「天変地異」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

この記事は、約6分で読むことができます。

昨今では世界中で「天変地異」が次々と起こっていますね。

平和で安全だと思っていた日本でも近年は「天変地異」が相次ぎ、各地で被害や不安が広がっています。

「天変地異」は予測が難しいので、急に起こることも少なくありません。

私達は日頃から「天変地異」に備えた生活をした方がいいのかもしれませんね。

ところで、「天変地異」って何のことだかご存知ですか?

この記事では、「天変地異」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。

 

スポンサードサーチ

「天変地異」の意味と語源

「天変地異」の意味

はじめに、「天変地異」の意味についてご紹介したいと思います。

まずは読み方ですが、「天変地異」は「てんぺんちい」と読みます。

「天変地異」とは、「天地間に起こる異変」という意味です。

つまり、「洪水」「台風」「地震」などの「自然界に起きる異変」を表す言葉ですね。

「天変地異」の語源

次に、「天変地異」の語源についてご紹介します。

「天変」とは、「天に起こる異変」を表す言葉です。
「天」は「空」という意味で、「変」は「変化」という意味もありますが、ここでは「急に起こる異常事態」を意味します。
具体的に言うと、「天に起こる異変」とは「暴風」「日食」などのことですね。

「地異」とは、「地上に起こる異変」を表す言葉です。
「地」は「地上」や「大地」、「異」は「普通と違うこと」「異常」という意味です。
つまり、「地上に起こる異常」ということで「地震」「噴火」などを表す言葉ですね。

これらを繋げた「天変地異」は「天と地の異常」、つまり「天地間の異変全て」を表す言葉となっています。

 

スポンサードサーチ

「天変地異」の使い方

続いて、「天変地異」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「日本も天変地異が相次いでいて、本当に怖いね」
  2. 「街は、一瞬にして天変地異に見舞われた」
  3. 「こんなに環境問題が起こるようでは、天変地異が起こるかもしれない」
  4. 「今年は、天変地異が多い一年だった」
  5. 「天気予報士でも、天変地異の予測は難しい」

「天変地異」は、「災害」を表す言葉として使われます。

「天変地異が起こる」「天変地異の前触れ」「天変地異による被害」など、様々な使い方ができる言葉です。

抽象的な表現

一つの災害を示す場合は「地震」「台風」などの固有名詞で表現される場合が多いですが、ニュースなどでいくつかの災害をまとめた表現をする時などには「天変地異」を使われることが多いですね。

 

「天変地異」の類義語と英語表現

「天変地異」の類義語

それでは、「天変地異」の類義語をご紹介します。

  • 天災地変(てんさいちへん)
  • 自然災害(しぜんさいがい)

「天災地変」とは、「自然界に起こる様々な災い」という意味です。
この災いの中には「地震」「洪水」「台風」「雷雨」なども含まれているため、「天変地異」とほとんど同じ意味となっています。

「自然災害」とは、「異常な自然現象によって起こる社会的、人為的、経済的な被害」のことです。
「被害」という部分は違いますが、「異常な自然現象が起こる」という部分が「天変地異」と同じですね。

「天変地異」の英語表現

最後に、「天変地異」の英語表現をご紹介します。

  • Nature disasters(天変地異)
  • Convulsion of nature(天変地異)

【例文】

  • Damage of nature disasters(天変地異による被害)
  • Continue convulsion of nature(天変地異が続く)

「Convulsion of nature」は「自然の激動」、「Nature disasters」は「自然災害」という意味です。「convulsion」は「変動」「激動」、「disasters」は「災害」「異変」という意味で、「nature」は「自然」という意味です。

例文に使われている「Damage」は「被害」、「Continue」は「続く」という意味があります。「Convulsion」は「痙攣(けいれん)」や「大変動」という意味もあるため、主に「地震」など、物理的に何かが動くものを示す場合に使われることが多い単語ですね。

 

スポンサードサーチ

まとめ

以上、「天変地異」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方 てんぺんちい
意味 天地間に起こる異変
語源 「天変」=「天に起こる異変」、「地異」=「地上に起こる異変」
類義語 ・天災地変(てんさいちへん)
・自然災害(しぜんさいがい)
英語表現 ・Nature disasters(自然災害)
・Convulsion of nature(自然のけいれん)

「天変地異」が示す「自然の異変」には、語源のところでご紹介した「暴風」「月食」「地震」「噴火」以外にもたくさんのものがあります。

例えば、私達の身近で起こっている「天変地異」では「雷」「豪雨」などですね。他には「津波」「台風」などもあります。最近話題となっている「温暖化」も一種の「天変地異」なのかもしれませんね。

私達の力ではどうにもできない「自然災害」こそが、まさに「天変地異」と言えるのではないでしょうか。

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください