「越権行為」とは？意味や語源、職場での使い方や例文【類義語と英語表現】

自分のやるべきことや、行使できる権限を越えてあれこれやったり指示を出したりする

「越権行為」を働く人は周りにいますでしょうか。

良心からやっている場合はなおのこと口に出して言うのがはばかられますよね。

ところで「越権行為」の意味をご存じでしょうか。

この記事では、「越権行為」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。

「越権行為」の意味と語源

「越権行為」の意味

最初に、「越権行為」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「越権行為」は「えっけんこうい」と読みます。

「越権行為」とは、「自分の権利を超えた行動のこと」という意味です。

つまり、自分自身が与えられている権利や能力を超えた、度が過ぎた行いや行動のことという意味です。

「越権行為」の語源

次に、「越権行為」の語源をご紹介します。

現代社会において「越権行為」は迷惑や出しゃばりと捉えられることが多いですが、自分のやるべきことや権利の外側のことまで気にかけるのですから非常に勇ましい、頼もしい言葉としても捉えられます。

「越権行為」の使い方

続いて、「越権行為」の使い方を例文でご紹介します。

「越権行為」は自分の持つ権利外のことを行うことを表しています。

使い方としては「越権行為で～」や「越権行為に～」という形位で用いられます。

「越権行為」の類義語と英語表現

「越権行為」の類義語

それでは、「越権行為」の類義語をご紹介します。

「越俎之罪」は「自分の職務を超え他者の権利を侵す罪」という意味です。「俎」は「まな板」という意味です。「越権行為」と似た意味を持ちますが、「越俎之罪」は犯罪なので用いる場面に注意してください。

「職権乱用」は「自分の持つ権利を超え悪用すること」という意味です。「越権行為」と似た意味を持ちますが、こちらも犯罪行為を指しているので用いる場面には注意してください。

「職権乱用」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「職権乱用」とは？意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

「越権行為」の英語表現

最後に、「越権行為」の英語表現をご紹介します。

【例文】

• The action that he does yesterday, is exceed his authority.（昨日彼がとった行動は、越権行為だ。）
• Pay attention to the action exceed one’s authority.（越権行為に注意を払うんだ。）

「exceed」は「～を超えた」、「one’s authority」は「～の権利」を意味しています。直訳すると「～の権利を超えた」となります。

他にも意訳ですが「傲慢」を意味する「arrogance」を用いて「arrogance of act」と表現することもできます。

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語３０選【英語勉強アプリもご紹介】

まとめ：度が過ぎない程度の「越権行為」で・・・

以上、「越権行為」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

「越権行為」は、ビジネスの場において用いられる言葉です。

是非、会社に勤めている人や社会に出ている人は度が過ぎないように、押さえておきましょう。