「意気消沈」とは?意味や語源、使い方の例文をご紹介【英語・類義語】

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先日、近所のショッピングモールのバーゲンがあり気合を入れて欲しい商品を手に入れようと向かいましたが、時すでにおそし。

気合を入れていただけにかなり気持ちが沈んでしまい、足取り重く帰ってしまいました。

周囲にはそれくらいことでも、当人にとっては気持ちが大きかっただけに達成できなかった時の反動は大きいですよね。

この記事では、「意気消沈」の意味や語源、英語・類義語表記や例文を用いた使い方をご紹介していきます。

 

 

 

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「意気消沈」の意味と語源

 

「意気消沈」の意味

 

最初に、「意気消沈」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「意気消沈」は「いきしょうちん」と読みます。

「意気」「消沈」の二つの熟語で読むと簡単ですね。

「意気消沈」とは、「元気がなく、がっかりしている様子」という意味です。

誰でも気持ちが落ち込むことがありますよね。気持ちが沈み、消えそうな様子を表現した四字熟語が「意気消沈」です。

 

 

「意気消沈」の語源

 

続いて、「意気消沈」の語源を見ていきます。

  • 「意気」・・・「何かをしようとする気持ち」という意味
  • 「消沈」・・・「消え失せる、気持ちが萎える」という意味

 

「意」とは「意識」「意志」などにも使われるように人間の「気持ち」をいう表現をした感じです。

その気持ちや意気込みが「消沈」という「消え失せる」という意味の熟語を合わせることで「気持ちが落ち込む」「気持ちが落ちる」という意味の四字熟語になって使われるようになりました。

 

 

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「意気消沈」の英語表現と類義語

 

 

「意気消沈」の英語表現

 

次に、「意気消沈」の英語表現をご紹介します。

  • depression(意気消沈)
  • lose heart(意気消沈)
  • downcast(意気消沈)

【例文】

  • He come back with downcast.(彼は意気消沈して帰ってきた。)

 

「downcast」とは、「うつむいた、伏し目がちな」という意味の英語になります。

気持ちが落ち込んでいる時、顔を上にあげることはないですよね。

うつむき加減で自信のない様子を表現した英語を使うことで「意気消沈」の英語になります。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

「意気消沈」の類義語

 

それでは、「意気消沈」の類義語をご紹介します。

  • 意気阻喪(いきそそう)
  • 戦意喪失(せんいそうしつ)
  • 失望落胆(しつぼうらくたん)

 

「意気阻喪」は「意気消沈」と同じく気持ちを落とす意味の四字熟語です。

「戦意喪失」は「戦う意欲をなくす」という意味から、戦闘能力がなくなる意味で類義語と言えますね。

「失望落胆」は「希望をなくす」という意味からも気持ちが落ちてしまう意味として類義語になります。

 

「戦意喪失」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「戦意喪失」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

 

 

 

「意気消沈」の使い方

 

最後に、「意気消沈」の使い方を例文で見ていきましょう。

【例文】

  1. 「彼女は彼の消極的な考えに、意気消沈した。」
  2. 「きっと許してもらえると彼は直談判したが、全く効果がなく意気消沈した。」
  3. 「テストのヤマが全部外れて、意気消沈した。」
  4. 「診察後、医師の話を聞いて母は意気消沈した。」
  5. 「意気消沈している時間があるなら、できることをやり遂げよう。」

 

「意気消沈」とは、人間の持つ感情を表現した四字熟語です。

「意気消沈した」「意気消沈している」など、現在や過去の落ち込んでいる気持ちを表現する時に使われるのが例文からもわかります。

 

 

 

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まとめ:「意気消沈」は生きているからこそ

 

以上、「意気消沈」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方 いきしょうちん
意味 元気がなく、がっかりしている様子
語源 「意気」=「何かをしようとする気持ち」
「消沈」=「消え失せる、気持ちが萎える」
英語表現 ・depression(うつ)
・lose heart(心を失う)
・downcast(愁い:うれい)
類義語 ・意気阻喪(いきそそう)
・戦意喪失(せんいそうしつ)
・失望落胆(しつぼうらくたん)

 

ここまで「意気消沈」について解説してきました。

生きているということは、様々なことに出くわします。

それは嬉しいことや楽しいことばかりでなく、むしろ辛いことや悲しいことの方が多いかもしれません。

しかし「意気消沈」しても人間は強くできています。乗り越える力を持っています。

それでも感情として「意気消沈」という四字熟語はどちらかといえば、あまり使いたくない言葉かもしれませんね。

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