「油断大敵」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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「最後まで気を抜いてはダメだ!」と分かってはいるけど、ついつい気が抜けちゃうこともあるのが人間ですよね。

学生時代の私は「油断大敵!」と思いつつも、テスト期間終盤になると「うーん、まあ、もう大丈夫だろう。」と油断して、最後まできっちり勉強せず。その結果、苦手科目の試験で悪い点を取ったことが、何度あることか…。

さて、この「油断大敵」という四字熟語、とても馴染み深いですよね。でも、意味は知っているけれど、語源や由来などの言葉にまつわる情報は知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「油断大敵」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

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「油断大敵」の意味と語源

「油断大敵」の意味

それでは、「油断大敵」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「油断大敵」は「ゆだんたいてき」と読みます。

「油断大敵」とは「気を抜く、注意を怠ると大きな失敗に繋がる。だから、十分に気をつけるべきだ」という意味です。

言い換えれば、「(どんなに物事が順調に進んでいても)最後まで注意深くすること」という意味ですね。

「油断大敵」の語源

続いて、「油断大敵」の語源をご紹介します。

「油断」と「大敵」の二語に分けて、解説していきます。

まず、「油断」とは「気を緩めること」や「注意を怠ること」を意味します。たかをくくって過信している状態など、注意を欠いた状態を表す言葉です。

そして、この「油断」という言葉にはいくつか諸説がありますが、今回は2つご紹介します。

一つは、日本の古語にある「寛(ゆた)に」という言葉が語源という説です。「寛に」は、「ゆったりと心が落ち着いている、のんびりしたさま」を意味します。これが転じて、「ゆったりのんびりし過ぎて注意を怠ったが故に、良くないことが起こる」ことを「油断」と言うようになったという説です。

もう一つは、 仏教の経典『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』にある逸話が語源となっている説です。

インドの王様が自分の家臣へ「油がいっぱいに入った鉢を持って繁華街を歩くこと」を命じました。そして、「その鉢の中から油が一滴でもこぼれたら処刑する」と告げたそうです。家臣は、鉢の中いっぱいに入った油を一滴たりともこぼさないように歩く注意をしました。このことが転じて、「注意を怠ると命取りになる」の意味で「油断大敵」の語源とされています。

次に「大敵」とは、「強い敵」や「大勢の敵」を意味します。このことから、「手強い敵」つまり「油断できない敵」と解釈できますね。

この二語が合わさって「油断大敵」となります。

「気を緩めることや、注意を怠ること」は「大きな失敗」に繋がるので、「気を緩めず、十分に注意すること」という意味の四字熟語になりました。

 

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「油断大敵」の英語表現と類義語

「油断大敵」の英語表現

「油断大敵」とは、英語表現で以下のように言います。

  • Security is the greatest enemy(油断大敵)
  • Don’t be so careless(油断大敵)

【例文】

  • Security is the greatest enemy. I have to try harder for next test.  (油断大敵。次のテストのためにもっと勉強しよう。)
  • Don’t be so careless. We keep on making an effort. (油断大敵。僕たちは努力を続けよう。)

「security」は「守り」、「enemy」は「敵」という意味です。つまり、「安心は最大の敵」ということから「油断大敵」の意味になります。

「careless」で「注意を欠く」という意味です。「keep on -ing」は「~することを続ける」という表現です。

「油断大敵」の類義語

「油断大敵」の類義語を紹介します。

  • 油断強敵(ゆだんごうてき、ゆだんきょうてき)
  • 伏寇在側(ふくこうざいそく)

「油断強敵」は「油断大敵」の言い換えの言葉ですね。

「伏寇在側」は、「身の周りの注意を怠ることなく、自分の言動や行動に気をつけること」という意味です。「伏寇」とは「潜んでいる盗賊」、「在則」は「近くにいること」を表します。つまり、「盗賊(敵)は、すぐ近くに潜んでいる」ということから、

これらは「注意を怠ることなく、十分に気をつける」を意味する四字熟語です。

これらの四字熟語は「油断大敵」と同様に、気が緩みそうになったり注意を欠いたりしそうな時、戒めの言葉として使うことが適切です。

 

「油断大敵」の使い方の例文

では、最後に「油断大敵」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「油断大敵!格下のチームだけど、全力で挑もう!」
  2. 「楽勝だと思っていたテストが、かなり難しかった。まさに油断大敵とはこのことだなあ。」
  3. 「いつも自信満々な彼は、周りから『油断大敵だぞ。』と忠告されても、全くおかまいなしだ。」
  4. 「油断大敵と言うし、もう少し準備に時間をかけておこう。」
  5. 「順調に体重が減ってきた。でも、油断大敵!気を引き締めて継続しよう。」

「油断大敵」は、「気を抜く、注意を怠ることがないよう、十分気をつける」という意味の四字熟語です。

「油断大敵だ!」など、他人や自分を戒める時に使うことが適切です。

また、「油断大敵とはこのこと。(もっと~しておけば良かった。)」のように、油断していて物事が終わった後に後悔の気持ちを表すこともできます。

 

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どんな時も「油断大敵」

上手くいっている時や調子がいい時は、ついつい気が緩んで注意を怠ってしまいがちです。「これくらい大丈夫かな」など、ふと気を緩めたくなることだってあるのが人間でしょう。

けれども、上手くいっている時もそうでない時も、「油断大敵」です。

上手く事が運んでいる時ほど、小さな気の緩みが大きな失敗を招くこともあります。このことを念頭に置いておくだけで、最小限の失敗に留めることができるのではないでしょうか。

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