「器用貧乏」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

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あなたは、「君ってなんというか、器用貧乏だよね」と言われたことはありますか?

「器用貧乏だよね」と面と向かって言われると、褒め言葉のつもりなのかそれとも違う意味なのか…と、ちょっとモヤモヤしてしまいますよね。

「器用貧乏」って、本当はどんな意味なんでしょうか?どのような使い方をすればいいのでしょうか?

この記事では、「器用貧乏」の意味や語源、使い方の例文、英語表記や類義語の例文をご紹介します。

 

 

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「器用貧乏」の意味と語源

 

「器用貧乏」の意味

 

最初に、「器用貧乏」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「器用貧乏」は「きようびんぼう」と読みます。

 

「器用貧乏」は、「器用であるがゆえに何でも一応はそつなくこなすため、いろいろなものに手を出してしまい、結局どれも中途半端になって大成しないこと」という意味です。

どんなことでも手を出してみたら意外とこなしてしまうけど、一つの事に集中したり極めたりすることはできないことを言っていますね。

 

 

「器用貧乏」の語源

 

続いて、「器用貧乏」の語源を紹介します。

「器用貧乏」という言葉を二語に分けて、見ていきましょう。

まず「器用」とは「物事、特に細かい作業をうまくやってのけること」という意味もあるのですが、ここでは「要領がよいこと」という意味の方が当てはまります。

次に「貧乏」とは「財産や収入が少なく生活が苦しいこと」という意味です。しかしここでは、それが転じて「なにもないこと」というニュアンスの方が当てはまるでしょう。

「要領がよいこと」という「器用」と、それなのに「なにもない」という「貧乏」の二語が合わさって「器用貧乏」という言葉になっています。

 

 

 

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「器用貧乏」の使い方

 

次に、「器用貧乏」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「器用貧乏なことも良いことだけど、どうせなら人生の中で何か一つのことを極めてみたいものだ。」
  2. 「彼はだいたいのことはなんでもこなしてしまうのだが、自分のことを器用貧乏なんだと言って謙遜している。」
  3. 「私は器用貧乏なので、表舞台で何かを成し遂げるよりも縁の下の力持ちとしてみんなのサポートに回ろうと考えています。」
  4. 「器用貧乏だって、見方を変えれば立派な長所じゃないか。」
  5. 「彼はどうやら器用貧乏なのか、全てのテストで平均以上を取っているけれど一位を取っているところは見たことがない。」

 

「器用貧乏」という言葉は、「器用貧乏なので~」や「器用貧乏だから~」と使うことが多いです。

 

相手と自分への使い方

またこの言葉は、他人に対して使うと「なんでもできてすごい!」というポジティブな言葉ではなく、「なんでもできるけど何も秀でたものはないよね…」というネガティヴな言葉で伝わることも多いです。

しかし、逆に自分に対して使うと「なんでもこなせちゃうんだ!」という自慢の様に聞こえてしまうこともあります。

このように、言った方と聞いた方では解釈の違いが生じやすいので、自分がどのようなニュアンスで言っているのか補足をつけられるといいですね。

 

 

 

「器用貧乏」の類義語と英表現

 

「器用貧乏」の類義語

 

それでは、「器用貧乏」の類義語をご紹介します。

  • 鼯鼠五技(ごそごぎ)
  • 多芸は無芸(たげいはむげい)

 

鼠五技」とは「様々な技能を持っているけど、極めている技能が無いこと」という意味の言葉です。「器用貧乏」と同じ意味で使える言葉ですね。

「多芸は無芸」は「芸の多い人は一芸を極めてることはなく、どこをとっても優れていない」という意味の言葉です。こちらも「器用貧乏」と同じ意味で使うことができますね。

 

 

「器用貧乏」の英語表現

 

最後に、「器用貧乏」の英語表現を紹介します。

  • Jack of all trades and master of none(器用貧乏)

 

【例文】

  • the character of being a jack of all trades and master of none(器用貧乏であること)
  • He is a jack of all trades and master of none.(彼は器用貧乏だ。)

 

「Jack of all trades and master of none」は、直訳では「何でも屋のジャックは何をやっても中途半端」という意味です。

「Jack(ジャック)」とは特定の誰かの表しているのではなく、「男」と言った意味で使われています。

ちょっとおもしろい文章ですが、これは褒め言葉としては使われていないので、十分に注意しましょう。

 

 

 

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まとめ:単なる短所ではない「器用貧乏」

 

以上、「器用貧乏」について、ご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 きようびんぼう
意味 器用であるがゆえになんでも一応はそつなくこなすため、いろいろなものに手を出してしまい、結局どれも中途半端になって大成しないこと
語源 「器用」=「要領がよいこと」、「貧乏」=「財産や収入が少なく生活が苦しいこと」転じて「なにもない」
類義語 ・鼯鼠五技(ごそごぎ)
・多芸は無芸(たげいはむげい)
英語表現 Jack of all trades and master of none(何でも屋のジャックは何をやっても中途半端)

 

「器用貧乏」というのは、決してただの短所ではありません。むしろ、自分のできることを最大限駆使すれば、何か大きな事が成し遂げられるかもしれませんね。

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