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文明の発達が進んだ現代は、たくさんの商品で溢れかえっていますね。
そしてその様子を見て、「付加価値の必然性についてよく考えなければいけない…」なんて頭を悩ませている人をよく見ます。
商品開発だけでなく、サービス業などでも見ますね。
ではその「付加価値」とは、どういう意味なのでしょうか?
この記事では、「付加価値」の意味や語源、使い方や英語表現・類義語の例文をご紹介します。
「付加価値」の意味と語源
「付加価値」の意味
それでは、「付加価値」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「付加価値」は「ふかかち」と読みます。
「付加価値」は「生産過程で新たに加えられた価値」や「ある商品やサービスに付け加えられた、他にはない価値」という意味です。
もともとあったものに、さらに加えられた価値のことです。
「付加価値」の語源
続いて「付加価値」の語源をご紹介します。
「付加価値」という言葉を二語に分けて紐解いてみましょう。
まず「付加」とは「もとになる物に、更に付け加えること」という意味です。「添加」とも言います。
そして「価値」とは「そのものがどれくらい役に立つのかという度合い」という意味です。「値打ち」と言うと、とてもわかりやすいですね。
この二語を合わせて「付加価値」という言葉ができています。
「付加価値」の使い方
次に、「付加価値」の使い方を例文でご紹介します。
- 「今ではペットボトルのお茶なんて山ほどある。だからこそ、付加価値を大事にしなければいけないのだ。」
- 「この地域でカフェを開き、経営して行くには付加価値サービスを提供していかなければいけないと思います。」
- 「顧客のニーズに合わせ、付加価値となるサービスや環境を最初から頭に入れておかないと。」
- 「商品やサービスが増えれば増えるほど、付加価値というものが重要なポイントだということを改めて痛感するよ。」
- 「このお店の開業計画を立てていた時点で、付加価値を考慮してあえてこのリッチを選んだのである。」
「付加価値」という言葉は、「付加価値を~」「付加価値の~」と使うのが一般的ですね。
「他にはない価値」のことを言うので、マーケティング業界などでは頻繁に使われる言葉で、現在は日常会話ではあまり使う場面はありませんね。
しかし、これからの時代は多用される可能性が高いので、使い方に慣れておいて損はありません。
「付加価値」の類義語と英語表現
「付加価値」の類義語
それでは、「付加価値」の類義語をご紹介します。
- +α(プラスアルファ)
「+α」はよく耳にする言葉ですよね。
「+α」とはいくつかの意味があるのですが、「あるものや状態に何かを付加すること」という意味が「付加価値」と似ていますね。
「付加価値」の英語表現
最後に「付加価値」の英語表現をご紹介します。
- added value(付加価値)
【例文】
- a society where added value is regarded as important(付加価値が重視される世界)
- That design is nothing but added value(そのデザインは付加価値に過ぎない)
「added」は「add」の過去形で「(他のものに)加えた、追加した」という意味の単語です。そして「value」は「価値」という意味の単語です。
そのため「added value」は直訳すると「他のものに加えた価値」という意味になります。
「added value」は文法によっては「value added」となることもあるので、その都度しっかり確認しましょう。
まとめ
以上、「付加価値」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | ふかかち |
意味 | 生産過程で新たに加えられた価値。ある商品やサービスに付け加えられた、他にはない価値 |
語源 | 「付加」=「もとになるものにさらに付け加えること」、「価値」=「そのものがどれくらい役に立つのかという度合い、値打ち」 |
類義語 | +α |
英語表現 | added value(他のものに加えた価値) |
もので溢れる豊かな現代だからこそ大事な「付加価値」。
「付加価値」という言葉の意味を知り、「付加価値」について考えてみる機会になるとすてきですね。
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