Contents
この記事は、約6分で読むことができます。
たまに、子供達の「自由奔放」な姿が羨ましくなることはありませんか?
私は仕事柄、周りを気にし過ぎる性格なので「自由奔放」な生活を送ってみたいと思うことが多々あります。大人になればなるほど「自由奔放」な生き方から離れていってしまうので、余計に「自由奔放」が羨ましくなるのかもしれませんね。
ところで、「自由奔放」の意味は語ご存知ですか?
この記事では「自由奔放」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「自由奔放」の意味と語源
「自由奔放」の意味
はじめに、「自由奔放」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「自由奔放」は「じゆうほんぽう」と読みます。
「自由奔放」とは「他を気にすることなく自分の思うままに振る舞う様子」という意味です。
つまり、「自分の好きなように行動する」といった意味ですね。
「自由奔放」の語源
次に、「自由奔放」の語源についてご紹介します。
「自由」はもともと仏教語で、「自分に由る」という意味で使われていた言葉です。「由る」は「原因になる」「もとになる」という意味なので、「自分に由る」とは「自分を理由にする」「他者に支配されず自分に基づきなさい」という意味ですね。そして、そこから「他からの束縛や支配を受けず、自分の思いに従うこと」という意味で使われるようになりました。
続く「奔放」は「勢いがある」ということを表す言葉でしたが、これが転じて「世間の常識や周りを気にせず思いのまま振る舞うこと」という意味で使われている言葉です。
「自由」も「奔放」も、「周りを気にせず自分の思うままに」といった意味の言葉であることから、「自由奔放」は同じような意味の言葉を重ねて「他を気にすることなく自分の思うままに振る舞う様子」という意味を強調しているということが分かりますね。
「自由奔放」の英語表現と類義語
「自由奔放」の英語の表現
続いて「自由奔放」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。
- Free spirited(自由奔放)
【例文】
- She has free spirited personality.(彼女は自由奔放な性格だ)
- I want to live in free spirited.(自由奔放に生きたい)
「free」は「自由」「束縛がない」という意味で、「spirited」は「元気な」「活発な」という意味です。ですので、「free spirited」は直訳で「自由で元気な」となり、「自由奔放」である様子を表していることになりますね。性格を表す時など多くの場合では、この「free spirited」が使われますが、「自由奔放に振る舞う」といった意味で「free wheeling」という英文が使われる場合もあります。
どちらも「自由奔放」という意味で通じるものなので、前後の文章に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
「自由奔放」の類義語
次に「自由奔放」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。
- 直情径行(ちょくじょうけいこう)
- 奔放不羈(ほんぽうふき)
「直情径行」とは、「相手の気持ちや周りのことを考えず、自分の思うままに行動すること」という意味なので、「自由奔放」とほとんど同じ意味ですね。
次の「奔放不羈」とは、「束縛されることなく思うままに振る舞うこと」という意味です。「周りを気にしない」という意味はありませんが、「思うままに振る舞う」という部分が「自由奔放」と同じです。
「自由奔放」の使い方
最後に「自由奔放」の使い方を紹介します。
【例文】
- 「自由奔放に暮らしてみたい」
- 「彼は自由奔放な性格である」
- 「自由奔放に生きる」
- 「自由奔放な彼女に振り回される」
- 「自由奔放な発言は慎むべき」
「自由奔放」は、良い意味と悪い意味の両方で使われる言葉です。良い意味で使われる場合は「自分の好きなように」「のびのびと」、悪い意味では「ワガママ」「自分勝手」といった意味で使われることが多いですね。
基本的には「自由奔放に~」「自由奔放な~」といった言い方をされることが多く、その後には「生きる」「生活」「性格」などの言葉が続きます。
「自由奔放」は、文章によって意味が変わってくるので、注意して使うようにしましょう。
「自由奔放」な性格はマイナス?プラス?
「自由奔放」な性格と聞くと、「ワガママ」「常識が無い」「周りを気にしない」などをイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、裏を返せば「自分を持っている」「常識に囚われない」といった意味で捉えることもできます。
また、「個性的」「自分の人生を楽しんでいる」といった人も「自由奔放」と言うことができますね。
このように「自由奔放」な性格とは、自分の気持ちを大切に生きているということなので、決して悪いことだけではないことが分かります。
自分を大切にするためにも、たまにはワガママを言ったり泣いてみたり「自由奔放」に振る舞うことも必要なのかもしれませんね。
コメントを残す