「変幻自在」とは?意味と語源、使い方の例文をご紹介【英語・類義語】

この記事は、約6分で読むことができます。

「変幻自在」の力が欲しいなんて思ったことがある人は、意外と多いのではないでしょうか?

私は子供の頃に「透明人間」に憧れたことがあったのですが、これも一種の「変幻自在」ですよね。

さすがに大人になると「変幻自在」に憧れることはなくなったのですが、クラゲのように周りによって「変幻自在」に色が変わるものなんかは今でも大好きです。

ところで、「変幻自在」の意味ってご存知ですか?

この記事では「変幻自在」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。

スポンサードサーチ

「変幻自在」の意味と語源

「変幻自在」の意味

はじめに、「変幻自在」の意味についてご紹介したいと思います。

まずは読み方ですが、「変幻自在」は「へんげんじざい」と読みます。

「変幻自在」とは「現れたり消えたり、変化することが自由にできること」という意味です。

つまり、「思ったままに変化出来ること」を表した言葉ですね。

「変幻自在」の語源

次に、「変幻自在」の語源についてご紹介します。

「変幻」とは、「現れたり消えたりすること」という意味です。

「幻」は「実在しないものが実際あるように見えること」、つまり「まぼろし」という意味で使われることが多いですが、「変化する」「変わる」という意味もあります。

続く「自在」は、もともと仏教語で「煩悩の束縛から解放されて自由にできる能力」という意味でしたが、それが徐々に「思いのまま」「思う通りにする」という意味で使われるようになりました。

また、「変幻自在」という言葉は、始めは景色の移り変わりを表す言葉として使われおり、それが人の動きを表す言葉に変わっていきました。

現代では「変幻自在」を景色に対して使うことはほとんどないので、もとは景色の変化を表す言葉だったというのには驚きですね。

スポンサードサーチ

「変幻自在」の英語表現と類義語

「変幻自在」の英語の表現

続いて「変幻自在」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。

  • Protean(変幻自在)
  • Phantasmagoric(変幻自在)

【例文】

  • Nature is protean(自然は変幻自在である)
  • Phantasmagoric of ghost(変幻自在のおばけ)

「Protean」は「変幻自在な」「いろいろな形に変わる」という意味です。

そして、「Phantasmagoric」には「変幻自在の」「次々と変わる」という意味があります。

どちらも「変幻自在」を表す単語なので、「変幻自在な~」「変幻自在の~」といった文章の時に使うことができます。

他にも「絶え間なく変化する」の「ever changing」や、「自由に変化する」の「change freely」などで「変幻自在」を表現することもできますので、文章に合わせて単語を選ぶといいかもしれませんね。

「変幻自在」の類義語

次に「変幻自在」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。

  • 千変万化(せんぺんばんか)
  • 二転三転(にてんさんてん)

「千変万化」とは、「さまざまなに変化すること」「つぎつぎと変わること」という意味で、「二転三転」とは、「状況や考えなどが何度も変わること」という意味です。

どちらも意味は違いますが、「何かが変わる」という意味では「変幻自在」と同じですね。

「千変万化」「二転三転」の記事は、こちらをご覧ください。

「千変万化」の意味をわかりやすく解説!使い方の例文【類語・英語表現】

「二転三転」の意味や使い方の例文!英語や類義語表現、ビジネスでの注意点をご紹介

 

「変幻自在」の使い方の例文

最後に、「変幻自在」の使い方を紹介します。

【例文】

  1. 「変幻自在に形を変えることができる」
  2. 「あの妖怪は、変幻自在の力を持っている」
  3. 「ボールを変幻自在に扱うことができる」
  4. 「変幻自在の動きは、予想ができない」
  5. 「色々な役を変幻自在に演じることができる」

「変幻自在」は、「変幻自在に~」「変幻自在な~」といった使い方をします。

「変幻自在の動き」「変幻自在の力」などといった言い方をされることが多いです。

「変幻自在」は褒め言葉として使われることもあります。

その時は、「変幻自在に演じることができる」「変幻自在に操ることができる」など、「変幻自在に~できる」といった言い方をされることが多いですね。

 

スポンサードサーチ

「変幻自在」と言えば「ふろしき」

最近では使われることも少なくなった「ふろしき」ですが、かつてはどんな形の物でも「変幻自在」に包めるということで大人気だったんです。

今はバックが主流ですが、「ふろしき」はバックの代わりとしても使えていたというから驚きです。

若い世代の方には馴染みのない「ふろしき」ですが、「ふろしき」こそ正に「変幻自在」なのではないでしょうか。

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください