて中々いませんよね。

ところで、「一騎当千」の意味ってご存知ですか?

この記事では、「一騎当千」の意味と語源、英語表現と類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

 

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「一騎当千」の意味と語源

 

「一騎当千」の意味

 

はじめに、「一騎当千」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「一騎当千」は「いっきとうせん」と読みます。

「一騎当千」とは、「人並みに外れた能力や技術、経験や才能を持つ」という意味です。

つまり、「とてつもなく優れている人」や「特別素晴らしい人」を表す言葉ですね。

 

 

「一騎当千」の語源

 

次に、「一騎当千」の語源についてご紹介します。

「一騎当千」の語源は、中国の「北史」に出てくる「一人当千」という言葉にあります。

「一人当千」とは、「一人でも千人と同じくらいの力をもっている」という意味で、「とても強い力や勇気を持っている」ということを表す言葉です。

「一騎当千」は、この言葉を基にして造られたと言われています。

 

使われ始めたのは室町時代の頃なので、比較的新しい四字熟語ですが、語源は古くからある「一人当千」という言葉にあったんですね。

 

 

 

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「一騎当千」の英語表現と類義語

 

「一騎当千」の英語表現

 

続いて、「一騎当千」を英語表現をご紹介します。

  • Match for a thousand (一騎当千)

 

【例文】

  • Activities match for a thousand(一騎当千の働き)
  • He is mighty warrior(彼は、一騎当千の強者だ)

 

「match for」は、「~に匹敵する」という意味です。そして、「thousand」は数字の「千」を表します。

なので、「match for a thousand」は、「千に匹敵する」と直訳できますね。

また例文のように「強大な戦士」という意味の「mighty warrior」という英語で「一騎当千」を表現する場合もあります。

英語には、「一騎当千」という意味の単語はないので、「一騎当千」の意味に合いそうなものを自分で見つけてみるのもいいかもしれませんね。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

「一騎当千」の類義語

 

それでは、「一騎当千」の類義語をご紹介していきます。

  • 天下無双(てんかむそう)
  • 百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
  • 万夫不当(ばんぷふとう)

 

「天下無双」は、「世の中に並ぶ者がいないほど、すぐれている様子または人」という意味です。「一騎当千」の「人並みに外れた能力や技術」という部分が同じですね。

「百戦錬磨」は、「実際に何度も戦って鍛え上げられていること」「多くの経験を積んでいること」という意味です。「多くの経験を持つ」という部分が、「一騎当千」の意味にある「人並みに外れた経験をもつ」という部分と同じです。

「万夫不当」は、「多くの人が当たっても立ち向かっても敵わない」「誰にも勝てないほどの人並み外れた強い力がある」という意味です。意味は違いますが、人並みに外れた何かを持っているという部分で「一騎当千」と同じですね。

 

「天下無双」「百戦錬磨」については、こちらの記事に詳しく書いています。

 

「天下無双」の意味や使い方の例文5つをご紹介!こんな語源があった!?

 

「百戦錬磨」を英語で表現すると【ベテラン(Veteran)】ということ、ご存じでしたか?

「百戦錬磨」とは?意味や語源、正しい使い方の例文【座右の銘におすすめ】

 

 

 

「一騎当千」の使い方

 

最後に、「一騎当千」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「この子は、一騎当千の活躍をしてくれるだろう」
  2. 「あのチームは、一騎当千の強者ばかりだ」
  3. 「一騎当千の実力が欲しい」
  4. 「彼は一騎当千の存在だ」
  5. 「一騎当千の選手ばかりを集めた強豪校」

 

「一騎当千」は、「優れた人」を表す際に使われる言葉です。

特に、何かの戦力になってくれそうな人を表す際によく使われていますね。

 

「一騎当千」を使う際のポイント

例文のように「一騎当千の活躍」「一騎当千の強者」といった使い方をされることが多いです。

ただ、この二つを見るとスポーツ選手など、力や勝負事に強い人を表す言葉のように思えますが、実際には知識や経験の豊富さを表す言葉でもあるので、さまざまな「優れた人材」を表す言葉として使うことができます。

 

 

 

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まとめ:座右の銘になる「一騎当千」

 

以上、「一騎当千」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 いっきとうせん
意味 人並みに外れた能力や技術、経験や才能を持つ
語源 中国の「北史」に出てくる、「一人でも千人と同じくらいの力をもっている」という意味の「一人当千」が語源
英語表現 Match for a thousand (一騎当千)
類義語 ・天下無双(てんかむそう)
・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
・万夫不当(ばんぷふとう)

 

「一騎当千」、つまり「人並みに外れて優れている」というのは、多くの人が憧れることですよね。

なので、座右の銘としても人気となっています。

「一騎当千」を目標に頑張れば、いつか「一騎当千の戦力」などと言ってもらえる日もくるかもしれませんね。

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