「思慮分別」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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誰でも、小さい子供の頃に大人に叱られた記憶があると思います。

何か問題を起こしたときに「思慮分別のある大人になりなさい。」と、一度は親や先生に言われたことがあるのではないでしょうか。また、自分が叱る立場となって、子供に向けて言ったことがある人もいるでしょう。

ところで、「思慮分別」ってどんな意味なのかお解りですか?

子供に大人のイメージを教えさせたりするときに使われる言葉ですが、言う側の大人がしっかりと意味を理解しないで使ってしまってはいけません。

この記事では、「思慮分別」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

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「思慮分別」の意味と語源

「思慮分別」の意味

それでは、「思慮分別」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「思慮分別」は「しりょふんべつ」と読みます。

「思慮分別」とは、「物事に注意深く考えをめぐらし、判断すること。物事の道理をよく考え、深く思いを凝らして判断すること。」という意味です。

ちょっと難しい意味となっていますが、簡単に言うと「しっかりよく考えて判断すること。」ということです。

「思慮分別」の語源

続いて、「思慮分別」の語源をご紹介します。

「思慮分別」を二語に分けて紐解いていきます。

まず「思慮」は「注意深く心を働かせて考えること。また、その考え。」という意味で、しっかりと考え込むというニュアンスを持っています。

次に「分別」ですが、「「道理をよくわきまえていること。また、物事の善悪・損得などをよく考えること。」という意味です。

これら二つを合わせると、「道理をわきまえて、注意深く心を働かせて、物事の善悪・損得などをよく考えること。」となります。

ちなみに、「道理」とは、「物事の正しいすじみち。また、人として正しい道。」ということであり、「道理をわきまえて」というのは「人として正しい道を心得た上で」というような意味になっています。いつでも、人として正しい道を歩みたいものですよね。

 

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「思慮分別」の英語表現と類義語

「思慮分別」の英語表現

次に、「思慮分別」の英語表現をご紹介します。

  • discretion(思慮分別)

【例文】

  • Be adult with discretion(思慮分別のある大人になりなさい)
  • Act with discretion(思慮分別のある行動をしなさい)

「discretion」には、「思慮分別」の他にも「慎重、行動の自由、裁量、手加減」といった意味があります。

また、「discretion」以外にも、「a careful thought(注意深い考え)」「discreet and well-advised judgement(分別のある賢明な判断)」「wise and mature judgement(賢明で熟慮した判断)」など、似たような意味合いで表現されることもあります。

「賢明」や「分別のある」という意味を持つ単語は多く存在するので、うまく組み合わせることで表現できます。

「思慮分別」の類義語

「思慮分別」の類義語をご紹介します。

  • 熟慮断行(じゅくりょだんこう)
  • 聞き分け(ききわけ)

「熟慮断行」は「十分に考えた上で、思い切って実行すること」という意味です。

ただし、「思慮分別」は「しっかり考えた上で判断をすること」というニュアンスで、「熟慮断行」は「しっかり考えた上で実行すること」というニュアンスになっており、判断するのか実行するのかという違いがあります。

また、「聞き分け」は「人の言うことに納得してそれに従うこと。分別。」という意味で、大人なイメージがありますね。

 

「思慮分別」の使い方

最後に、「思慮分別」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「思慮分別のある大人になるために、責任ある言動を心掛けている」
  2. 「思慮分別なく、そんな発言をしてはいけない。」
  3. 「思慮分別に欠ける行動をとってはいけない。」
  4. 「そんなことをしていては、思慮分別のない人だと思われるよ。」
  5. 「君は、思慮分別のない言動を控えたほうが良いよ。」

「思慮分別」は大人が子供を叱る時に使うイメージがある言葉ですが、ビジネスの場面でも感情的にならずに進めたい場面などには使えますね。

「思慮分別」は「思慮分別の(ある、ない)」「思慮分別に欠ける」といった使われ方が多いですね。

また、「分別」という単語に影響され「物事を良いことなのか悪いことなのか分けること」という意味で使ってしまいがちので、「注意深く考えをめぐらせて判断すること」という意味で注意して使うようにしましょう。

 

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大人になるための「思慮分別」

大人と言えば、思慮分別のある人というイメージが多くの人に定着してきていると思います。

これは、日本人の「思いやりの心」を大切にする精神の表れだと思います。

私たち日本人は、子供の頃から思慮分別がないと大人になれないと言われ続けているため、そのおかげもあってか日本の文化や精神が保たれているのかもしれません。



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