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私達は様々な場面で「取捨選択」をしながら生きています。「人生は『取捨選択』の連続」なんて言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
「取捨選択」によって人生が変わるという話も聞いたことがあるので、できれば「取捨選択」を間違わないよう慎重に人生を歩みたいものです。
ところで、「取捨選択」の意味をご存知ですか?
この記事では「取捨選択」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「取捨選択」の意味と語源
「取捨選択」の意味
はじめに、「取捨選択」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「取捨選択」は「しゅしゃせんたく」と読みます。
「取捨選択」とは「いらないものや悪いものは捨て、いるものや良いものはとっておく」という意味です。
つまり、「必要なものと不要なものに分けて、不要なものだけ切り捨てる」ということですね。
「取捨選択」の語源
次に、「取捨選択」の語源についてご紹介します。
最初の「取」という漢字には、「とる」「手に入れる」「つかみとる」という意味があります。続く「捨」には、「捨てる」という意味があります。なので、「取捨」という言葉は、「取ることと捨てること」「取って用いることと捨てて用いないこと」という意味になります。そして「選択」は、「多くのものの中から必要なもの、いいものを選ぶ」という意味があります。
つまり、「取捨選択」という言葉は、「多くのものの中から取るものと捨てるものを選ぶ」という意味からできたということなんですね。
「取捨選択」の英語表現と類義語
「取捨選択」の英語の表現
続いて「取捨選択」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。
- Selection(取捨選択)
- Choice(取捨選択)
【例文】
- Selected information(取捨選択された情報)
- I have made a choice(取捨選択して決めた)
「Selection」には「選択」「選抜」などの意味があり、主に「選び抜く」という意味で使われています。同じく「Choice」も「選択」という意味です。どちらも「選ぶ」という意味があるため、「取捨選択」の意味で使うことができます。
ビジネスシーンでは、「拾い上げる」の意味である「pick up」が「取捨選択」として使われる場合もあります。このように、「取捨選択」は、「選ぶ」の意味を持ついろいろな単語で表現することができるので、文章や場面に合ったものを選びながら使うといいかもしれませんね。
「取捨選択」の類義語
次に「取捨選択」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。
- 二者択一(にしゃたくいつ)
- 優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)
「二者択一」とは、「二つのうちのどちらか一つを選ぶこと」という意味です。「取捨選択」も「取る」か「捨てる」のどちらかを選ぶことなので、「二者択一」と言い換えることもできますね。「優勝劣敗」は、「強いものや有利なものが生き残り、弱いものや劣ったものが負ける」という意味です。意味は違いますが、「生き残る」方を「取っておく」、「負ける」方を「捨てる」とすると、「優勝劣敗」は「取捨選択」の結果を表した言葉とも考えられますね。
「取捨選択」の使い方
最後に「取捨選択」の使い方を紹介します。
【例文】
- 「取捨選択が難しい」
- 「取捨選択して、荷物をまとめておく」
- 「取捨選択に迷い、時間だけが過ぎる」
- 「情報を取捨選択しなければならない時代」
- 「取捨選択を繰り返した結果」
「取捨選択」は、一般的には、整理整頓する時や複数のものを少数に絞る時などに使われることが多いです。ビジネスシーンでは、必要な情報だけが欲しい時などに「情報の取捨選択」といった言い方をされる場合もあります。例文のように、「取捨選択する」「取捨選択に迷う」「取捨選択を繰り返す」といった言い方をされることが多いですね。
「断捨離」には不可欠なステップ
最近流行っている「断捨離」ってご存知ですか?「断捨離」とは、「物への執着を捨て、不要な物を減らすこと」です。物が減って部屋も気持ちもスッキリする!ということで、若い世代を中心に主婦などの間でも人気となっているんです。
「断捨離」には「取捨選択」が欠かせないので、「断捨離」に憧れている人はまず「取捨選択」を上手にできるようになると良いかもしれませんね。
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