「臨戦態勢」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

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国に仕える消防士や警察官の方々は、常に深刻な自然災害や深刻な事件や事故に備えて「臨戦態勢」でいますよね。

そういう方々には頭上がりません。実際、最近発生した地震被害に際して自衛隊や消防官の方々が災害派遣にいかれているというニュースを見た方もいるのではないでしょうか。

ところで「臨戦態勢」の意味をご存じでしょうか。

この記事では、「臨戦態勢」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。

 

 

 

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「臨戦態勢」の意味と語源

 

「臨戦態勢」の意味

 

最初に、「臨戦態勢」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「臨戦態勢」は「りんせんたいせい」と読みます。

「臨戦態勢」とは、「いつでも戦闘ができるよう準備が整った状態」という意味です。

 

つまり今すぐ戦闘が発生しても、すぐにそれに対応することができるような準備が整っているという意味です。

 

 

「臨戦態勢」の語源

 

次に、「臨戦態勢」の語源をご紹介します。

「臨戦」と「態勢」に分けてご紹介します。

「臨戦」は「戦闘に対応すること」という意味です。「臨」という字は「その場にいること、対応すること」という意味です。「臨海」や「臨機」という言葉もありますよね。

「態勢」は「物事に対して構えているさま」という意味です。「姿勢」と似たような意味を持つ言葉ですが、「姿勢」よりも形式ばったフォーマルな表現として用いられます。

「臨戦態勢」は「戦闘に対応することに対して構えているさま」というのが直訳になります。ニュースなどで「臨戦態勢」という言葉を見ると、緊迫した状況が目に浮かびますよね。「臨戦態勢」という言葉が報道されない世の中を祈るばかりです。

 

 

 

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「臨戦態勢」の使い方

 

続いて、「臨戦態勢」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「いつでも臨戦態勢でいる。右からでも左からでも、どこからでもかかってくるがいい。」
  2. 「うちの班は、いつでも臨戦態勢です。何なりとお申し付けください。」
  3. 「年間通して、うちの消防署は臨戦態勢だ。いつでも出動できる準備は整っているよ。」
  4. 「臨戦態勢でいることは結構だが、体調管理にもきちんと気を配るべきだ。」
  5. 「教授のどんな要望にも、いつでも応えられるよう臨戦態勢だ。あらゆることを調べに調べたよ。」

 

「臨戦態勢」は、いつでも戦闘に入ることができる準備が整った状態を表しています。使い方としては、「~は臨戦態勢だ」や「臨戦態勢で~」という形で用いられます。

「臨戦態勢」は原則として戦闘や戦争の場面で用いることができますが、俗語的な使い方で、「準備が整っている」という場面でも広く用いられます。

 

 

 

「臨戦態勢」の類義語と英語表現

 

「臨戦態勢」の類義語

 

それでは、「臨戦態勢」の類義語をご紹介します。

  • 戦闘態勢(せんとうたいせい)
  • 陣を張る(じんをはる)

 

「戦闘態勢」は「いつでも戦闘できる準部が整った状態」という意味です。「臨戦態勢」と似た意味を持つ言葉ですが、「戦闘態勢」は戦争や戦いの文脈以外では用いることができません。

「陣を張る」は「陣形を構え戦闘に備えること」という意味です。「臨戦態勢」と似た意味を持つ言葉ですが、「陣を張る」は「臨戦態勢」よりも古めかしい古語的な表現として用いられます。

 

「臨戦態勢」ができれば、「力戦奮闘」するのみですね!

「力戦奮闘」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

 

 

「臨戦態勢」の英語表現

 

最後に、「臨戦態勢」の英語表現をご紹介します。

  • Preparation for action(臨戦態勢)

 

【例文】

  • My team is always preparation for action. Put a yell.(私のチームは、いつも臨戦態勢だ。気合を入れろ。)
  • Our Self Defense Force is always preparation for action.(私の国の自衛隊は、常に臨戦態勢だ。)

 

「preparation」は「準備」、「action」は「行動、姿勢」を意味しています。直訳すると「行動に対する準備」となります。

他にも戦争や戦闘の文脈では「preparation for war」のほうがふさわしいでしょう。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

 

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まとめ:準備が整った時が「臨戦態勢」

 

以上、「臨戦態勢」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 りんせんたいせい
意味 いつでも戦闘ができるよう準備が整った状態
語源 「臨戦」=「戦闘に対応すること」、「態勢」=「物事に対して構えているさま」
類義語 ・戦闘態勢(せんとうたいせい)
・陣を張る(じんをはる)
英語表現 preparation for action(行動に対する準備)

 

「臨戦態勢」は、ニュースや新聞などでよく見かける言葉で準備が整っている場合に使うことができます。

意味と使い方を押さえて、是非活用してみて下さい。

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