「外柔内剛」の意味や使い方とは?読み方や英語・類義語【例文あり】

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あなたは、周りの人から初対面の時どのような人に見られがちですか?

人はまず、見た目から中身の性格を想像しますよね。見かけと同じ性格の人もいれば全く正反対の人もいます。

初めて会った人を一見物静かな人なのかなと思って接していたら、意外と全然違う性格の人だと判って後でびっくりすることがありますよね。

そのような人のことを表す言葉に、「外柔内剛」という四字熟語があります。

「外柔内剛」という言葉はあまり見慣れないかもしれませんし、本やニュースで目にしても意味がよく解らないので使ったことがないという方も多いと思います。

この記事では「外柔内剛」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文を詳しくご紹介していきます。

 

 

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「外柔内剛」の意味と語源

 

「外柔内剛」の意味

 

最初に、「外柔内剛」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「外柔内剛」は「がいじゅうないごう」と読みます。

「外柔内剛」は、「外見は柔らかそうな性格だが心の中はしっかりしていること」という意味です。

見た目と中身の性格が違う人ということですね。

 

「外柔内剛」の語源

 

続いて、「外柔内剛」の語源をご紹介します。

「外柔内剛」を二語に分けて解説していきます。

「外柔」という言葉は、「外見は大人しい」「柔らかでもろく壊れやすくて弱々しく見える」ことで、「柔」は「穏やかなこと」「おとなしいこと」を言い表しています。

一方、「内剛」という言葉は「中身が強く固いこと」「芯がしっかりしていること」で、「剛」は意志などが強固なことを表しています。

二つの語を合わせることで内と外、柔らかいと固いという対比が表せる四字熟語になります。

 

また「内剛外柔」と二つの語を逆にした言葉もありますが、「外柔内剛」と同じ意味を持っています。

 

 

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「外柔内剛」の英語表現と類義語

 

「外柔内剛」の英語表現

 

次に、「外柔内剛」の英語表現をご紹介します。

  • gentle in appearance but tough in spirit(外柔内剛)

 

【例文】

  • Being gentle in appearance, but study in spirit.(一見穏やかだが内面を分析する)
  • a man who is gentle in appearance but tough in spirit. (外見は優しいが精神は厳しい人)

 

直訳で「外柔内剛」という表現はありませんが、英語でも同じ意味の言葉があります。

「外柔内剛」を表す時は、「gentle(穏やか)」という語と「in spirit(精神)」という語が多く使われています。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

「外柔内剛」の類義語

 

それでは、「外柔内剛」の類義語をご紹介します。

  • 外寛内深(がいかんないしん)
  • 内剛外柔(ないごうがいじゅう)
  • 外円内方(がいえんないほう)

 

「外寛内深」は、「外柔内剛」とは少しニュアンスが異なり「外見が寛大でおおらかに見えるが内面は無慈悲、無情だ」という意味です。

「内剛外柔」は、「外柔内剛」を入れ替えただけで意味は同じですね。

 

こちらの四字熟語も「外柔内剛」の類義語になるので、ご紹介します。

  • 「質実剛健」=「見た目の飾り気がなくまじめで、心身ともに健康でたくましいさま」

「質実剛健」とは?意味・由来・読み方や使い方の例文【英語&類語】

  • 「人面獣心」=「恩や情けを鑑みることなく、成すべきことを成す人」

「人面獣心」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

 

 

「外柔内剛」の使い方

 

では、最後に「外柔内剛」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「外柔内剛だと言われるけれど、自分では内面も物腰柔らかだと思うので理由がよくわからない」
  2. 「あなたと初めて会った時の印象は物腰の柔らかい人だと思ったけれど、付き合ううちに外柔内剛な人だったことがわかった」
  3. 「彼は頼りないと思っていたけれど、外柔内剛な人でトラブルの時助けてくれた。」
  4. 「普段はパッとしない父だけれど、実は外柔内剛な人なので周りからびっくりされる」
  5. 「女性が一人でお店を切り盛りしていくなら、外柔内剛な性格じゃなければやっていけない」
  6. 「うちの旦那は外柔内剛だと思っていたけれど、内面も柔らかくて意思が弱い人だった」
  7. 「彼女の魅力は、外柔内剛なところだから頼りがいがある」

 

この「外柔内剛」という言葉は、良い意味で使われることが多いことがわかりますね。

例文からもわかるように、「~だが、外柔内剛な〇〇」という風にギャップを表現する時に使いましょう。

 

 

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まとめ:「外柔内剛」はギャップの言葉

以上、「外柔内剛」について、ご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 がいじゅうないごう
意味 外見は柔らかそうな性格だが心の中はしっかりしていること
語源 ・「外柔」=「外見は大人しい」「柔らかでもろく壊れやすくて弱々しく見える」
・「内剛」=「中身が強く固いこと」「芯がしっかりしていること」
英語表現 gentle in appearance but tough in spirit(見た目は優しいが精神はタフ)
類義語 ・外寛内深(がいかんないしん)
・内剛外柔(ないごうがいじゅう)
・外円内方(がいえんないほう)

 

「外柔内剛」の意味から例文までご紹介してきましたが、この言葉は見た目と中身のギャップがあるときに使われる言葉です。

弱く頼りないけれど、いざという時は意外と芯はしっかりして助けてくれたり、良い意味で使われることが多いですね。

このような人は面白みがあり魅力的に見えるので、モテる人かもしれませんね。

こんな人になれるように、明日から「外柔内剛」を目指してみてはいかがでしょうか。

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