「手前味噌」の意味や語源とは?ビジネスでの使い方の例文や誤用に注意!

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私の母は最近お味噌を手作りするようになりました。我が家がお店でお味噌を買っているのを知り「手作り味噌分けてあげようか?」とたまに言われます。
ところで「味噌」と言えば四字熟語に「手前味噌」という言葉がありますがご存知でしょうか?
ビジネスの世界でたまに耳にするこの「手前味噌」ですが、あなたは耳にしたりもしくは使うことがありますか?
私は、この「手前味噌」を使う人は何となく恐縮しながら使っているというイメージがあります。実際の使うタイミングはどんな時なのでしょうか。
使い方や使うタイミングが解らないという方は、とても便利な言葉なのでこれを機会に是非覚えてみてください。
この記事では「手前味噌」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。

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「手前味噌」の意味と語源

「手前味噌」の意味

それでは「手前味噌」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「手前味噌」は「てまえみそ」と読みます。
「手前味噌」とは「自分で自分のことをほめること、自慢すること」という意味です。
文章の頭に「手前味噌」とつけると、「自慢します」と前振りすることになります。

「手前味噌」の語源

続いて「手前味噌」の語源をご紹介します。

昔から日本では味噌を家庭で作っていました。ですからその家庭によって味が違っていたのです。そしてその味噌を自慢しあっていました。
「うちの味噌食べてみてよ!」「かあちゃんの作ったみそは天下一品だ」などと。
自家製味噌を自慢することから「手前味噌」という言葉ができたのですが、この「手前」とは自分の前ということではなく、「自分の」という意味になります。ビジネスで「手前どもは~」などと使用されることがありますよね。これは「私どもは~」という意味です。
「味噌」は主に大豆を使って作った調味料のことですが「工夫した、趣向を凝らした」ということで使用する場合があります。
「手前味噌」は「自分の工夫したもの、こと」ということを表すことができます。
「味噌」は現代で「ポイント」という意味で使用されることもありますね。

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「手前味噌」の英語表現と類義語

「手前味噌」の英語の表現

次に「手前味噌」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Self-flattery(自賛)

【例文】

  • Say only that of self-flattery.(手前味噌のことばかり言う)
  • But is self-flattery our company of the product is the share of world number one.(手前味噌ですが我社の商品は世界ナンバーワンのシェアです)

「Self-flattery」は「Self(自己、自分で)」と「flattery(自賛)」という単語が合わさってできたものです。「自己満足」という意味もあります。

「手前味噌」の類義語

「手前味噌」と似た意味を持つ言葉をご紹介します。

  • 自画自賛(じがじさん)

「自画自賛」とは「自分の描いた絵を自分で褒めること、自分の行った行為を自分で褒めること」という意味です。「手前味噌」とかなり似た意味合いを持っています。

「自画自賛」の記事はこちらをどうぞ。

 

「手前味噌」の使い方

最後に「手前味噌」の正しい使い方と間違えた使い方を例文でご紹介します。

【正しい例文】

「手前味噌ですが、私の作ったカレーは、お店を出しても恥ずかしくないくらいのおいしさです」
「手前味噌のことですが、我社の建てた家は、オリジナルで個性があります」
「手前味噌で恐縮ですが、私どもの会社の商品は他社よりも歴史があり、研究者が熱心に研究してできた最高の品です」
「手前味噌になりますけど、うちの社員は皆、努力家が多いんだ」

「手前味噌」は、自分や身内のことはもちろん自分のいる会社や商品を自慢する場合に使用することで嫌味なく聞こえます。

【誤りの例文】

「あなたの手前味噌な話は聞きたくない」
「手前味噌だが、あの店のカレーはどこよりもおいしい」
「あなたの会社は手前味噌ばかりだ」

【誤りの例文】のように「手前味噌」を他人のことで使用したりしません。あくまで自分側の自慢のことを言います。そして、相手の自慢を「手前味噌だ」と言うのは「自慢している」と批判することになるので気を付けましょう。

 

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文章の初めに付けるのが効果的

自慢されるのって、なんだか気分は良くないですよね。気にしなければ良いだけですけどね。
あなたも誰かに、自信のある自作の何かを自慢したくなる時がありますよね。
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