「順風満帆」とは?意味や語源、使い方の例文!英語表現もご紹介!

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風が苦手という人もいるでしょう。強い風は息もできず目にゴミも入ることもあり、何か飛んでくる時もあります。自転車も漕げません。でも、良い風もあるんです。
それは自分の後ろから吹く追い風です。
追い風が来た時は舵をきるだけで良い方向へ運んでくれます。自転車もペダルに足を乗せなくて済みます。風を利用しているものに、帆掛け船があります。こちらも追い風の時はスイスイ前進しますよね。
追い風によってスイスイ進むことを「順風満帆」と言います。
この記事では、「順風満帆」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。

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「順風満帆」の意味と語源

「順風満帆」の意味

それでは「順風満帆」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「順風満帆」は「じゅんぷうまんぱん」と読みます。
「順風満帆」とは「追い風を受けて、物事が順調に進むこと」という意味です。
「帆」は普通「ほ」や「ぽ」と読みますが、「順風満帆」の場合は「ぱん」と読みます。

「順風満帆」の語源

続いて、「順風満帆」の語源をご紹介します。
「順風満帆」を2語に分けてご説明します。
「順風」とは「自分の進む方向、特に船の進む方向に吹く風、追い風」という意味で、順調に吹く風ということですね。反対の言葉だと「逆風」ということになります。
次に「満帆」ですが「帆をいっぱいに張ること、また、帆いっぱいに風をはらむこと」という意味です。
風がなければ立ち止まり、前にも後ろにも行けない。風が逆風であれば前に進む力が何倍も必要、追い風が吹けば前にどんどん進んで行ける「順風満帆」ということです。
「順風満帆」は、船で移動することを人生に例えた四字熟語なのです。
嵐が来ると転覆する恐れもあり、海賊に襲われることもある。昔の人が船で航海するということは、人生を送るように大変なことだったのです。

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「順風満帆」の英語表現と類義語

「順風満帆」の英語の表現

次に「順風満帆」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • smooth sailing(順風満帆)

【例文】

  • Work’s smooth sailing(仕事は順風満帆だ)
  • Smooth sailing of lives(順風満帆な生活を送る)

「smooth」は「なめらか、平」という意味で、「sailing」とは「帆走(はんそう)」という意味で舟が帆を張って進むことを言います。
「smooth sailing」とは「なめらかに、引っ掛かりなく舟が進む、出向する」ということです。「順風満帆」と同じで、人生を舟に例えた言葉として使われます。

「順風満帆」の類義語

「順風満帆」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 万事順調(ばんじじゅんちょう)
  • 一路順風(いちろじゅんぷう)

「万事順調」とは「物事の調子が全般的に良いこと」を表す言葉で、「順風満帆」は舟が順調に航海することを例えたものですが、「万事順調」はすべての物事が順調に進んでいることをストレートに表しています。
「一路順風」は「物事が順調に進むこと」という意味です。何かに例えている四字熟語ではありませんが、「追い風」を「順風」という言葉で使い追い風で順調に物事が進んでいるということを表しています。

 

「順風満帆」の使い方

最後に「順風満帆」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「振り返ってみれば、私の人生は順風満帆だった」
  2. 「順風満帆だったのに、急に立ち止まってしまった」
  3. 「サッカーの選手で順風満帆に見えた彼の人生は意外と苦労の連続だった」
  4. 「彼女は仕事も私生活も順風満帆で羨ましがられた」
  5. 「起業して3年目くらいから経営は順風満帆だ」

「順風満帆」は、良い風に乗り順調に進んでいることを表す場合に使用されます。
「順風満帆の(人生)」「(仕事が)順風満帆だ」などと使用されることが多いですね。

 

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風や波に乗りましょう

「順風満帆」は、舟が追い風で順調に進むことが語源です。
風は強かったり弱かったりと色々ですが、吹いてきた追い風にはしっかりと乗れば波にも乗れるので勢いをつけて乗れるでしょう。
その際、目的をはっきりしていれば方向転換もスムーズで、沈没も免れるでしょう。

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