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「人生とは長い旅である」「とか人生は大きな海原だ」などと、「人生行路」を説いた文言や書籍を一度は見たことや読んだことがあるのではないでしょうか。
医療や生活水準の向上によって今よりもずっと平均寿命が伸びたら、「人生行路」なんて言葉では表現できなくなってしまうときが来るのかもしれませんね
ところで、「人生行路」の意味をご存じでしょうか。
この記事では、「人生行路」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「人生行路」の意味と語源
「人生行路」の意味
最初に、「人生行路」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「人生行路」は「じんせいこうろ」と読みます。
「人生行路」とは、「人が生きていく道」という意味です。
つまり、人生そのものという意味です。長い旅路というわけですね。
「人生行路」の語源
次に、「人生行路」の語源をご紹介します。
「人生」と「行路」に分けてご紹介します。
「人生」は「人が生きていくこと。また人が生を受けている期間のこと」という意味です。「人生」はよく昔の歌人や哲学者の比喩の対象として捉えられていました。この「人生行路」に関しても同じことが言えます。
「行路」は「道を歩いていくこと。また世渡りすること。」という意味です。この「行路」という言葉は旅行や旅に関係する言葉です。長い旅路をてくてく歩いている人のイメージが浮かぶのではないでしょうか。
「人生行路」は、「人が生きていくこと、世渡りをすること」というのが直訳です。かの有名な織田信長が人間五十年なんて言いましたが、今後もっと八十年百年とどんどん伸びていくかもしれません。科学や技術の進歩が楽しみになる、そんな言葉ですよね。
「人生行路」の使い方
続いて、「人生行路」の使い方を例文でご紹介します。
- 「おばあちゃんがよく人生行路なんて言ってたなぁ。」
- 「長い長い人生行路の途中だ。そんなにくよくよするな。」
- 「人生行路ってよく聞くけど、まさに人生って長旅そのものだよね。」
- 「長く電車になってたり、長いトンネルの中にいたりする人生行路という言葉が浮かぶ。」
- 「人生行路なんて決まった表現を使えるような大人になりたい。」
「人生行路」は、人が生きる人生そのものを表しています。使い方としては、「~は人生行路だ」や「人生行路で~」という形で用いられます。
「人生行路」は、よく詩的な表現や情緒的な表現として用いられます。日常的な表現で用いるとキザな表現として用いられるので注意してください。
「人生行路」の類義語と英語表現
「人生行路」の類義語
それでは、「人生行路」の類義語をご紹介します。
- 人生羈旅(じんせいきりょ)
「人生羈旅」は「人生そのもの。一生のこと」という意味です。「人生行路」と似た意味を持つ言葉で、より人生=旅、長旅というニュアンスをより強く持つ言葉です。「羈旅」は「旅、長旅」という意味です。
「人生行路」の英語表現
最後に、「人生行路」の英語表現をご紹介します。
- Path of life(人生行路)
【例文】
- In path of life, don’t worry about it.(人生行路においてそんなこと気にするな。)
- My favorite word is “path of life”.(私の好きな言葉は、人生行路という言葉です。)
「path」は「道、道のり」、「life」は「人生」を意味しています。直訳すると「人生の道のり」となります。
他にも、縮めて「life」でも表現することができます。
まとめ
以上、「人生行路」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | じんせいこうろ |
意味 | 人が生きていく道 |
語源 | 「人生」=「人が生きていくこと。また人が生を受けている期間のこと」、「行路」=「道を歩いていくこと。また世渡りすること。」 |
類義語 | 人生羈旅(じんせいきりょ) |
英語表現 | path of life(人生の道のり) |
「人生行路は」は、より表現に幅を持たせたい人。語彙力を高めたい人にぜひ押さえていただきたい言葉です。しっかりおさえておきましょう。
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