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大勢での旅行の夜や飲み会など、何となくの場繋ぎや盛り上げのためにゲームが始まることがあります。
誰でも簡単に参加できて道具も使わないゲームに「古今東西」というものがありますが、ご存知でしょうか?
俗にいう「山手線ゲーム」と同じルールです。
老若男女問わず成績や運動能力にも左右されない、このゲームが私は好きです。
では、この「古今東西」は四字熟語であることもご存知でしょうか?
この記事では、「古今東西」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「古今東西」の意味と語源
「古今東西」の意味
最初に、「古今東西」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「古今東西」は「ここんとうざい」と読みます。
「古今東西」とは、「昔から今まで、東から西あらゆるところ、いつでもどこでも」という意味です。
東から西だけではなく、「北から南のあちこち」ということでもあります。
「古今東西」の語源
次に、「古今東西」の語源をご紹介します。
まず「古今」は、「昔から今まで、いつでも」の意味で「こきん」と読まれることもあります。
代表的なのは、平安時代の和歌集「古今和歌集(こきんわかしゅう)」ですね。
「古今」は「古い昔の時代から今の時代まで」ということを意味します。
次に、「東西」は「方角の東から西まで、あらゆる場所で」という意味と「東洋と西洋、関東と関西、東側諸国と西側諸国」などの意味があります。
同じ方角を表現する「南北」という言葉よりも、「あちこち」という表現に使用されています。
「古今東西」は、「今も昔も、あっちも、こっちも、誰もかれも」という意味で使用されてきました。
ちなみに、「古今東西」という名前の「ひとつのテーマを決めて合致している単語を順番に言い、思いつかなくなった人が負け」というゲームがあります。
これは「ひとつのテーマの中で今も昔も、どこでもテーマに当てはまるものがあれば回答する」というゲームです。
「古今東西」の使い方
続いて、「古今東西」の使い方を例文でご紹介します。
- 「古今東西、猫は昔から魚が好きだと言われてきた」
- 「宿題をしたくないのは、古今東西どこの学生も一緒である」
- 「あなたのように聡明な人は、古今東西出会ったことがない」
- 「古今東西、悪人は捕まると相場は決まっている」
- 「古今東西探し回っても、こんな面白い人間はいないだろう」
「古今東西」は、色々探してやっと出会えた物事、人に対して使います。
「古今東西~」と使い、「~の」や「~は」などと付けて使用することは少ないです。
「古今東西」の類義語と英語表現
「古今東西」の類義語
それでは、「古今東西」の類義語をご紹介します。
- 往古来今(おうこらいこん)
- 古往今来(こおうこんらい)
「往古来今」は「昔から今になるまで、またはその時間の流れ」という意味です。
「古往今来」は「昔から今まで」という意味です。
これら二つの四字熟語は時間の流れのことを表していますが、「古今東西」は「昔も今も」と昔も今も同じだということを表しています。
「古今東西」の英語表現
最後に、「古今東西」の英語表現をご紹介します。
- all ages and countries(古今東西)
【例文】
- The history of all ages and countries(古今東西の歴史)
- It is not was all ages and countries(古今東西、出会ったことがない)
「all ages」というのは「すべての年齢」という意味で、「countries」は「国」ということです。
すべての年齢と国と直訳されますが、これは年齢と国だけに限定されず、色々な年代(世代、時代)や国(世界、場所)いうことを表しています。
まとめ
以上、「古今東西」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | ここんとうざい |
意味 | 昔から今まで、東から西あらゆるところ、いつでもどこでも |
語源 | 「古今」=「古い昔の時代から今の時代まで」、「東西」=「方角の東から西まで、あらゆる場所で」 |
類義語 | 往古来今(おうこらいこん)、古往今来(こおうこんらい) |
英語表現 | all ages and countries(古今東西) |
「古今東西」は「いつでも、どこでも、あちこちで」という意味です。
昔から変わっているものはたくさんありますが、昔から変わらない物もたくさんあります。
「古今東西」昔から変わらないことがあるのは素晴らしいことです。
「古今東西、昔から変わらない物」とゲームが始まったら沢山答えが出そうですね。
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