「戮力協心」とは？意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

学生時代、部活動に必死に取り組んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も中学・高校では部活動一色で、全ての青春をそこに捧げていたと言っても過言ではありません。みんなで一つの目標に向かって戮力協心で頑張った時のことを、今でもよく思い出します。

さて、あなたはこの「戮力協心」という言葉の意味を理解しているでしょうか。

この記事では、「戮力協心」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語表現をご紹介します。

「戮力協心」の意味と語源

「戮力協心」の意味

最初に、「戮力協心」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「戮力協心」は「りくりょくきょうしん」と読みます。

「戮力協心」とは、「全員の力を結集し、協力して任務に当たること」という意味です。

社会人であれば事業、学生であれば部活や校内行事など、複数人で協力して物事に取り組む場面はよくありますよね。

「戮力協心」は、互いが心を一つにして協力し合うことを言います。

「戮力協心」の語源

続いて、「戮力協心」の語源をご紹介します。

「戮力協心」の使い方

次に、「戮力協心」の使い方を例文でご紹介します。

「戮力協心」は、全員が心を一つにし力を合わせることを指す言葉で、主に複数人で結成されている組織や団体などに使われることが多いです。

「戮力協心で作り上げる」「戮力協心が大事」などと使用されることが多いですね。

「戮力協心」の類義語と英語表現

「戮力協心」の類義語

「戮力協心」の類義語をご紹介します。

「一致団結」は、集団に属する人たちが一つの目標や目的に向けて協力し合いながら物事を進める様子を表す言葉です。複数人が一つになって協力しあう、という意味で「戮力協心」と同様の意味があります。

「上下一心」は、地位や身分などの上下にとらわれずに目的を果たすために団結することという意味を持つ言葉です。こちらも、複数人が一つになって団結するという部分で「戮力協心」と同様の意味があります。

「戮力同心」は、「戮力協心」の言い換えの言葉で、心を合わせて協力することという意味で、ほぼ「戮力協心」と同じ意味を持ちます。

「一致団結」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「一致団結」とは？本来の意味や由来、英語訳と類語【使い方の例文5つ】

こちらの「和衷協同」も「他者と心を一つにして作業する」という意味で、類義語になります。

「和衷協同」とは？意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

「戮力協心」の英語表現

最後に、「戮力協心」の英語表現をご紹介します。

【例文】

• Baseball is a sport of solidarity.（野球は戮力協心のスポーツです）
• The necessary dominance of a sense of group solidarity would preclude that.（集団の戮力協心が、それを妨げることにもなる）

「solodarity」は名詞で「戮力協心」、より簡潔にいうと「団結」といった意味があります。その他にも「Unity」という表現もあります。

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語３０選【英語勉強アプリもご紹介】

まとめ：「戮力協心」の心を忘れないこと

以上、「戮力協心」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

企業や部活などでもそうですが、組織に属する場合は「戮力協心」の心を忘れないようにしたいものです。

その気持ちがあるのとないのでは、長期間付き合っていく中で大きな差が生まれるでしょう。