「生々流転」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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自分では何も変わっていないと感じても、周りの環境は常日頃から成長していき絶えず変化していきますよね。特に仕事においては、少し現場を離れて戻った時に環境の変化に戸惑うこともあります。

そんな時に、「この世は生々流転であるから、移りゆく環境に対応出来るような自分になりたい」と奮起する人は素敵だなと思いますし憧れますよね。

さて、この「生々流転」とはどういう意味なのか、あなたはご存知でしょうか?

この記事では、「生々流転」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

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「生々流転」の意味と語源

「生々流転」の意味

それでは、「生々流転」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「生々流転」は「せいせいるてん」または「しょうじょうるてん」と読みます。

一般的には「せいせいるてん」の方がよく使われています。

「生々流転」とは、「全てのものは絶えずして生まれては死に、形を変えて変化し移り変わっていくこと」という意味です。

「生々流転」の語源

続いて、「生々流転」の語源をご紹介します。

「生々流転」は「生々」と「流転」の二つの言葉によって成り立っています。

まず、「生々」は「生まれては死に、また生まれることを繰り返す」という意味です。

次に「流転」は「物事が止まることなく移り変わっていくこと」という意味です。仏教の世界では六道と言われる天上や地獄といった世界の間を巡るという意味合いがあります。

仏教の死生観を表現している言葉でもあり、命ある全ての物はこの世での命が尽きても永遠に移り変わっていくことを表しています。命が巡り巡ってまた生まれ変わるという考えです。

また、本や絵画のタイトルなどに使われることも多く、大正12年に描かれた横山大観の作品にもあります。自然や人を水の一生に例えた作品であり、命の繋がりを表す言葉として使われてきた事が分かります。

 

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「生々流転」の英語表現と類義語

「生々流転」の英語表現

次に、「生々流転」の英語表現をご紹介します。

意味合いを表すと、下記のどちらかで表現する事が多いようです。

  • All things are in flux
  • All things are constantly changing

【例文】

  • All things are in a state of flux (万物は流転する)
  • to be in a state of constant flux (万物が絶えず生じ変化する)

「flux」は「流転」を表しています。流動や絶え間ない変化といった意味があります。

「All things are in flux」は「万物は流転する」という直訳になります。

「All things are constantly changing」は「全ての物は止まる事なく変わる続ける」という直訳になります。「constant」と「flux」を合わせて使用すると「生々流転」の意味合いになります。

「生々流転」の類義語

「生々流転」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 生々世々(しょうじょうぜぜ)
  • 生死流転(しょうじるてん)
  • 流転輪廻(るてんりんね)

「生々世々」とは、「生まれ変わりを何度も経験するこの世のこと」という意味です。「生々」という同じ言葉がついているため、意味は似ています。

「生死流転」とは、「生死を繰り返す」という意味で、「生々流転」と似た意味があり、悟りを得る事が出来ない人は六道を次々と巡ると考えられていました。

「流転輪廻」とは、「人が生死を繰り返し、世界を迷いながら巡りさまようこと」という意味です。

 

「生々流転」の使い方の例文

最後に、「生々流転」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「命あるものは成長し、やがて終わりを迎えるが、全てのものは生々流転する」
  2. 「この世は生々流転を続けている」
  3. 「物事は生々流転し、一箇所に留まることはない」
  4. 「伝統は現代から後世へと引き継がれていく、まさに生々流転の世界にある」
  5. 「例え生々流転と言えども、私の気持ちは永遠に変わることはない」

「生々流転」は全てのものにおいて、常に成長し変化していく、移り行く事柄に使用される場合が多いです。

「この世は生々流転である(と言い切る。また、その後に、だから自分はこう思うなど意見を述べる時にも使用出来ます)」、「生々流転する社会において(自分はこう行動したいなど)」と日常よりもビジネスで使用する機会の方が多いです。

 

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成長と変化し続ける「生々流転」

この世にある全てのものにおいて、何も変わらないということは人であれ物であれ無いかと思います。

次から次へと生まれ変わり時間と共に移り変わっていくことに対して使われる言葉のため、人の気持ちに当てはめて、自分の気持ちは変わらないという場面で使うと素敵な言葉になりますね。

日常で使う頻度は低いかもしれませんが、この機会に「生々流転」の意味を覚えておきましょう。

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