Contents
この記事は、約5分で読むことができます。
近頃は、「働き方改革」という言葉も一般的に定着してきたようですね。
数十年前のように残業は毎日当たり前、休日出勤や、週休1日の会社も少なくありませんでした。
私も休みなしで働いたり、朝から深夜一時過ぎまで働いていたりしたこともありました。
そのように働いても以前は「頑張ってるな~」と上司は感心したかもしれませんが、今は休息をとってこそ、良い仕事ができるという考え方に変わってきています。
すでに「不眠不休」の働き方の時代は終わっているのです。
この記事では「不眠不休」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「不眠不休」の意味と語源
「不眠不休」の意味
それでは「不眠不休」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「不眠不休」は「ふみんふきゅう」と読みます。
「不眠不休」とは「一睡もせず、一休みもしないでいる」という意味です。
睡眠を取らず、休みも取っていないのではないのかと思うほど、物事に一生懸命取り組んでいる時に使用されますね。
「不眠不休」の語源
続いて「不眠不休」の語源をご紹介します。
「不眠不休」を二つの言葉に分けて、ご説明していきましょう。
まずは「不眠」です。
「不眠」は「一睡もしない」ということです。
「不」は打消しの言葉。「眠」は目を閉じて「ねむる」ということです。「不眠」は「眠らない」ということになります。
次に「不休」ですが、こちらの「不」も打消しの言葉です。
「休」は「やすむ」「やすめる」ということです。
「不休」は「休まない」ということになります。二つも打消しの言葉「不」が入っており、打消しや否定を強調しています。
何か物事行っている時」、ただ単に「寝てないし、休んでいない」というより、「不眠不休」と言う方が、一生懸命集中して行っているように聞こえますね。
「不眠不休」の英語表現と類義語
「不眠不休」の英語表現
次に「不眠不休」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- night and day(昼も夜も)
- insomnia(不眠)
【例文】
- We worked hard night and day(僕らは不眠不休で働いた)
- I was forced to work insomnia(不眠不休の作業を強いられた)
「night and day」は「day and night」といって「昼と夜」が逆になっても同じ意味で使用できます。
「insomnia」は眠れない、「不眠症」という意味で使用されることが多いですが、「眠らずに」という使用もできます。
「不眠不休」の類義語
「不眠不休」の類義語をご紹介します。
- 昼夜兼行(ちゅうやけんこう)
「昼夜兼行」とは「昼も夜も休まずに進む」「昼夜関係なく物事を続ける」ということです。
こちらも休息を取らず行動をし続ける点で「不眠不休」によく似ている言葉ですね。
「昼夜兼行」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
「不眠不休」の使い方の例文
最後に「不眠不休」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「僕らは、不眠不休でここまで頑張ってきたんだ」
- 「母は、私たち兄弟の為に不眠不休で仕事や家事をしてきた」
- 「不眠不休の作業員の方たちに、頭が下がる思いです」
- 「不眠不休で頑張る彼らは、使命感で溢れている」
- 「不眠不休の作業は毎日続き、疲労が半端じゃない」
「不眠不休」は、寝ている場合ではないくらい切迫した状況が伝わる言葉ですね。
「不眠不休で(頑張る)」「不眠不休の(作業)」などと使用されることが多いです。
一生懸命さを出す「不眠不休」
「不眠不休」は「眠らず休まず物事を一生懸命行う」ということでした。
実際には多少の睡眠や休息は取っているかもしれませんが、「不眠不休」という言葉を使用することで、切羽詰まった状況が伝わってきます。
「一生懸命行動を起こしています」と言う場合には「不眠不休で」と使用すると大変さが相手に伝わるのではないでしょうか。
しかし、頻繁に使用していては、わざとらしさが出ますので、気を付けてくださいね。
コメントを残す