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あなたは「喧嘩するほど仲がいい」という言葉をきいたことがありますか?
友達・仲間・兄弟姉妹・親子・夫婦など喧嘩の対象は様々ですが、口喧嘩の大半は途中から本質の外れたものになり、気づけば原因がわからなくなっていたりすることもありますね。ふと我に返ると何に対して怒っていたのか、わからくなっていたりする自分自身がいます。
この記事では、「枝葉末節」という四字熟語の意味や英語・類義語や例文による使い方をご紹介していきます。
「枝葉末節」の意味は?語源は?
この「枝葉末節」は「しようまっせつ」と読みます。
枝や葉という草木を用いた熟語には「山川草木」や「草木萌動」にもありますが、古代より自然と相反する事柄が多いのがわかりますね。
「枝葉末節」の意味は?
「枝葉末節」とは、「本質から離れたささいな部分」という意味です。
中心にある事柄に対して離れたとこをにある、つまらない事柄を表現した熟語になります。
「枝葉末節」の語源は?
次に「枝葉末節」の語源について見ていきましょう。
- 「枝葉」・・・木の枝や葉の部分
- 「末節」・・・木の端にある節
「枝葉」と「末節」のどちらも木の幹に比べると、重要なものではないとされているところから、些細なことをたとえた言葉になります。生い茂るのを防止したり、栄養を分散させないように枝や節を定期的に伐採していく風景を見たことがありますが、古代にもそのような風景があり、人はその風景に、「枝葉末節」という言葉を見出したのでしょう。
いつの時代も変わらない景色があることが熟語から読み取れますね。
「枝葉末節」を英語・類義語で表現してみよう。
それでは次に「枝葉末節」を英語・類義語で表現すると、どのようなものになるのかご紹介していきます。
「枝葉末節」の英語表記
「枝葉末節」を英語で表現すると、以下のようになります。
- details
- miniscule inpoetance
【例文】
- get hung up on mior detalis(枝葉末節にこだわる)
「Datalis」は本来「詳細や全体的」という意味ですが、ここでは「mior(深刻ではない)」「incidental(偶発的な)」などの単語と合わせるとこで、「深刻ではない些細なこと」という意味を持つ「枝葉末節」を表現することが出来ます。
「枝葉末節」の類義語
また「枝葉末節」の類義語にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 瑣末
- 他愛もない
- 取るに足らない
- 問題外
- 木を見て森を見ず
「枝葉末節」に似た意味の言葉は、上記のような表現になります。「木を見て森を見ず」のように自然の視野の広さに例えた表現は、より伝わりやすくなっていますね。
「枝葉末端」の使い方
それでは「枝葉末端」の使い方の例文を用いてご紹介していきます。
【例文】
- 「彼の言っていることは枝葉末端なこともあるが、基本的なところはしっかりとしているので、口を挟む必要はない。」
- 「二人の言い争いはいつの間にか、枝葉末端にすぎない話となっていた。」
- 「彼女は、枝葉末端にこだわって逆に肝心なところができていない。」
- 「枝葉末端に突っ込むとは、揚げ足をとっているようなものだ」
- 「この文面から枝葉末端な部分を除けば、より読みやすくなるでしょう。」
細かい部分や本質から離れていることを言い続けられると、ついイライラしてしまいますよね。そんな時「枝葉末端なことを言わないで!」と出てくる人はあまりいないかもしれませんが、意味や使い方を覚えておくことで会話の幅が広がっていくでしょう。
「本質から外れる」という意味では以下の四字熟語もありますね。
目で見て感じる言葉の深さ
ここまで「枝葉末端」について解説してきました。
都合の悪い話になると、話題を変えたくなり本来とは違う話をします。
また、自分の思いを伝えたいがゆえに、本来の話にあれこれ付加要素を付け加え、逆に相手にわかりづらく伝わってしまったりします。
古代の人が、討論の場において少し休憩をした際に、大木の幹からたくさん枝分かれをして葉がたくさん付いている風景を見てまるで今の自分の置かれた現状だと、この「枝葉末端」を言葉にしたのかもしれない、と想像したら、言葉とは体全体で感じて出来上がるロマンあるものですね。
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