「自由自在」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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先日、マジックショーを見る機会がありました。

トランプから動物まで自分の思うように操るマジシャンに、子どもだけではなく大人たちも夢中になりました。

どんなものでも自分の思い通りに動かせたり、形に変えたりできるのは楽しいのは間違いないですが、そこまでたどり着くにはかなりの努力が必要と感じたショーでした。

そんな「自由自在」に何かを操れる力を持っている人には、尊敬・憧れの眼差しが多いですね。

この記事では、「自由自在」の意味と語源、英語表現と類義語、使い方の例文をご紹介していきます。

 

 

 

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「自由自在」の意味と語源

 

「自由自在」の意味

 

最初に、「自由自在」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「自由自在」は「じゆうじざい」と読みます。

「自由自在」とは、「思いのままにするさま」という意味です。

「自由」にどんなこともできるということは、集団社会に生きるものとしてある意味、憧れの言葉ではないでしょうか。

束縛などから逃れ、自分の思いのままの言動を行うことを「自由自在」ということもあります。

 

 

「自由自在」の語源

 

続いて、「自由自在」の語源をご紹介します。

 

「自由自在」を二語に分けて、解説していきます。

  • 「自由」・・・「拘束などを受けずに自分の意のままである」という意味
  • 「自在」・・・「思い通りに振舞う」という意味

 

「自由」という言葉は、古代中国の仏教用語で「勝手気まま、好き勝手」という意味で使われていました。

しかし、現代の「勝手きまま」とは少しニュアンスが違っていて、「他人の言うことに惑わされることなく自らをよりどころとする」という教えのもとに自分をしっかり持つことの大切さを説いたのです。

それに、「自在」という言葉を合わせて「思いのままにするさま」という意味の四字熟語になりました。

 

 

 

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「自由自在」の英語表現と類義語

 

 

「自由自在」の英語表現

 

次に、「自由自在」の英語表現をご紹介します。

  • free(自由自在)
  • freely(自由自在)
  • with perfect freedom(自由自在)

 

【例文】

  • She speaks English freely.(彼女は、自由自在に英語を話します。)

 

「free」は「自由」という意味の英語なので、シンプルに表現することができます。

「freely」は「自由に」という形容詞になるので、上記のような英語の文章には適していますね。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

「自由自在」の類義語

 

それでは、「自由自在」の類義語をご紹介します。

  • 縦横無尽(じゅおうむじん)
  • 緩急自在(かんきゅうじざい)
  • 変幻自在(へんげんじざい)

 

「縦横無尽」とは「思いのままに振る舞うこと。思う存分」という意味です。「縦横」は「たてにもよこにも」という意味から、「自由自在」同様に「あちこちに動くこと」を意味する類義語です。

「緩急自在」とは、「状況などに応じて早くしたり遅くしたり、緩めたり厳しくしたりと思うままに操れるさま。」という意味です。こちらは球技によく使われる言葉ですが、『思うままに操れる』という部分が「自由自在」に似ています。

「変幻自在」とは「現れたり消えたり、変化することが自由にできること」という意味です。「思ったままに変化出来ること」を表した言葉ですね。前半は意味が違いますが、『自分の意志で自由にできる』という部分で「自由自在」の類義語と言えます。

 

「縦横無尽」「緩急自在」「変幻自在」については、こちらの記事に詳しく書いています。

 

「縦横無尽」とは?意味と使い方の例文、英語&四字熟語の類語をご紹介

 

「緩急自在」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

 

「変幻自在」とは?意味と語源、使い方の例文をご紹介【英語・類義語】

 

 

 

「自由自在」の使い方

 

最後に、「自由自在」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼は、自転車を自由自在に操ることが出来る。」
  2. 「自由自在に動けない人の為に、この商品が開発された。」
  3. 「彼女は、三ヶ国語を自由自在に使いこなせる。」
  4. 「自由自在な発想で、この場の空気が落ち着いた。」
  5. 「彼は、自由自在にパソコン操作が出来るエンジニアだ。」

 

「自由自在」は、誰かではなく自分の意志で操れるという時に使います。

「自由自在に」「自由自在な」といった名詞の前につけることで、「思い通りに物事をすすめていく」ことが表現できます。

 

 

 

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まとめ:本来の意味とは違う「自由自在」

 

以上、「自由自在」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 じゆうじざい
意味 思いのままにするさま
語源 「自由」=「拘束などを受けずに自分の意のままである」
「自在」=「思い通りに振舞う」
古代中国の仏教用語で「勝手気まま、好き勝手」という意味で使われていた「自由」=「他人の言うことに惑わされることなく自らをよりどころとする」という教えが由来
英語表現 ・free(自由)
・freely(自由に)
・with perfect freedom(完全な自由で)
類義語 ・縦横無尽(じゅおうむじん)
・緩急自在(かんきゅうじざい)
・変幻自在(へんげんじざい)

 

古代では、「自由」というものは自分の考えや思いすら表に出せなかった中で、自分を見失うことなく人生を歩むことの大切さを説いたこと言葉でした。

現代では「自由」は当たり前のようになっている場所が多くなり、「勝手気まま」という少し悪印象な四字熟語にとらわれることもあります。

しかし、本来の「自由自在」という意味に込められた言葉を理解すれば、また四字熟語の面白さに触れることが出来ますね。

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2 件のコメント

  • 自由自在とは、自分自身のあらゆる事を、自分で決める事なんですね。社会的関係性の許す範囲の限りですが、可能性を広く大きく捉えて、自らの意志で己の場所を決める。こんな感じでしょうかね。

    • 遅くなりました。
      コメントありがとうございます。
      そうですね、いただいたコメントのニュアンスで良いと思います。
      記事にもあるように「他人に惑わされず、ご自分の意志で物事を進めていくこと」が本来の“自由”ということなんでしょうね。

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